2011/1/3  14:45

春風亭小柳枝師  落語・お笑い

去年の11月、ちょっとした用事で地元の市民会館に行ったときに、12月に開催される「ワンコイン寄席」の告知ポスターが目に入った。

若手の会かな…と思いつつ、ポスターのそばに行ってみると、何と春風亭小柳枝師のお名前が。

自分の好きなとても渋い落語家さんである。

小柳枝師の噺が、地元で、しかも500円で聞ける!

チケットは地元商店街のいくつかの店と市民会館のみの手売り方式。

その場で即チケットを購入した。

ただ、「500円・全席自由」で、かつ寄席ではない「地元の市民会館」なだけに、「お年寄りどうしのちょっとしたグループ」の客層で、結構ざわついたりするんじゃないかなぁ…とちょっと心配したりもして。

で、当日。

客層はやはり予想通り。

前座さんのあとの「ぴろき」で客席はかなりあたたまった。

ぴろきで笑う人たちがたくさんいるんだから、お笑いの世界は奥が深いな…と、本気で思った(自分の場合、ぴろきは全く笑えない)。

そしていよいよ小柳枝師が登場。

寒さに関するマクラから、「二番煎じ」へ。

地方のお客さんには「食べたり飲んだりする仕草が入る噺」が最適だというのを聞いたことがあるが、その理由がよくわかった。

小柳枝師の描写が絶品であることはいうまでもないが、「食べたり飲んだりするときの仕草」で、かなりの拍手が巻き起こっていた。

年末ならではの噺としては「文七元結」や「芝浜」なんかが代表的だけれど、「二番煎じ」も冬ならではの噺で、とてもよかった。

一緒に行ったウチのカミさんも「日本酒の熱燗が飲みたくなった」って言ってたな。

これがきっかけで、小柳枝師の「二番煎じ」がDVD化されていることを知り、即購入。

小柳枝師でもうひとつうれしかったことが。

今年の元日の早朝、NHK総合で放送された「日本の話芸・選」が、小柳枝師の「柳田格之進」だったのだ。

NHKが新年の最初に放送する落語に小柳枝師を選んだという事実。

やっぱり小柳枝師は偉大なのだ…。

落語の極 平成名人10人衆 春風亭小柳枝 [DVD]
落語の極 平成名人10人衆 春風亭小柳枝 [DVD]
1

2009/4/30  23:57

2人の異才  落語・お笑い

「生まれたときから目が見えない人に、
空の青さを伝えるとき何て言えばいいんだ?
こんな簡単なことさえ言葉に出来ない俺は芸人失格だよ」

こう言ったのはエガちゃん(江頭2:50)だそうだ。

今、エガちゃんの本「江頭2:50のエィガ批評宣言」を読んでいる。

江頭2:50のエィガ批評宣言
江頭2:50のエィガ批評宣言

この本の冒頭にも素晴らしい文章があり、心の底から共感した。

「まえがき」より…

「例え、どんなにつまらない映画があったとしても、批評するオレより映画の方が上だ!
もし、その映画がウンコでも、オレはそれをエサにしてしか生きていけないハエなんだ。
批評することは簡単だけど、創ることは難しいぜ! そこだけは心して読んでくれ。」


エガちゃんの映画に対するリスペクトが、ビンビンに伝わってくる。

エガちゃんのことを好きになれない人は多そうですが、自分はめっちゃ好きです。

自分が尊敬しているエガちゃんとエビスさん(蛭子能収)の2人は過小評価されているような気がする…。

正直エビス
正直エビス
0

2009/3/7  23:23

爆笑オンエアバトル チャンピオン大会ファイナル  落語・お笑い

先週から今週にかけて、クライアントからのほとんど無理難題レベルの案件が2件重なった。
いちおう、ささやかな抵抗を試みてはみたものの、それが通るわけもなく。
身体の疲れよりメンタル面での疲れがきつかった。

が、それも、今日久しぶりに思いっきり笑えたことでかなりスッキリしたような気がする。

今日は「爆笑オンエアバトル(NHK)」の年間チャンピオンを決める「第11回チャンピオン大会ファイナル」の公開収録に行ってきたのだ。
現時点では、まだ「セミファイナルB」の模様も放送されていないので、内容や結果に関してはあえてふれないけれど、さすが「ファイナル」だけのことはあって、大笑いさせてもらった。
11組の芸人さんたちと、NHKに感謝感謝。

収録スタート前↓※本番では豪勢なセットが登場します。クリックすると元のサイズで表示します
0

2008/2/28  2:00

落語教育委員会in練馬  落語・お笑い

今週に入ってから、少しずつだが仕事が落ち着いてきた。

おかげで、当初は行けるかどうか危ぶまれていた練馬での落語会に行くことができた。

今回の会は顔ぶれがすごい。

三遊亭歌武蔵、柳家喜多八、柳家喬太郎の御三方。

題して「落語教育委員会」。

この落語会は各地で開催され、恒例になっているようだ。

オープニングは何と三人によるコント。

このコント、毎回「携帯電話の電源を切る」ことをテーマに、さまざまな趣向で演じられているものらしい。

万引きGメン役の喜多八師の「泥棒ひげ」メイクには軽い衝撃を受けた。

こういうこともなさるんですねぇ…。

出演者とネタは以下の通り。

 古今亭志ん太 幇間腹

 三遊亭歌武蔵 池田屋
 
 〈仲入り〉
 
 柳家喜多八  いかけ屋

 柳家喬太郎  心眼

歌武蔵師の「池田屋」は、新撰組の池田屋騒動を題材にした、いわゆる「地噺」。

入れごとと噺が半々ぐらいに感じられるような構成がとても新鮮でした。

喜多八師は練馬(正確には武蔵関)出身とのことで、懐かしネタ中心のマクラをやや長めに。

喬太郎師は圧巻。

マクラなしでネタに入り、あっという間に噺の世界に。

前半と後半では、主人公である按摩の梅喜の性格は一変してしまう。

その豹変ぶりに感情移入できなくなったところあたりからオチにつながってゆく。

テレビやラジオでは絶対に扱われない噺だと思うが(放送コードの関係で)、大変深い内容で面白かったです。

クリックすると元のサイズで表示します


会の後は練馬駅近くの居酒屋で、一緒に行った会社の先輩と飲み。

会社の話がほとんど出ないお酒はおいしい。

焼酎お湯割りであたたまってから、終電一つ前の電車で帰宅。

落語の奥深さに感服させられた夜でした。

本格 本寸法 ビクター落語会 柳家喜多八 其の壱
本格 本寸法 ビクター落語会 柳家喜多八 其の壱

柳家喬太郎落語集 アナザーサイドvol.1
柳家喬太郎落語集 アナザーサイドvol.1
0

2007/12/16  22:54

やっぱり今年も落語モード  落語・お笑い

子供たちとカミさんが「こども会」のクリスマス会に行っている間、録画分がたまっていた「日本の話芸」を何本か見た。

で、落語のことが書きたくなり、これまでにこのブログでどんな落語の記事を書いていたのかを振り返ってみた。

そうすると、去年のまさに今日「毎年この時期になると、なぜか自分は「落語モード」になってしまう」と書いているではないか。

何だか毎年同じことのくり返しになっているんだなぁ…。

落語、それほど多く聞いているわけじゃないけれど、今年は「嫌いな噺家」の存在がくっきりと浮かびあがってきた年だったな…という思いがある。

さまざまな形で「好きなもの(または人)」を見つけ、それをきっかけにその世界にはまってゆく…というのが、趣味の世界でのオーソドックスパターン。

そのうち、自分の中で少しずつ、そのジャンルに対する審美眼(のようなもの)が養われはじめる。

そうすると、当たり前ながら、その世界にも「自分には向かない(合わない)もの」があるということがわかってくる。

自分の場合、本でも音楽でも「俺、こういうのはダメだな…」というものは、はっきりとある。

しかし、去年あたりまでは、落語において「こういうのは嫌だな…」というものはほとんどなかったのだった。

でも、今年は「あぁ…この人は自分に合わないな」とか「何だこりゃ!?」と思ったりするようなことがちょくちょく出てきて、ついには「嫌いな噺家」がはっきりしてきた。

すべてが新鮮に感じられる「ジャンルとの蜜月時代」は終わった。

自分が嫌いな噺家は、みんな「雑な落語」をする。

そして、「野暮なこと」をいう。

まぁ、いまどき噺家に「粋」を求めることの方が、よっぽど「野暮」なのかもしれないけれど…。


最近、自分が心酔している春風亭小柳枝師がラインナップ!↓
NHK DVD「日本の話芸」特撰集 -ことば一筋、話芸の名手たちの競演会- 落語編一
NHK DVD「日本の話芸」特撰集 -ことば一筋、話芸の名手たちの競演会- 落語編一
0



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ