2007/8/2  13:25

ロックの好きなベイビー抱いて  阿久悠

子供を育てながら、ふとしたときに、

「イヤな時代になったなぁ…でも、この子は俺たちのせいで、こんな時代を生きていかなければならないんだよなぁ」

とか、

「この子が大きくなる頃にはどんな世の中になっているんだろう…」

なんて思ったりすることがある。

もちろん、そんなときはポジティブでいられるはずもなく。


清志郎は「世の中が悪くなっていく」と歌った。

「もう誰にも止められないのか」とも。

歌詞には「ナイフ」なんていう言葉も出てきて、本当に暗澹とした気分にさせられる。

希望がない。

特に子育て世代にとっては。


でも、それとは対極の位置にあるロックナンバーもあって、その曲を聴くと、いまでも勇気づけられる。

それが、シーナ&ザ・ロケッツの「ロックの好きなベイビー抱いて」である。

作詞はなんと「阿久悠」。

この曲は、シーナ&ザ・ロケッツがすべての曲の詞を阿久悠にゆだねた1994年のアルバム「Rock On Baby」に収録されている(シングルにもなっている)。

ロックな子育てをするママを歌った名曲だ。

こんなコンセプトの曲、他ではなかなか見当たらない。

もともとシーナが歌うことを前提に作られている詞だということもあるが、「ロック」と「子育て」と「希望」という3つの要素が、絶妙なバランスで成立している。

この曲については、ここで自分があーだこーだ書くよりも、阿久悠さんご本人がお書きになった文章をお読みいただくほうが2億倍いいと思う。

 阿久悠「あんでぱんだん」あまり売れなかったが なぜか愛しい歌18(←クリックで飛びます)

シナロケも阿久悠も最高にかっこいいし、ちょっと泣ける内容だ。


この文章をお書きになった阿久悠さんがお亡くなりになった。

ヒット曲が本当に「ヒット曲」だった頃の本物のヒットメーカー。

ずっと尊敬しています。

阿久悠さんのご冥福をお祈り申しあげます。

人間万葉歌~阿久悠作詩集
人間万葉歌~阿久悠作詩集



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2006/8/13  17:44

“阿久悠”はグループ名!?  阿久悠

阿久悠の「夢を食った男たち」を一気に読んだ。

阿久悠が売れに売れていた頃、「“阿久悠”というのはグループ名だ」という説があったそうで、向田邦子もそう信じきっていたとのこと。

そりゃあそうだろうな、と思う。

「ピンポンパン体操」と「時の過ぎゆくままに」と「北の宿から」を作詞したのが同一人物だというのはにわかには信じ難い話だ。

また、ある年には「作詞:阿久悠」というレコードだけで千数百万枚を売り上げたそうである。
生涯通算の売り上げではなく「1年で」というのがすさまじい。

この本では、山口百恵や桜田淳子、森昌子、ピンク・レディーらを生んだテレビ番組「スター誕生」に関することを中心に、スパイダースやモップス、都倉俊一や中村泰士など、60年代末期から70年代の歌謡界で活躍した人たちと筆者とのかかわりが書かれている。

当たり前といえば当たり前だが、「阿久悠にも失敗の経験がある」ということや、彼が「ビートルズが来日したその日に何をしていたか」ということに関して、ある種のこだわりを抱き続けているというのが新鮮だった。

あらためて尊敬の念が深まったことはいうまでもない。
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2006/4/22  2:07

秋◯ 康なんてメじゃないぜ!  阿久悠

次に挙げる歌には共通点があります。

今日もどこかでデビルマン
ピンポンパン体操
ウルトラマンタロウ
宇宙戦艦ヤマト
恋のダイヤル6700
あの鐘を鳴らすのはあなた
ジョニィへの伝言
ペッパー警部
UFO
雨の慕情
狼なんか怖くない
津軽海峡・冬景色
どうにもとまらない
時の過ぎゆくままに
勝手にしやがれ
林檎殺人事件
気絶するほど悩ましい
もしもピアノが弾けたなら
ロックの好きなベイビー抱いて

わかった方、いらっしゃいますか?

正解は…



「作詩:阿久 悠」。


しかし、このラインナップ、国民栄誉賞ものですよね(まだ、ほんの一部にすぎませんが)…。
あの「マッハバロン」「眠れマッハバロン」もそう。
間違いなく不世出の才能だと思います。
RESPECT!
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