桜井:
このアルバムも、目的を持ったり、何かを解決したり、目的を達成したりということを1回お休みして作ったような気がしていて、
それは『彩り』という曲のなかにもあるんだけど、
世界を良くするために何かをするんじゃなくて、何かちょっとしたことの積み重ねが世界を変えていく、みたいな。
結局、同じところにたどり着いたかもしれないですけど、でも今の考え方としては、
目的を持たずに足元のちっちゃいところを工夫しながら楽しんでいくことで、それが5年後のいい結果につながればいいんじゃないかなって思ってますけどね。
http://magazine.music.yahoo.co.jp/pow/20070315_001/interview_004
yohooミュージック Mr.childrenインタビューより。
そうなんだよな。
俺も昔は、ずーーーーっと先のことを考えて、結局な〜んにもできずにいたから。
やりたいことにつながらないことは手を抜いてきたから。
でも、目の前にあることを大切にしていくことの「積み重ね」が、何年後かの結果につながっていくんだよな。
それは、決して『今がよければいい』ってことではなく。
『今』を大切に楽しんでいくこと。
それが大事なんだろうね。
気がつくとそれが、未来になっている。
世の中何がやくにたつか分からない。
だから、今あること、今まわりにあるものを大切にしていかないとな。
たとえ、何の役にもたちそうにないことでも。
巡り巡って、自分に戻ってくる。
戻ってくるためにやるわけじゃないけど。
大きい目標を立てるのもそれはそれで大切なんだけど、
一人一人の小さな活動、
ひとつひとつの現在(いま)の行動。
そんなものの集合体が未来を作っていくんだろうな。
来世があるかどうかは別として、
もしあるとするならば、
来世をいいモノにするために、現世に苦労するのではなく、
現世を大切に苦労して生きていった結果、来世がいいものになる。
ってことなんだろう。
これだけ売れて、目標を失って、苦しんだ中から出てきた言葉なんだろうな。
競艇選手もよく言う。
「あと1勝で優勝戦出場ですが?」
「一走、一走、ベストをつくします」
イチローもそう。
記録を達成するのは、一戦一戦、一生懸命やった結果であって、
目標にはなるけれど、
そのためにやる、のではないのだな。
同じく、
賞を取るのは、結果であって、
賞のためにやるのではないのだな。
うむ。
小さなことからぁこつこつとぉ
か。^^
追記。
甲本ヒロトの記事を書いていて見つけた言葉。
僕はいろいろなとこでいろいろな人に聞かれるんだよ。
『楽しきゃいいのか?』って。
いいんだよ。
そのかわり、楽じゃないんだよって。
漢字で書いたら同じじゃんって。
でもね、楽しいと楽は違うよ。楽しいと楽は対極だよ。
楽しいことがしたいんだったら、楽はしちゃダメだと思うよ。
http://www.sol.dti.ne.jp/~kinta-99/hiroto.html

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