2008/1/30
ブラジリアに帰り、次の日はアロンさんの仕事や銀行について廻った。

銀行の支店長。なぜかピラーニャに噛まれた傷跡を自慢してきた。この人も相当釣りキチである。(笑)
行く先々で俺のことを紹介してくれるのだが、どこの会社にも一人や二人は釣りキチがいる。これは日本となんら変わりない。
この割合が一定なのも俺の中で七不思議のうちのひとつだ。
昼休みにその釣りキチのひとりが昼食を誘ってくれ3人でここの名物のバイーア料理を食べに行った。
これは肉と豆中心の黒人系の料理だ。
かなりヘビー。味は干し肉系なので獣風味が強調され、好き嫌いが分かれると思われる味だ。(モンゴルのおかげでこの系統の風味がどうしても俺は・・。)

「TERUさん。次はどこに行くんだい?」
「そうですねー。是非アラグアイア河に行ってみたいと思ってます。」
「そうか、あそこは魚がいっぱいいるよ。信じられんほどピラーニャがいっぱいいるんだ。アミーゴがいたんだが去年原因不明で河で死んでね。死体もピラーニャに食われて見つからないんだよ。」
「あいや・・。」
「だけどポサーダ(釣り宿)は知ってるよ。値段と状況を聞いてあげよう。」
ここで俺に甘えが生じた。今までかなり倹約して旅しているため、少しぐらいなら釣り宿を使ってラクしてもいいだろうという考えが芽生えた。
それは、このアラグアイア河というのは醍醐さんの本でも見たし、熱帯魚界の重鎮ナマズ博士の松坂さんが15年位前のアクアライフという本に書いたこの河のあるポイントの記事を読んでいて、どうしても行きたい河のひとつだったし、ピライーバやピラルクという2mオーバーの超巨大魚が多数生息する河なのでボートの設備もそれなりでなければ獲れないと思ったからだ。
俺は値段もそこそこで状況も良いと言うのでそこを予約したのだ。
しかし、「崇高なる貧乏旅」に生じた甘えが後にトラブルを引き起こそうなどとはこの時知る由もなかった・・。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
先述したナマズ博士の松坂さんとフィッシュハンター小川さん、いや、今はグランデ小川さん。
両氏は色んな噂の絶えない人達だが、なんといわれようとこの方々が熱帯魚界に残した功績は大きい。
日本でとやかく言っている連中より遥かに偉大である。
魚が好きな余り体ひとつでアマゾンに飛び込み切り開いてきた熱い男達だ。
俺はそこを見習いたい。ツアーもしているのは知っている。
日本の釣り師のアマゾン旅はこの二人に頼るのが大判であろう。
しかし俺はあえて、尊敬しているが為に頼りたくはなかった。
この人達がしてきたことを自分も自分の力でしてみたかったという気持ちがあった。
いつか出会う時にほかの奴らとは違うという意気込みを見せたかった。
今までそういう理由からふれることも書くこともなかった両氏だが、その気持ちだけは敬意を表して今ここで書いておこうと思う。
生物業界には常軌を逸した表に出てこない凄い男たちがいる。
アマゾンに渡った歴史に残る諸先輩方。
俺もまだまだやりますよ!やらいでか!

銀行の支店長。なぜかピラーニャに噛まれた傷跡を自慢してきた。この人も相当釣りキチである。(笑)
行く先々で俺のことを紹介してくれるのだが、どこの会社にも一人や二人は釣りキチがいる。これは日本となんら変わりない。
この割合が一定なのも俺の中で七不思議のうちのひとつだ。
昼休みにその釣りキチのひとりが昼食を誘ってくれ3人でここの名物のバイーア料理を食べに行った。
これは肉と豆中心の黒人系の料理だ。
かなりヘビー。味は干し肉系なので獣風味が強調され、好き嫌いが分かれると思われる味だ。(モンゴルのおかげでこの系統の風味がどうしても俺は・・。)

「TERUさん。次はどこに行くんだい?」
「そうですねー。是非アラグアイア河に行ってみたいと思ってます。」
「そうか、あそこは魚がいっぱいいるよ。信じられんほどピラーニャがいっぱいいるんだ。アミーゴがいたんだが去年原因不明で河で死んでね。死体もピラーニャに食われて見つからないんだよ。」
「あいや・・。」
「だけどポサーダ(釣り宿)は知ってるよ。値段と状況を聞いてあげよう。」
ここで俺に甘えが生じた。今までかなり倹約して旅しているため、少しぐらいなら釣り宿を使ってラクしてもいいだろうという考えが芽生えた。
それは、このアラグアイア河というのは醍醐さんの本でも見たし、熱帯魚界の重鎮ナマズ博士の松坂さんが15年位前のアクアライフという本に書いたこの河のあるポイントの記事を読んでいて、どうしても行きたい河のひとつだったし、ピライーバやピラルクという2mオーバーの超巨大魚が多数生息する河なのでボートの設備もそれなりでなければ獲れないと思ったからだ。
俺は値段もそこそこで状況も良いと言うのでそこを予約したのだ。
しかし、「崇高なる貧乏旅」に生じた甘えが後にトラブルを引き起こそうなどとはこの時知る由もなかった・・。
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先述したナマズ博士の松坂さんとフィッシュハンター小川さん、いや、今はグランデ小川さん。
両氏は色んな噂の絶えない人達だが、なんといわれようとこの方々が熱帯魚界に残した功績は大きい。
日本でとやかく言っている連中より遥かに偉大である。
魚が好きな余り体ひとつでアマゾンに飛び込み切り開いてきた熱い男達だ。
俺はそこを見習いたい。ツアーもしているのは知っている。
日本の釣り師のアマゾン旅はこの二人に頼るのが大判であろう。
しかし俺はあえて、尊敬しているが為に頼りたくはなかった。
この人達がしてきたことを自分も自分の力でしてみたかったという気持ちがあった。
いつか出会う時にほかの奴らとは違うという意気込みを見せたかった。
今までそういう理由からふれることも書くこともなかった両氏だが、その気持ちだけは敬意を表して今ここで書いておこうと思う。
生物業界には常軌を逸した表に出てこない凄い男たちがいる。
アマゾンに渡った歴史に残る諸先輩方。
俺もまだまだやりますよ!やらいでか!
投稿者:TERU