2007年5月の写真。この物件の階段は八本脚の内側を起点とし、途中で壁を突き抜けて外側に出て(
“古戸 0001” の写真参照)、さらに水槽部分の外壁に沿って塔頂部に至るというたいへんなもので、もちろんそんじょそこらにあるといったシロモノではない。上のほうだけ見れば“清姫タイプ”とでもいえそうな感じがするが、下半身は脚部にからみついているわけなので、純然たる“清姫タイプ”ではないだろう。したがって、これはもう“古戸タイプ階段”とでも呼ぶしかないのではないか。しかしそうすると“プロトタイプ階段”と誤って伝えられるという事態が生ずるにちがいない。いずれにせよ、ややこしい階段である。