オイスターカードを買ったので、鉄道でウォータールーまで行く。
といっても私たちの居るチェズィックは無人駅だし、ウォータールーはでかすぎて改札が無い。だから、、。
隣に座った婦人が、
「ブレスレッドを結んでくださらない?」
と話しかけてきた。
初老という感じの方だが、赤系のビーズが革にたくさん縫い付けてあるかわいらしいブレスを持っている。
「ちょっとゆるいかしら?もう少しきつめにお願いします。」
というので、ぴったりに結んだ。
「thank you very much.where are you from?」
「Japan」
「ジャパン!素敵ねー。私日本に行ったことあります、昔。45日間くらい。いろんなとこ周ったのよ、京都、九州、奈良、、、」
「私達は東京に住んでいます。」
「東京!東京のどこですか?」
「渋谷区です。」
「シブヤク、シブヤク」
「渋谷」
「おーシブヤ!とてもいいところです。」
彼女はジャパニーズオールドキャッスル、テンプル、ベリービューティフル。といってました。鎌倉大好きなんだって。
イギリスではテートモダンミュージアムいったほうがいいとか、ガーキン(と呼ばれてる建物)は有名な建築家が立てたとか、今度パリに行く話をしたら、フランス人は英語あんまりしゃべれないのよ、とか色々教えてくれた。わたしもしゃべれないといったら、大丈夫大丈夫、みたいに言ってた。
荒俣宏の大ファンの私は、彼がよく出すマダムタッソー蝋人形館(獄中で蝋人形作りを覚えたというタッソー婦人

タッソー夫人
が作った蝋人形から始まって、現代のいろんな有名人の蝋人形や、蝋人形お化け屋敷のような物も在るアトラクション館)にどうしても行きたくて、いってみた。

イギリスの有名なコメディアンの蝋人形と握手。この人の番組を見て、(青さんの訳つき)私もファンになった。
面白いんだけど、混んでる。アンドチョー高い!
お化け屋敷入り口で号泣の女性(英語ではない)が、走って出てきて、何語かで、指差しながらわーわー叫び泣く。サクラかと思うくらいの迫力で、「皆気をつけて!入ったら殺されるわ!やめてー!友達が中に居るのー!」
みたいな。それがすんごく怖かった。

お化け屋敷の前で入場の注意とかしてる。
中に入って、泣いてる理由がわかった。確かに怖い。
クイーンズシアターでレミゼを観る。
お昼にレスタースクエアのチケットセンターにチケット取りにいったんだけど、ボックスのお姉さんが昨日と一緒の人だった。
「昨日のウーマンインブラックはどうでした?」
「ちょーこわかった!おもしろかった。」
「よかった。今日はレミゼ?」
そんでレミゼを観た。
取れた席はストールという一階のとてもいい席。一階に下りていくと、イブニングドレス風の黒のワンピースをお洒落に着た女性なんかも居て、ロビーでワインを片手に、始まる時間まで談笑している。クイーンズシアターというちょっと大きい劇場だからか?今まで見たとこより少し改まった感じ。
みんな鼻をすすって、目をこすって、泣いてる人がいっぱーい。
フランスの話なので、これから行くんだわ、と、臨場感も盛り上がって、楽しめた。
感想はまたゆっくり書こう。
ロンドンの電車は、時間あいまいらしいけど、鉄道の駅には秒単位まで大きく表示されたデジタル時計がホームごとに在る。しかも、当たり前かもしれないけど秒までどのホームの時計もいっしょ。狂ってない。
だけど、帰りの電車、途中の駅で、43分発になってるのに、42分に出発してた。
早いこともあるのね、、。と、改めてロンドンの不思議を見た気がした。

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