2015/10/25  14:01

保育士の実技試験  日常生活

一週間前の日曜日、保育士の実技試験を受けてきました。

保育士試験は8科目(そのうち1科目は「2科目セット」での試験なので、実質は9科目)の筆記試験全てに受からなければ、実技試験には進めないしくみです。

筆記試験の科目合格は3年間有効。

有効期間を延ばしたければ、その年に受かった科目を翌年または翌々年に再受験して合格しておくことが必要になります。

自分は、合格した科目を再受験する考えはなく、はじめから「3年間で受からなければあきらめる」という方針で臨んでいます。

1年目は筆記試験6科目に合格し、「教育原理+社会的養護」「子どもの食と栄養」の2科目(実質3科目)が残りました。

2年目は「教育原理+社会的養護」は受かったものの、「子どもの食と栄養」のほうは合格点ラインに1問足りず、まさかの3年目突入が決定。

ちなみに、このときの「子どもの食と栄養」では、「正解していたのに、見直しているうちに迷ってしまい、結局、間違いの方に答えを書き直す」という笑えないミスを2問分もやらかしていたのでした。

で、今年。3年目です。「子どもの食と栄養」は余裕で合格。

はじめて「実技試験の受験票」が届きました。

実技試験は次の3つの分野から任意の2つを選んで受けるしくみです。

●音楽表現
幼児に歌って聴かせることを想定して、課題曲2曲を弾き歌いする。
今年の課題曲は「うみ」と「ちびっか・ぶーん」。
使用できる楽器はピアノ、ギター、アコーディオンのいずれか。

●造形表現
保育の一場面を絵画で表現する。
当日提示されるお題の条件を満たす絵を描かなければなりません(制限時間 : 45分間)。
使用画材は12〜24色程度の色鉛筆(鉛筆とシャーペン、消しゴムも使えます)。
A4判のケント紙に枠がひかれており、その中に描きます。

●言語表現
3歳児クラスの子どもに「3分間のお話」をすることを想定し、下記4つのお話のうち一つを選択し、子どもが集中して聴けるようなお話を行う。
「うさぎとかめ」
「おむすびころりん」
「3びきのこぶた」
「にんじん、ごぼう、だいこん」
子どもは20人程度いることを想定。
絵本や台本、道具の使用は不可。
2名の試験官と1人のタイムキーパーがいる部屋で、何も見ずに3分間話します。

自分は「造形」と「言語」を選択しました。

保育士試験は、筆記の難しさにくらべ、実技はたやすいといわれており、実際、実技の合格率は9割近いようです(両方とも6割以上得点すれば合格。片方だけでは不合格です。ただし、採点基準は公表されていません)。

「絵」も「(人前での)お話」も、まったく苦にしていない自分は、実技に関してはかなり楽観視していました。

過去の絵の合格例を見ても、「これなら絵は対策ゼロで行けるだろう」と思っていましたし、お話を暗記して、3分きっかりにおさめるというのも、「直前の2、3日で集中してやれば十分だろう」と考えていました。

言語では、登場キャラが少なく、お話の筋がシンプルな「うさぎとかめ」をセレクト。

絵のほうは、本番までほとんどノープラン(過去の合格例は眺めました)でしたが、お話のほうは一週間前から、時間を計って話す練習をし、仕事の通勤時間も、iPodで「うさぎとかめ(保育士試験対策教材として3分間にまとめられた音源)」をえんえんとリピートさせて聴くという対策をしました。

試験日目前には、自分がお話をしているようすをスマホで動画撮影し、話している最中の表情や目線、動きを何度もチェック。

その甲斐あって、前日までには「お・し・ま・い」といったあと、数秒で、3分の合図の音が鳴るようになり、ほぼぴったりのペースで話せるようになっていました。

本番は緊張して早口になってしまいがちらしいので、そこは気をつけなくては……などと思いつつ、心のどこかではなんとなく安心感があったりもしました。

当日、朝一番のガイダンス直後に「造形(絵)」の試験が実施されました。

しかし、ここで出されたお題に、多くの受験生が戦慄しました(たぶん)。

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これまでのお題は「保育士と子どもたちが◯◯しているところ」的なものばかりだったのですが、今年は初めて「保育士と子ども以外の人物=お年寄り」がお題に含まれていたのでした。

これには自分も面食らいましたが、何とか下書きを終え、主要な人物の着色に移りました。

しかし、今思えば、細部まで描き込みすぎであり、下書きに時間をとられすぎていたのです。

「塗り残しがあった場合、それだけでアウト」と聞いていたので、急いで保育所内の床や壁の部分を塗り、続いて「窓の外」を塗ろうとしたのですが、そこで無情の時間切れ。

画面の6分の1ほどを占める「窓」の部分がほとんど塗られておらず、白いままで提出するはめになってしまいました。

これには落ち込みました。

まさか「絵」でしくじるとは……

自分は一番前の席だったので、回収されたみなさんの絵を、試験官が枚数を数えて整理するようすがよく見えました。

パラパラとさまざまな絵が見えましたが、みなさん、きっちりすみずみまで塗られていて、白い部分がある絵なんて、自分のほかにはなかったようでした。

また、デフォルメタッチの絵もかなり多く、ある程度のリアルさを追求した自分のバカさ加減を知りました。

保育士試験の絵は、何が描いてあるかわかればいいのです。

45分しかないのですから、衣服のシワの表現や足首の角度、立体的な塗り方なんて、二の次、三の次でいいわけで、何よりも必要なのは「わかりやすい全体像の提示」なのです。

そもそも「上手な絵」を描くことが求められる試験だとしたら、「45分」という時間設定自体あり得ないでしょう。

そこを深く考えないまま、ほぼぶっつけ本番で受験した自分の大きなミスです。

悔やんでも悔やみきれませんね……

造形の試験終了直後は「造形は不合格だろうな……3年間賭けた最後の締めくくりが『塗り残しでアウト』かよ」と、しばらくの間、どんよりしていました。

もともと苦手だった科目に「力及ばず」で不合格になったとしたら、もう少し違う心の持ちようになるんでしょうけど、「楽観視していた科目」で不合格になるというのはショックが大きいです。

次の「言語」の試験開始は何と4時間後。

壮大な待ち時間があります。

気持ちを切り替えて「言語」の本番に向け、「うさぎとかめ」のお話の練習を始めました。

が、今度は「得意なことで油断してしまい、結局しくじる」という、お話の中のうさぎが、全くもって自分とダブってしまい、またしても落ち込むのでした……

※合格発表は来月の下旬です。今はもう明鏡止水の心境でございます。

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