搬出も無事終わり。。
いいことがあると行きたくなるお店。
「肴房 田」へ。。
店長夫婦がモノクロムジカを見にきてくれて、作品を買ってくださったので、それを持って、
YちゃんとTっちで打ち上げ〜
料理も、酒も美味い!!
店長は変態だけど(笑)うそです。料理が最高なのだ。
刺身うまかったなあ。
そして、会津娘と十四代。
十四代が感動モノの美味さ。
口の中で始まるきらびやかなダンスパーティ♪
1ヶ月終えた安堵と達成感と、軽い放心状態。
この1ヶ月の変化に対する戸惑い。
今回書展をやって思ったこと。
やっぱり自分の技術不足。
アイデアや、バランスなんかはいいのかもしれない。
でも、書で一番重要だと思うのが「線」
それが、まだまだまだまだだなあと。
何かが伝わればいい。
そう言う考えもある。
でも、やはり、技術の裏づけがあって、そこで伝わるものを載せていくのが本物だと思うんだ。
今回、なんだか、知名度が上がってしまった。
それはそれで嬉しいこと。
実は、テレビ局からの取材依頼もあったんだけど。
でも、お断りをした。
なぜなら。
話題だけが先行していくのが怖かったから。
思うほどは反応はないだろうけどね(笑)
自分を卑下するわけでもなんでもなく、技術はほんとにまだまだ。
ほんとは、注目されちゃいけない段階。
俺より上手い人は五万といる。
この若さで(書道界ではチョー若手)、こういう活動しているのが珍しいだけ。
だから、目立つだけ。
絶対数が少ないから。
だから、俺は「書家」「書道家」とは名乗れない。まだまだ名乗るのがおこがましい。
だって、きちんとした基礎がまだまだ書けていないから。
音楽の業界。
数知れないバンドや、シンガーがいて、ライブハウスなんかで様々なレベルの人が発表をしている。
そんな中で、力をつけた人たちがデビューしていく。
バンドブーム、イカ天ブームのときがそうだったが、奇抜だけで出てきたグループもいる。
しかし、やっぱり、力がある者たちが、淘汰されて今残っている。。
お笑いの業界もそう。
「書」の世界も、そうあるべきだと思うのだ。
もっともっと発表していく。
対バンみたいに、グループ展から始まって、力をつけたら個展。。
どんどんやっていいと思うのだ。
そんな中から、淘汰されて、見る人の目も肥えてくる。
切磋琢磨された中からいいモノが生まれてくる。
だから。
俺は、こういうものをやっているというのもある。
こんな俺でもやってるんだよ、って。
もっとやっていいのだ。
だけど、忘れちゃいけないのが、自分の実力というモノを、客観的に見れること。
売れているから上手い、上手いから売れるかというと、そうではない。
うまくメディアに載ったものが勝ちという世の中。
特に書の世界は、一般とはかけ離れている。
書の見方をわかる人なんて極少数。
だから。
わかり易いもの、迫力のあるもの、言葉の内容なんかで「いい」と思ってしまう。
はじめはそこから入ってもいいんだけど、そういうものだけが売れてしまってはいけないのだ。
最近、オーソドックスな書の深さを感じている。
ココロが落ち着く楷書。
わかり易い書や、モダンな書を書きつつ、自己矛盾を感じ始めているのだ。
ボイスに載ったり、毎日展に入選したり、NHK文化センターで教えるようになったり、
急激に膨らんだこの現実にとまどってるんだよな。
「はったり」ってのが一番嫌い。
世の中を渡っていくためには必要だったりもするんだけど。
できないんだよな。はったり。
ハッタリを言って、そこに追いつくと言うのも上達法なんだけど、俺には合わない。
知名度が先じゃいけないんだ。
だから、きちんと言いたいんだよね。
基礎の実力はまだまだ。
でも、やり方や、アドバイスなんかはできるし、楽しさは伝えられますよ。って。
話は前後するけど、
基礎実力がないうちに、話題だけの人になって、「これが「書」だなんだよ」「私は書道家です」なんていうようなことはできないし、したくないってことかな。
俺の書はまだまだ発展途上の書なんだよってこと。
これが、上手い書だなんて思われたら困るのだ。
書に対してね。。
これからも、ありのままの自分を見せていきたい。
もちろん、どんどん新しいこともやっていきたい。
慢心することなく、腐ることなく。。
こんなtep-peiをこれからも、道が間違えそうだったらきちんと言って欲しいし、
ときどきは褒めて欲しいし(笑)
よろしくお願いします。^0^

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