一昨々年の9月くらいのこと。
生理が一週間遅れていたので、妊娠検査スティックで検査したら、反応がなかった。
さらに一週間後、もう一度検査したけど、やはり反応がなかった。
一ヶ月しても、反応がなかった。
生理が来なくなって2ヶ月して、近所の産婦人科に行った。
そのころ舞台の稽古&キャスティングオーディションがあって、主役をやるかも知れなかったので、ちゃんと検査しとこうと思った。
内診、エコーもしてもらったところ、
「妊娠じゃありません」と言われた。
そこはとても失礼で、管理も行き届いてない病院だった。
初老の男性医師に失礼な、腹の立つ言動、態度をされ、とても傷ついた。
一週間後に生理が来なければ、生理をおこす処置をしましょう、と言われたが、その病院には二度と行きたくなかった。
体調はどんどん悪くなっていった。
気分がすごく落ち込み、常にいらいらした。
食欲がなくなり、胃がいつもむかむかした。
魚など、臭みのあるものが食べられなくなり、柑橘類やゼリーばかり食べていた。
大好きだったお酒が飲めなくなり、タバコもまったく吸いたくなくなった。
胸の辺りに違和感があって、しこりがあるような気がした。
稽古中に突然吐き気がしたり、会話中に「おえっ」ってなったり、
いつも乾燥梅干とすっぱいグミを持ち歩いてなめていないと、気持ち悪かった。
何人かの子持ちの俳優には、「妊娠してるんじゃない?」と言われた。
「病院行ったけど、妊娠じゃないんだって。」と答えた。
主役の打診があって、私は舞い上がった。
悪い病気かも知れないので、実際の稽古が始まる前に、もう一度検査をしようと思った。
前回の感じの悪い検査から2週間ほど経っていた。
あの病院にだけは行きたくないので、別の産婦人科へ行った。
そこも、中年男性医師の、上から目線で落ち着かない病院だった。
そのとき私は、自分の状態を、
胃潰瘍で、うつ病で、おっぱいの病気…最悪乳がん…
と考えていた。
すみませんが!続く…

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