遅ればせながら改めまして、
あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
昨日ようやく年賀状を作りました。
年末の「火扉の海LOVE STORY」でアンケートにご協力頂いた皆様に、石山海が心をこめて作りました年賀状です。ワタクシは心をこめて宛名を書きました。どうか今年もよろしくお願い致します。
この間の公演の感想は…
まず私の役。とてもいい役でした。私、大好きです。私も頑張ろうって思います。
あらすじは…
私の役は、運に恵まれない三十路女「タカコ」。なんか巧くいかない人っていますよね。ブティックに行けば、何となく店員になめられる。とか、違う物を薦められる。自分が「こうしたい」と思っていたものに対して、予期せぬところから反対させる。とか。そんな「タカコ」が、幾多の困難を乗り越え、王子様のように優しくてかっこいい「ナオ彦」と結婚します。ところが「ナオ彦」の会社は食品偽装問題が発覚し、リストラ。「タカコ」は働きに出て、「ナオ彦」はどんどん自信を失っていく。
そんなとき、朝鮮有事により日本も戦争に巻き込まれていきます。「ナオ彦」は男の自身を取り戻そうと志願しますが、徴兵審査に落ちてしまいます。ナオ彦の果たせなかった夢を、かなえてやろう、と、代わりに志願した「タカコ」が入隊し、二人は戦争によって引き裂かれていきます。
自信を失った「ナオ彦」は、どんどん落ちぶれていき、タカコの入隊した男女共同参画部隊全滅のニュースを聞いてさらに自暴自棄に。
一方「タカコ」はいくつもの戦火を潜り抜け、昆虫のような生命力で生き抜き、戦果をあげていきます。
二人は再会しますが…
という、ラブストーリーです。
「タカコ」はとても芯の強い女性の役です。私は実際の生活の中で、迷ったり、立ち止まったり、しょっちゅうしています。「タカコ」は振り返る余裕に浸るよりも、目の前のことにガムシャラになりながら一つのことだけを信じて(一人の男性の幸せを願って)どんどん思わぬ方向に人生が流れていき、最終的に宇宙までいってしまいました。
生きている中におこる歓びや悲しみは、まわりの状況や時代の流れによってどんどん変化していく。一人で生きているんではなくて、この時代にこの地球で、生かされる単体、というような感覚で演じていました。やったことのないアクション(殴ったりけったり)や、その他色んなシーン、早替えなどあって、毎回新しく生まれて死んでいくような感じでした。とにかく前に進んでいく、というのは、とても気持ちがいいことですよね。今解決できていない問題も、諦めずに、前に進んで生きたいと思います。

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