ブログを書くということについて悩んだ挙句私が編み出した方法は、これから書くものについても載せていくというものだった。
ある日の日記はいつまでも書き終わることなく、日が経つにつれその日の出来事の捕らえ方は変化し、感じ方も導き出した答えも変わってゆくだろう。
その日のひとつの出来事は、これから多くの物語を内包してゆき大きく膨れ上がり巨大な幹となって方々に枝を伸ばしてゆく。
様々な日の「わたし」はそれぞれあらゆる方向へ、枝分かれし、道を造り、いつかたわわな実をつけることを願いつつ。
「字を書く」という行為はとても好きだ。しかし、タイピングという新たな方法で、作文していくことも、使いようによっては楽しめるのではないだろうか。
頭に浮かぶスピードと大差なく文字に起こしていくこの文明の利器と、どう向き合っていくか、模索している最中ではあるが、私は「わたし」也の答えが出せたのではないかと満足している。

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