ちょっとここでブラジルの説明をば。
俺ってついつい自分本位で物を考えちゃうんでみなさんには悪いなぁと思っています。
ある指摘を受けたんで気がつきました。
まず、ここを見られているほとんどの方がブラジルの地図が頭に入っていないということ。
九州のような形したデカい大陸が地球の真裏にあるってことぐらいを知っているというのが大半であるということ。
アメリカ人がまだ日本にはサムライがいると思っているのと同じ感覚なんですねー。
もともと熱帯魚マニアが嵩じて南米マニアの僕からすると、マニア仲間の感覚でしゃべっちゃうんですよ。
南米はやっぱりアクアリウム界では聖地であり、ナマズひとつとってもやっぱりカッコよさが違う。
鮒じゃなくてピラニアなんですから環境の違いが凄まじい。
魚種数、生態系の濃さ、種の多様化がケタ違いなので
アクアリムマニアはみんなAMAZONを夢見てる訳なんですねー。
だから必死で河の名前や場所を覚えようとする。マニアになればなるほど細い支流の名まで覚える。そうしないとコレクションもできないし、違いもわからない。
でも、実はマニアの人でも魚が日本に着くころには商業的なからみと伝言ゲームみたいになっていて真実が伝えられていないことも多々あります。
釣行記になるとそこを書くのが凄く難しい。
釣りのほうに振るとデカさだけが目立っちゃうし、そいつがその魚種でなかなかいない大物だということも伝えにくい。はっきりいってブラジル人でもビビる大きさ獲ってますよ俺は。行ったことある人ほどわかってもらえると思います。
熱帯魚マニアに振って書くと専門的になりすぎて旅的な熱さを書くのが難しい。
このブラジルを二周しているという今回の移動距離の凄まじさを伝えるのもこれまた難しい。マナウスとブラジリアの距離を見て下さい。ちなみにMANAUSとBELEMの距離で船で6日です。
ブラジル人でもここまではする奴はいません。地球一周しそうな距離をノリであーでもないこーでもないといいながら釣り竿持ってうろうろしてるんですから。
ついでにもうひとつ、ブラジルは日本に入ってくる情報より危険ではありません。
その影響のひとつにリオデジャネイロの麻薬組織が町中で機関銃で銃撃戦をたまにするためにそのニュースやサンパウロの都市圏のニュースが国際的に流されるためで、田舎になればなるほど治安はよくなります。けど油断や金持ちぶった格好などはもってのほかですが。
まあ、死んでも責任はとりませんが、ちょっとオーバーに言われているようには感じます。
僕がお世話になるのは一般観光客など絶対近寄らないような貧民街のファベーラと呼ばれる地区も結構ありますが、いったん家族同様になるといいところなんですよ。
全くしらないよその子が自由に出入りしていますが、物が無くなることは今のところありません。あっ、ちょっとあるか。(笑)
文章力がないためうまく釣行記に織り交ぜれないのが残念ですが、こういった基本的なことをもっと書いていかないと地球の裏の話をしてもすげえなあだけで終わってしまうのでちょっと注意しながら書いて行こうと努力する所存でございます。
日本で熱帯魚に興味がなくバス釣りのみという方にはわからないことが多いと思いますがここに出てくる言葉をキーワードにして少しずつでも魚やある意味本当のルアーフィッシングや南米、世界の文化に興味を持っていただけたらなあ、なんて思ってます。
つたなく未熟な文章ですが、ある意味では命を懸けて人生狂わしてまでやっている本音で書く釣行記を温かい目で楽しんで下さい。
いつもあついコメントをくれる読者の方々、仲間、本当に感謝しています。
今、人生でも大変な時期ですが負けないようにがんばっていきます。
俺が死ぬようなことがあれば誰か必ずアマゾン河に灰を流して下さい。
最後、ちょっとシリアスな文体になっちゃいましたが、それぐらいいいところだということが言いたいわけです。
BONBA DA AGUAは物理的な現象ではなく心の爆発を感じて頂ければ幸いです。
僕らはいつだって秘境を夢見てる。
俺は本当のことが知りたいんだ!