人間や社会に絶望し長い旅を続けて来た。 果てしない時間と果てしない空間と、生と死の狭間を。 そして傍らにはいつも、竿とリュックがあった。 水面の命の爆発と出会うために。                   

水面爆裂。

「そりゃもうBOMBA DA AGUAよ!」アマゾンに住む日系人の言葉が強く心に響いた。水面が爆発するという意。世界の釣り旅をぶっちぎりのクオリティでお届けします。あなたにもこの感動を。 《初めてこのサイトに訪問された方はページ最下部の投稿順ボタンにチェックをいれますと古い記事から順にお読み頂けます。尚、当サイトの画像等の無断使用は御止めください。》

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-------★TERU★-------- 波乱万丈の人生の途中で本当の幸せは何か? という疑問にブチ当たり、世界のシンプルライフを曇りなき目で見つめようと、ルアーロッドと供に旅にでる。 現在、いろんな自然や世界の人に出会い、いろんなVISIONが見えてきた秘境の大自然を愛するワールドアングラー。 <私の釣魚大全>ピーコックバス19種、ドラード2種、カショーロ5種、タライロン、ピライーバ、レッドテール、タイガーシャベルノーズ5種、タイメン、メコンオオナマズ、ピラーニャ36種、ヨーロッパオオナマズ、ビワコオオナマズ、バラマンディ、スネークヘッド3種、ピラブタンガ、パクー17種、タライーラ数種、アッパッパー、スヌーク、ザンダー、ノーザンパイク、パイクシクリッド5種、ビックーダ3種、トーピードパイクカラシン3種、クエ、ハタ、バラクーダ、ピラルクー、アロワナ3種、アリゲーターガー、オスカー3種、パールン、スティングレー、他タイ系5種、コイ系12種、トラウト系6種、ナマズ系100種以上、ワニ5種、他多数。 というか書ききれん。 裏ボンバダはココ

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アラグアイアの畏怖。

時おり親であろうモンスターピラルクが爆弾が水中で爆発したかのような音でもがき、跳ねる。

それが捕食なのか、呼吸なのか、求愛なのか、はたまた気まぐれなのであろうかどうかはわからない。

こんなタックルでは到底獲れる相手ではない。

3mは確実にある。水族館にいるピラルクとはデカさもオーラも違う。

まさに龍なのだ。この表現が一番しっくりくる。

「目の前に野生の龍一族がいる。しかも数えきれんぐらいに・・。」

この光景を見られるだけでも、いや、この場に立っているだけでも充実感でいっぱいだ。

アマゾンの頂点、今、尊敬にも似た恐怖を感じてるんだ。

これが、幾多の冒険家、小説家が書物に残してきた畏怖というものだろう。

だが、その巨大な龍は頭が良く、近寄ってはこない。

俺も無理に追うことをしなかった。
何故かそんな気持ちにはならなかった。

言い訳じゃない。本当にそう思った。


しかし、まだ無邪気な子ピラルクは俺のフラフラ動くルアーにゴンっ!という気持ち良い反応を示してくれる。

子供と言ったって力は巨神一族の血。
日本では考えられん力で闘ってくれる。

雷魚ロッドをグリップからひん曲げてくれる。

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もう日が暮れる。


ありがとう。ジョアン。

アラグアイアの“畏怖”確かに見せてもらったよ。
お前が育ったアラグアイア河ってのはすごいところだ。
まだ見ぬ怪魚、巨魚の犇めく究極の河だ。




さあ、帰ろう。満足だ。
早くしないとオンサ(豹)に喰われるぜ。(笑)





まだ、俺は本物の怪物ピラルクを獲れる気位に立ってはいない。




そう。
俺とアマゾンの歴史はまだ始まったばかりだ!


投稿者:TERU

ごめんなさーい!

更新遅くなって申し分けありません。

超多忙にも関わらずパソコンの文字が打てなくなるというトラブルに見舞われ、深夜の四畳半アパートに帰宅した際にはもう全く気力、体力共になくなっていました。

超多忙なんてかっこつけた言い方をしましたが、ただ単に生活に追われているだけのことで働きまくってます。

なんせ夏にはまた壮大な長期旅に出る計画を立てているのでがんばるしかないのです。

私はもう人からどう言われようが関係ない世界にまで到達しています。
はっきり言って日本には私の前を走る人間はおらず、自分ですべて考え、行動し、道を切り開いていくしかないので、乞食ルックスと言われようが、ヒッピーと呼ばれようが、熱帯魚オタクと言われようが、度を越えた釣りキチガイと言われようが全く関係ナイ。

やりたいからやる。行きたいから行く。釣りたいから釣る。

俺の中心軸は一切ブレません。


が、しかし、言っておかなければならないことは言わせてもらいます。

昨日、ある人にこのブログを「ただの自慢じゃん」と言われました。



・・・・・・・。 



そのとうり。 そのとうりですよ!




これは俺の自慢。


世界の何所に出したって恥ずかしくない俺の自慢。
生き方だ!!




今日もまた熱いこと言っちゃった・・。






更新もしていないのにアクセス数が伸びてる・・。


あまりの読者の方の数に驚いていると共に、肩に善良で温かい日本人の方の重責を感じている今日このごろです。

如何せん、日本の常識、釣りの常識をぶっ壊そうとしている人間なのにも関わらず言葉足らずなので、何度も読み返して大きく理解してほしいと思います。



世の中はこれ位いいかげんでもいいんではないでしょうか・・。
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明日、お待たせしています本編の方更新致します。

げ、限界・・。もう寝ます・・。


投稿者:TERU@四畳半

鋼鉄の龍。

コンブリード・・。

「奴はコンブリードにいる。」

その意味不明な言葉が頭の中で何度も反復される。


船は奥へ、奥へと目指した。

水がちょろちょろとしか繋がっていない水路を抜ける。

持ち上げ、引っ張り・・。




アラグイア河というのは魔の肥沃な砂泥河だ。

巨大な魚が生息するのにすべての条件が揃っている。

水路を抜けるにつれて解ってきた。

この河の周りには無数に繋がるラーゴ(湖)地帯がある。

それを称してコンブリードというのだ。

そして、それには名がついていない。

名もなきコンブリード。

どれぐらい進んだだろう。

何時間進んだだろう。


帰れるのかな・・。



その時、


ドッゴーン!!


水路を抜ける途中で巨大な生物が浅瀬で爆発した。


雰囲気が変わった。


心臓が飛び出そうなほどに慟哭が激しくなり響き、体が武者震いを始めた。

船の縁を持つ手が震えている。

が、意外に心は、目は冷静さを保ち延々と続くコンブリードの奥の先を見つめていた。



ここは龍の巣。

世界最大有鱗魚ピラルクーの巣だ。

太古の昔より龍が命を繋いで来たところ。

俺とジョアンは陸に降りた。

二人とも何も言わなかった。

すべてが目で通じあえた。

俺は竿を持ち歩いた。

幾多の鳥が鳴く砂と森が続く・・。

心は高鳴ってはいるが冷静だ。

不思議だ・・。この感覚・・。



穏やかな淵に小さい無数の波紋がピチャポコしている・・。





・・・・・・・・・・・・・。


すべてピラルクーだ・・・。


こんなことってあるのか?


まさに龍の巣。

龍の親子の揺り籠・・。

百匹はいる・・。

俺はロッドの先に迷いもなく、あのルアーを付けた。

龍の食性は他のフィッシュイーターとはかなり感覚が違う。

頭のいい魚だ。

そのルアーをゆっくり、ゆっくり引く。

アマゾンの釣りでは考えられんほどゆっくりと・・。


予測不能の波紋の先へ!シュポッ・・。

ふらーり、ふらーり・・。



ゴンッ!



!!



ドッパーン!!


ドバッ!ドババーン!!



時間の感覚が白い無に覆われて行く・・。



気がつけば水に入り龍を抱きしめていた。




震える手で掴んだ龍は青銅のような金属の輝きだ・・。




何億年も太古よりここで生息し、命を繋いで来た・・。




その傷だらけの野生の証が俺にとっては何よりも美しい!!





うおーっ!!


ヤッタゾー!!



野生のピラルクー!!

鋼鉄の龍!

ワイルド!アラパイマ・ギガス!!
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別れ惜しいが、
この目にしっかりと焼き付けた。

お前は永遠に俺の中で生き続ける。


さあ、龍よ河に帰るんだ。

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ギガスよ・・。
その何億年も見続けてきた瞳に今の世界はどう映っているんだ・・。

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                                 〈Arapaima gigas〉

投稿者:TERU

バナナール島。

テル、今日は暑い。
釣りは夜だけにしよう。
昼寝しようぜ!

ジョアン・・。
お前いいかげんにしろよ・・。
まだ朝だろ!

なんでそんなにやる気がないんだ!
俺が今まで出会ったアマゾンの男はすごかったぞ!

「アマゾーニャのコラソン(心)まで失ったか・・。はいはい。ナーダ ナーダ トードナーダ。(ないない、すべてない。)」
俺は口をとがらせて全開にすねて無茶苦茶なポル語の愚痴を吐いた。

ジョアンは聞く耳持たず。この男には何を言っても無駄だ。何も言わずどこかに行ってしまった。


だが、しばらくすると太いロープを手にしてすたすたと何も考えてなさそうな顔でもどって来た。

そして、一瞬マジメな顔をしてジョアンはこう言った。

「本当のアラグアイアを見せてやる。コンブリードだ。」

?意味がわからん・・。コンブリード?

まあいい、ヤツの一瞬の目つきには何かある。

昨日の3倍はガソリーナを積んでる。

面白くなってきたぞ〜。さあ、行こう!


この時、サンパウロからも釣り客が来ていたが、どんどん追い抜いていく。今日のジョアンは一味違うゾ(笑)

が、いきなり他のボートとは違う河に逸れていく。

すべてを委ねている俺は何も言わず2時間ほど無の境地にいた。

すると、ある岸部に舟を止めた。

ここはインディオ居住区。バナナール島(Ilha do Bananal)だという。

この島はおよそ2万平方キロメートル。考えもおよばないほど果てしなくデカい。

インヂオのおばあさんが畑の手入れをしていた。

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(実はこれちょっと好きな写真。おばあさんのニヒルな“強さ”を表す笑いが・・。)

今気付いたけど左上にUFO写ってないですか?(笑)

バナナを頂き(日本で喰うバナナとは味が全然違う!もーっとフルーティーというか・・)、コレでバナナール島に来た意味があるってもんだぜ。

だってバナナール島でバナナ・・。(汗)

おばあさんはこんな怪魚の河に囲まれてバナナとマンジョッカを植えて暮らしているのだ。
こうやってミシンも使って自分の服を作りおしゃれしているのだ・・。
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おばあさんは
「ここはいいところだ。」
と言った。

その目に嘘偽りがなかったことだけは確かである。
投稿者:TERU

展開。

南米ナマズ。

俺は何度も色んな河で怪物ナマズが掛かりはしたが逃げられている。

南米ナマズだけは闘ったやつにしかその凄さはわからない。

ミルクティーのような濁った河で掛かる怪物はまるで潜水艦でも釣ったかのように意のままに走りリールは壊れそうな勢いで鳴く。姿など見えない。

人間の力などなんとも思っていない。

10分が経ち、20分が経ち・・。とうとう木の根に擦られて170ポンドラインが一瞬できれる。

結果から言うと今回のピライーバは全然ダメだった。

乾季真っ只中で、アマゾン河を縦横無尽に泳ぐ巨大な怪物ピライーバはどこかに行ってしまったのだ。

しかし、ここには世界記録クラスのピララーラ(レッドテールキャット)がいる。

俺は何度も別の河で釣ったことがあるのでナメていたのだ。

この夜は凄いアタリが5回もあったのだが、すべてバラしたり切られた。

ピライーバがいないので気を抜き、ボートの竿立てに刺して待っていたのだ。
突然、「ギィーーーッ!!!」とリールが悲鳴をあげる。
雷魚用の強い豪竿(意外に海の超大物用より硬い)が見たことないぐらいに曲がっている。
すぐに竿を取ろうとするがあまりの引きのパワーで竿立てから抜けない!
そんな無様なことを繰り返し、色んなトラブルで結局釣ることは出来なかった。
今後、一からタックルも針も(現地のものが最高。)考え直さなければならないと感じた。(カルカッタ700ISO改など子供の手を捻られるようなもんだった。ABU10000でも厳しいと思う。もうPENNかOKUMAしかないな・・。)

宿の写真を見て、人ぐらいあるピララーラの写真に驚きあの引きを納得した。ピライーバはもっと強く速いのだ。

しかし、俺はある嬉しい魚を釣った。
こいつも凄い力だった。
底に張り付いたら動かない!

が、カメラがバッテリー切れを起こした。
コンパクトカメラ一台という貧乏野郎なので・・。

しかし、写真を撮らないことには誰も信用しない。
そのまま逃がすのは惜しい気がした。

食べる気はないので宿の前に朝まで繋いでおいた。

朝早く起きて写真を撮った。

じゃあ、いつものやつ行くよ〜。

アラグアイアの怪魚、

マユゲエイだ!!

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重そうに見えないけど重い!

やっぱりジョアンはちゃんと写真が撮れない・・。ほとんどボツ。


野生個体は地面に擬態していてわかりにくいが目の前に眉毛のような変わった模様があることからそう呼ばれている。

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この後、丁重にアラグアイア河に御帰しした。

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しかし、照りつける灼熱の太陽に河はどんどん干からびていく。

この後、俺のジョアンに対する一言から思いもよらない展開になっていく。

そう、旅立ったのだ。




野生ピラルクーの巣へ・・。


投稿者:TERU
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