webでは『チャイ』とあったのに『ロイヤルミルクティー』しかなかった・・・
というお叱りのメールを頂きました。
私の更新の遅れです、お詫び申し上げます。
本日は『チャイ』と『ロイヤルミルクティー』の違いは何ぞや・・・?
という質問を良く頂くので、その辺りのお話をしたいと思います。
諸説あるのですが厳密には・・・
『チャイ』=ヒンディー語でお茶のこと。
『ロイヤルミルクティー』=存在しません。
一部では牛乳で煮出した紅茶のことを指しますが、
厳密に言うと『インド風煮込み紅茶』『シチュードティー』というのが正確な呼び名になります。
ですからインドではポットティーの事も正確には『チャイ』になります。
もっとも『チャイ』と『ティー』をキチンと使い分ける人が大半です。

←インド風チャイ
ではなぜ『チャイ』=『インド風煮込み紅茶』になったのか?
関西圏ではおなじみなのですが、
大阪のカンテGとカナディアンが『チャイ』という呼び方を広めたとされています。
正確にはそれ以前にも『チャイ』の店はあったのですが、
この2つのインパクトが強すぎて・・・。
ビートルズに憧れ、インドを放浪し自由を愛する・・・
そういう人たちがたくさんいた時代です。
では『ロイヤルミルクティー』が存在しないとはどういう事か・・・ですが、
『ロイヤル』に関しては缶紅茶を売り出したい大手メーカーが付けたネーミングの一つ、
というのが正解だと思われます。
王様が頂くミルクティー、といった感じでしょうか?
『ロイヤルミルクティー』の定義がない、というのがややこしいところで、
店によってはミルクと紅茶の割合が『1:1』だったり、
コンデンスミルクを入れるだったり・・・
ですから、madomadoのロイヤルミルクティーは煮込んであるので、
『インド風煮込み紅茶』『シチュードティー』というのが本来の呼び方になります。
ただ、厳密にネーミングをしてしまうと味気ない品名になってしまうので、
『インド風煮込み紅茶』=『ロイヤルミルクティー』で構わないと私は考えています。
メニューでの説明不足は問題ですが・・・。
僕の聞いた限りでは・・・
『インド風煮込み紅茶』=チャイ・ロイヤルミルクティー・シチュードティー
『ロイヤルミルクティー』=チャイ・濃いめのミルクティー
というのが多いように感じます。
ね、ややこしいでしょ・・・?
次回は『茶』と『ティー』の違いとは、です。
長文ですが・・・
たまにはおつき合い下さいね・・・(笑)