嗚呼、神よ、私には時間が足りないのです。
大事な彼女ともっともっと話したいのに、夜はなんて短いのでしょうか。
そして、胃袋の何と早く衰えることよ!
私はもっと浴びるように飲みたいのです。ただガムシャラに食いつき、食い尽くしたいのです。
しかしもう胃はもたれ、ラストオーダーですと言われ、閉店ですと言われ、早く出てけと言われ、いや、言われてない。神よ、嘘をついてしまいました。早く出てけとは言われなかったのです!嗚呼!うきうきする!
こうして詩との楽しい夜は更けていったのでした。
オリジナルデザインの雑貨やサンを経営する私の親友はこれからも楽しい想像を世界に広げていくんだろう。
知らぬ間に外は一面の銀世界。まさに想像を超える幽玄の世界を繰り広げていた。しんしんと降る雪に視界を奪われながら、下北の街を歩く。
私たちの未来を祝福するように、純白の雪は、スキップで家路につく私の足跡も街の全ての景色も、真っ白に塗り替えていった。

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