2007年12月の写真。今回は国土交通省所管の独立行政法人“都市再生機構”の管理する給水塔の壁面の利用状況を視察してきた。場所はJR京葉線の南船橋駅前で、給水エリアは若松2丁目団地である。京葉線の高架線を走る電車からよく見える給水塔なのに、壁面にはごらんのとおりの団地カラーの地味な塗装がほどこされているだけで、すこぶる貧寒としたおもむきであった。ほとんど目立たないものながら、塔頂部にカモらしき鳥のイラストが描かれているのは、近くに谷津干潟があるからなのか。接近してみよう。
ビール会社や清涼飲料水会社、あるいはペッパー・ソース会社といった、ボトル系の企業に壁面を売り込むという発想は都市再生機構にはないのだろうか。これだけの壁面である。もったいないではないか。カモらしき鳥のイラストが申しわけ程度に描かれているという現状を見るかぎり、やはり都市再生機構は民営化したほうがいいという結論に至らざるをえない。とちぎ県民ではないとはいえ、ここはヨッシーくんに一票投じたいところだ。