人間や社会に絶望し長い旅を続けて来た。 果てしない時間と果てしない空間と、生と死の狭間を。 そして傍らにはいつも、竿とリュックがあった。 水面の命の爆発と出会うために。                   

水面爆裂。

「そりゃもうBOMBA DA AGUAよ!」アマゾンに住む日系人の言葉が強く心に響いた。水面が爆発するという意。世界の釣り旅をぶっちぎりのクオリティでお届けします。あなたにもこの感動を。 《初めてこのサイトに訪問された方はページ最下部の投稿順ボタンにチェックをいれますと古い記事から順にお読み頂けます。尚、当サイトの画像等の無断使用は御止めください。》

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-------★TERU★-------- 波乱万丈の人生の途中で本当の幸せは何か? という疑問にブチ当たり、世界のシンプルライフを曇りなき目で見つめようと、ルアーロッドと供に旅にでる。 現在、いろんな自然や世界の人に出会い、いろんなVISIONが見えてきた秘境の大自然を愛するワールドアングラー。 <私の釣魚大全>ピーコックバス19種、ドラード2種、カショーロ5種、タライロン、ピライーバ、レッドテール、タイガーシャベルノーズ5種、タイメン、メコンオオナマズ、ピラーニャ36種、ヨーロッパオオナマズ、ビワコオオナマズ、バラマンディ、スネークヘッド3種、ピラブタンガ、パクー17種、タライーラ数種、アッパッパー、スヌーク、ザンダー、ノーザンパイク、パイクシクリッド5種、ビックーダ3種、トーピードパイクカラシン3種、クエ、ハタ、バラクーダ、ピラルクー、アロワナ3種、アリゲーターガー、オスカー3種、パールン、スティングレー、他タイ系5種、コイ系12種、トラウト系6種、ナマズ系100種以上、ワニ5種、他多数。 というか書ききれん。 裏ボンバダはココ

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熱帯魚界の重鎮。

ブラジリアに帰り、次の日はアロンさんの仕事や銀行について廻った。

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銀行の支店長。なぜかピラーニャに噛まれた傷跡を自慢してきた。この人も相当釣りキチである。(笑)

行く先々で俺のことを紹介してくれるのだが、どこの会社にも一人や二人は釣りキチがいる。これは日本となんら変わりない。
この割合が一定なのも俺の中で七不思議のうちのひとつだ。

昼休みにその釣りキチのひとりが昼食を誘ってくれ3人でここの名物のバイーア料理を食べに行った。
これは肉と豆中心の黒人系の料理だ。
かなりヘビー。味は干し肉系なので獣風味が強調され、好き嫌いが分かれると思われる味だ。(モンゴルのおかげでこの系統の風味がどうしても俺は・・。)

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「TERUさん。次はどこに行くんだい?」
「そうですねー。是非アラグアイア河に行ってみたいと思ってます。」
「そうか、あそこは魚がいっぱいいるよ。信じられんほどピラーニャがいっぱいいるんだ。アミーゴがいたんだが去年原因不明で河で死んでね。死体もピラーニャに食われて見つからないんだよ。」
「あいや・・。」
「だけどポサーダ(釣り宿)は知ってるよ。値段と状況を聞いてあげよう。」

ここで俺に甘えが生じた。今までかなり倹約して旅しているため、少しぐらいなら釣り宿を使ってラクしてもいいだろうという考えが芽生えた。

それは、このアラグアイア河というのは醍醐さんの本でも見たし、熱帯魚界の重鎮ナマズ博士の松坂さんが15年位前のアクアライフという本に書いたこの河のあるポイントの記事を読んでいて、どうしても行きたい河のひとつだったし、ピライーバやピラルクという2mオーバーの超巨大魚が多数生息する河なのでボートの設備もそれなりでなければ獲れないと思ったからだ。

俺は値段もそこそこで状況も良いと言うのでそこを予約したのだ。

しかし、「崇高なる貧乏旅」に生じた甘えが後にトラブルを引き起こそうなどとはこの時知る由もなかった・・。


  ――――――――――――――――――――――――――――――――――


先述したナマズ博士の松坂さんとフィッシュハンター小川さん、いや、今はグランデ小川さん。
両氏は色んな噂の絶えない人達だが、なんといわれようとこの方々が熱帯魚界に残した功績は大きい。
日本でとやかく言っている連中より遥かに偉大である。
魚が好きな余り体ひとつでアマゾンに飛び込み切り開いてきた熱い男達だ。
俺はそこを見習いたい。ツアーもしているのは知っている。
日本の釣り師のアマゾン旅はこの二人に頼るのが大判であろう。
しかし俺はあえて、尊敬しているが為に頼りたくはなかった。
この人達がしてきたことを自分も自分の力でしてみたかったという気持ちがあった。
いつか出会う時にほかの奴らとは違うという意気込みを見せたかった。
今までそういう理由からふれることも書くこともなかった両氏だが、その気持ちだけは敬意を表して今ここで書いておこうと思う。

生物業界には常軌を逸した表に出てこない凄い男たちがいる。

アマゾンに渡った歴史に残る諸先輩方。

俺もまだまだやりますよ!やらいでか!
投稿者:TERU

外国から見た日本。

今日も寄り道癖です。あしからず。

アマゾンのある河のほとりではっとしたことがある。

地元の釣り人が雑誌を持って来ていた。
街の釣り人は週末に釣りに行くのが好きなのだが、がつがつしていない。
のんびりハンモックに揺られて雑誌読んだり、料理したりして遊ぶのだ。

その全然知らない釣り人は作った料理を食べていきなさいと誘ってくれる。
河で会う人はすぐにアミーゴになる。

そこで何気なく置いてあった雑誌をめくるとこんな広告が。

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意外に世界の人の日本国像は外れていないかもしれない。

みなさんは世界から見た日本を考えたことがありますか?

ある意味辛辣なるものが見え隠れしてるように感じるのは私だけでしょうか・・。
投稿者:TERU

次回予告。

次の旅は・・

Rio・Araguaia!!(アラグアイア河)

白き河!巨大魚の巣!バナナール島だ!!               

                    乞うご期待!!

                         今回はちょっと波乱含み・・。
投稿者:TERU

謎のコイン。

ある夜。
ある街で。
ある少女から。
あるものを受け取った。

謎のコインと謎の記録媒体。

Calypso(カリプソ)・・。

その偉大なる海の女神の名は

この大陸では重要なキーワードだったのだ・・。

私は無神論者、不可知論者、経験主義者、合理主義者、客観主義者、懐疑主義者、唯物論者感の強い人格ではあるが

この国には理解を越えた何かがある。

来る時がきたら話そう・・。

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なーんて、ものものしい出だしでしたが

アマゾナス州であったよいお話し、心の温まる話があります。

後編で気がむいたら書くことにします。

ちょっと今お酒を吞み過ぎて酔っています・・。
投稿者:TERU

別れの時。

みんなが自分の事のように喜んでくれた。

最後のフィナーレを飾り、俺は本当に満足だ。

くろんぼジェッソおじさんが喜びながら言った。

「この場所でこんなにドラードを釣ったやつはいないぞ。このカショエラ(滝)には名前がない。ここにテルの名前を付けよう。そう、“カショエラ・ド・テル”だ!」

またもや最後にそんな感動的なことを・・。

泣かないでおこうと思ったのに・・。

前が見えないよ・・。

涙を隠そうと、大きめのキープしていた魚を氷詰めの発泡ケースから取り出し、エリカちゃんに渡した。

「うわあ・・、グランジね・・。今度来た時はそのキレイなイスカ(ルアー)の釣り方教えてね! えへへ・・。今日はこれ食べるんだっ。」

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ああ、なんて心がすがすがしいんだ。

心が澄みわたっていく・・。

さあ、帰ろう、アロンさん!

ありがとう!みんな!また帰ってくるよ!

今度は怪物ピンタードが遡って来る季節に!


やっぱり旅は最高だぜ!!



チャオ!バイコンデウス! 
            
                        



                              河の虎ドラード編・完

投稿者:TERU

河の王。

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昼にウィルソンおじさんがペスカドールたばこを作っていた。
このたばこが何故ペスカドール(漁師)たばこなのかと言うと、漁で両手はふさがっていて使えない。
なので唇に微妙なつば加減でひっつけ手を使わず漁に支障をきたさない為である。
長く硬く巻くのも何度も火を点けないようにする為だ。
子供用ノートを使いかなり手慣れた手つきで巻く。
おじさんが巻くと美味いのだ。

この時、おじさんがふいにこう言った。

「テル。お前は立派なペスカドールだよ。」
「えっ?・・。」
「ジャポネのジャポーネースはそんなにみんな釣りが上手いのか?」
「そうさ、海に囲まれていて釣れないものをどうやって獲るかあの手この手考えさせたら世界一さ。」
「ははは!言うなー。」

とっさにそう切り返したが、その言葉が後になって凄く嬉しかった。
凄腕漁師に認めてもらえたような気がして。 (ちょっと書いてて恥ずかしい。)

そこにアロンさんがやってきた。
「今日帰るよー。けど最後に夕方もう一度やりたいんだろ?そう顔に書いてあるよ。最後に釣りしたら帰ろう。」

なんという心遣い。アロンさんは自分は全然釣りもしていないのにこんな地球の裏側の馬の骨を仕事を休んでまで連れて来てくれている。

恩返しがしたい。
「アロンさんこれ使ってよ。次来た時一緒にルアー釣りをしよう。練習しておいて。」
そう言って俺は魂のコンクエスト200DCと竿を差し出した。
「こんな高い物もらえないよー。」
「いや、いいんだ。受け取って。一生アミーゴの証だ。」
「そうか。ありがとう。大事にするよ。今度一緒に釣り行こう!」
これぐらいでは返せない恩がある。なんか最高に気分がいいゼ!

そうしてる間に夕方になった。
ラストチャンスだ。
俺は針、ワイヤーハリス、糸、竿、リール、フィッシュグリップ、ヘッドランプ、すべてにチェックを入れた。

「絶対ヤツは釣れる。」 

そう思った。

日が木の影に隠れた。
どんどん、どんどん暗くなっていく。日本より確実にこの間が速い。

ギリギリまで待った。

「一発に懸ける!」

もうほとんど暗く、ようやく対岸の水際と岩が確認できるくらいまでになった。

またもや体が勝手に投げた。考えなかった。

必至でリールを中腰になって巻いていた。

来る!来る!

ドッガーン!!!

思いどうりの場所、タイミングで喰った!

その衝撃、まさに脇腹が竿尻で殴られる。

「痛っー。」

もう他人目から見たら必至でよろよろだろう。

ドバッシャーン!ドバッシャーン!

暗闇にすんごい爆音で跳ねている。竿がぐるんぐるん引き倒されている。
リールも悲鳴を上げて出ている。
コンクエスト300ドラグ改10kgoverにしているのにもかかわらずにだ。

ダメ・・だ。獲れんかも・・。

流れに乗ると凄いパワー。

そこからどうなったかあまり記憶にないのだが水に浸かり倒木を除け下流の開けた所に無我夢中で下っていた。

何度も引き寄せるが暴れるのを止めない。右に左にグオッーと吠えるように飛ぶ。

少し力が落ちた瞬間、ヘッドライトに手をやり照らした。

「デカイ!!」

落ち着け、落ち着くんだ。

ここで失敗は出来ん。フックが手に刺さってもいい!怯まず掴め!

手前まで来た瞬間ヤツは飛ぼうとした。

しかし、その瞬間!

ガシッ!

フィッシュグリップをカマした!

ドッパンドッパン手が振り回される。まだ抵抗を止めない!

竿を放って、両手で掴んだ!

グワシっ!

どうぅりゃあぁぁぁぁっっ!!!


獲ったぞっーーーーー!!!


遂にやった!

凄い、凄い力だ・・。




モンスタードラード!!
 

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                             〈Salminus brasiliensis 〉
投稿者:TERU

リオ・イシュクールの畏怖。

ドラードの家に帰った俺はもちろん次の日の夜明けも暗い河岸に向かった。
今日が最終日、ブラジリアに帰る日だ。
6時ちょうど、まだ真っ暗な河岸で河のせせらぎだけが聞こえる。
ブラジルでは安物のたばこDURBYをゆっくりくゆらせる。
たばこの煙と朝靄がうっすら見え始める。
水中に沈んだ岩を集中してみる。見続ける。
釣り師にはわかるのだ。例えそれが物理的に見えていなかったとしても。
ミスは出来ない。岸際の倒木や岩にひっか掛ればこの朝のチャンスは死ぬ。

針もこれでもかというぐらい鋭くしてある。太い針は鋭くなければ刺さらない。

神経を無にすれば、その時に体が動く。
ルアーはもう着水し、剛竿を脇にかかえリールを全開で巻いていた。

ガッツーン!!どぐっ!!

凄まじい衝撃が走った。ロッドエンドが俺の脇腹を強く撃った。ホウキで振りかぶって殴られたぐらいの衝撃だ。

これだけ集中していても全開のリールと流れに対して悪魔のような力とスピードで襲いかかってくる巨大なドラードにはかなわない。

フックアップが出来ないくらい強い。俺も実際経験するまで醍醐麻娑沙夫さんの本などを読みわかっているつもりでいた。数も釣りわかっているつもりでいた。
しかし、知識を得ることと経験することは全く別だ。

悪魔サイズのドラードは想像を遥かに超える。
ディアブロウなドラードの力とスピードは全く河の虎、河の王という名にまったく恥じない。

アタリだけでこんなにも体が震える魚はいない。恥ずかしくも体が震える。

このちっぽけな大きさの河にこんな想像もできない悪魔が潜んでいるのか・・?

その朝二度とあたりはなかった・・。


やけに鷹が騒いでいる今日は何かおかしい・・。
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投稿者:TERU

赤い殺し屋、ピラヤ。

水草と闘いながらヘモ(櫂)で漕ぎ大きな開けたポケットに出た。

そして、そこはルアーを投げてもあれだけいた魚の反応が極端に薄くなった。
しかし、ここで俺は何かおかしな雰囲気に気付いた。
何の根拠もないが何か底にいるような気配がするのだ。
色んなルアーをとっかえひっかえして投げてみるがアタリがない。
しかし、この場所に俺はこだわった。何かおかしい。
あるルアーがひらめいた。困った時のボーボレータ。(秘密が知りたい人はネットで探してみてね。まだ教えない。)
こいつの小さめのタイプのレレにST-66の極小を付けて沈むやつがあった。
わからない人の為に言うと、要は小さい水中ジャークペンシル。

これで深めの場所を緩いトゥイッチで探ってみた。

ガッツーン!!

カカッタ!この瞬間にヤツであることはすぐにわかった。

とうとう出会った俺だけのこだわり。

やったぜ!超レア!
サンフランシスコ河流域のみ生息する赤い殺し屋!

ピラニア・ピラヤ!

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(写真も一人で撮れないので岸により枯れ枝に固定して撮影。おかげで前に出し過ぎた。)

シブい・・。シブすぎる・・。初めて見た野生大型ピラヤ。水槽のものとは全く違う。右から左から上から下まで穴が開くほど見続けた。この縦に波立つ赤の模様が独特だ。


これを釣ったことのある日本人なんて聞いたことないし、ネットでも見たことない。

こいつのカッコよさがわかるかな〜。
頭のラインと厚みとアゴの力が全然違うんだよ。
相当なピラニアマニアでもわからんだろうな。野生のピラヤのシブさ。
みんなブラック、ブラックだからね。
日本の水槽では大きくなりづらいタイプだからみんなよさがわからんのだろうな。
(俺はわかるぜ!という方の熱いコメント待ってます。)

こいつはでかくなってこそシブくなる。

えっ?マニアすぎるって?
ここを見ている98パーセントの人はナッテリー(普通種)とどこが違うかわからんという顔して見ているのが目に浮かぶようだ・・。
そう。俺は怪魚マニア中の怪魚マニアだ。誰にも情熱は負けんしオタクだ。もう言い切っとく。

戦法は見えた。
同じ要領で釣った。これ位が最大クラスだろう。
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俺の釣りは本当のハンティングだ。自然が薄くなった場所でのゲームフィッシングというルールを守らなければならない世界もあるがここは違う。
今日はこれを喰う。闘いに勝ったのだからじっくり味わって相手に無礼のないようにキレイな骨になるまでおいしく頂く。それがこの自然の流儀だ。ピラーニャは美味いんだ。

遂にこの手にしたピラヤ。さあ帰ってみんなで喰おう。

しかし、あの藪に消えたおじさんはいつまでたっても帰ってこなかった・・。

いやー、実にうれしい。

                プチ旅ピラヤ捕獲ミッション終了☆

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                              〈Pygocentrus piraya 〉
投稿者:TERU

あぁ、フロッグ・・。

だが本命のピラヤはいない・・。
まったくもって釣りの定説どうりドラマのラストシーンにならなければやってこない。
釣れる場所を求めて沼の周りを歩いてみるが想像よりも遥かにデカイ。
どれぐらい歩いただろう。投げれる開けたポイントまで来ると前に突然アルミボートに乗った手漕ぎの色黒の初老のおじさんが現れた。
「何してるんだ?この人?」
陸に上がってきたので声をかける。
「こんにちは。ここに赤い大きなピラーニャいますか?」
「ああ、いるよ。沖の深みじゃないと釣れん。このボートを使いな。」
そう言っておじさんは藪の中に消えていった。
ナニ者?
手漕ぎなのになんでアルミボートなんだ?しかも何処へ・・?

とりあえず、お言葉に甘えて一人でボートに乗りとりあえず手前の浮き草密集地帯へ。
雷魚用フロッグを投げてみたくなった。
草は日本にもくさるほどある巨大版ホテイアオイだ。日本のものと全く同じ。ただデカイ。
こいつの世界中にはびこる増殖力にはほんと畏れ入ります。アマゾン河本流なんて巨大な島になってるからね。
浮き草の上にポトンと落とす。
ガポンッ!
ワンバイトで釣れる。その間3秒。
これも定番のタライーラ。
いるべきポイントには必ずいて恐ろしい密度で生息している。
釣り上げると既にフロッグは破れて使いものにならない。
あまりの雷魚用フロッグのモロさに落胆し、写真すら撮り忘れた。

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                             〈Hoplias malabaricus〉
一見鋭くなさそうな牙だがこれは薄い肉が歯の前に唇状に覆いかぶさっていて中にカミソリのような牙が入っているのだ。

―教訓―
南米にフロッグは無意味です・・。もったいないです・・。あぁ、ジェリービーン・・。
投稿者:TERU

犇めく。

いてもたってもおれない俺は竿を持って家の前のラーゴに向かった。
ここはラーゴというより沼というような雰囲気。
日本の湖沼の風景や水に酷似している。

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しかし、最も違うのはその豊かさだ。
もう目の前は魚の影や波紋でいっぱい。
しかも凄いのはそいつらは全部ルアーを追うってこと。

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もう第一投目から20cmくらいの何十匹のブリコン系の魚がチェイスし、イレギュラーな動きを演出すればピラニアがギラッと来るし、草影からはタライーラが飛び出し、手前ピックアップ寸前に我慢しきれなくなったトーピードパイクカラシンなどが飛んでひったくっていく。
日本のような無理矢理これで釣ってやろうというような感覚ではなく
ルアーが最も効率的に魚を獲る道具として成立する所なのだ。

こいつに食われないようにルアーを操作しなければならない。
こんなおチビちゃんまで襲いかかってくるのだ。
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やっぱり豊かさのレベルが違う。

ピラーニャもたくさんいるがピラヤが・・。
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(珍魚画像は見せたいんですがまだ出せません・・。アクアリウム的視点ではかなり価値があるので。)

この多種多様の魚が自分の捕食範囲や生活圏を微妙に変えひしめきあって生活しているバランスの妙に大気から伝わる感動があるのだ。

この感覚だけはここに来てみなさいとしか言いようがないのである。

スレでこんなものまで・・。

日本では水槽の苔掃除魚ぐらいにしか思われていないこの種のプレコも

こんなにも艶い主役級の美しさを持っているのだ。

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                         〈Glyptoperichthys gibbiceps〉

「セルフィンプレコをバカにしたことある奴は一歩前に出て歯を食い縛れ!」 

ばちーんっ!! ヾ(゚д゚;) ゴッ、ゴメンヨー

↑バカね俺って。(笑)


投稿者:TERU

気楽に行こう。

ようやくジェッソおじさんの親戚の家に着いた。
近所でこの距離ですか・・。

いきなり目に着いたのはかまど。
毎日パンを作るらしい。
ある意味最高の贅沢かもしらん。

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ジェッソおじさんのおばさんがたいそう歓迎してくれ料理を食って行け食って行けと言い色んな物を食べさせてくれる。
だが、気付けば画像を撮っていない。
こういう時に写真を撮るというのは以外に勇気がいる。
場の雰囲気を壊したくないという時や、えらく感激している時にもよく忘れる。

そして、ここいらへんの線引きが難しいのだ。
常に現地の人と同じ目線で生活し、家族になろうということに努めている。
これが一番重要なことかもしれない。
それがすべてにつながり、今までいきあたりばったりの成功するはずもない旅で現地でも記録級の怪魚に出会えてきた秘訣なのかもしれない。
ただ、こうやって書くと釣りばっかりに思われるかもしれないが、どっちかと言うと旅に釣りがひっ付いてると言った方が俺の釣行記には適しているかもしれない。

インディオの人とかになると恥ずかしがる人も多いので素の写真が撮れない。
何気なくパシャっと撮らなければいけない。

ご馳走を頂いて何気なく居間をパチリと撮った写真がこれ。

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こういう何気ない写真もすべて大事な思い出であり作っていない素の写真なのだ。
満腹のお嬢ちゃん、ニワトリ、簡素な壁、大地に降り注ぐ太陽・・。

おっとまた寄り道してしまった。
こうやって寄り道寄り道書いていくことがどうしてもやめられないので無理に釣行記らしくすることをやめる。
どんなスタイルだっていいはずだ。俺らしくいこう。

食後家の前で木に実っている果物をとって食い散歩していると栗そっくりの実が稔っている。
この栗みたいな実は指で軽く磨り潰すと紅いインクのようになる。
そう。これはインディオの戦士が体のボディペインティングをするあの化粧品だ。

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好奇心で潰してみたがその後二日は色がとれなかった。

そしてこの精悍な青年ニュードー君。彼はこの家に着いた瞬間から好奇の目で俺を向かい入れてくれ、家の前になる多種の果実を熱心に説明してくれる。

この自然の果実が生い茂り、長閑な時間の流れる楽園の雰囲気が伝わるかな?

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投稿者:TERU

誌面デビュー!

いきなりですが、
本日発売
週刊テレビグループ
ハローフィッシング別冊
Lure Fan誌に
10ページにわたりこの
☆BOMBA DA AGUA☆が掲載されております。

普段あまり書かないテクニックなども書いているので
興味のある方は是非お求めになって下さい。
釣り具屋さんや書店にない場合は直接購入も可能です☆

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この場を借りて、いつも熱い心で俺に接してくれる朋友拓矢くん。ありがとう。

御熱心な愛読者の方々、
まだまだ未熟な半人前で、至らないことばかりで本当に情けない私ですが
自分に対して熱い気持ちだけは裏切らないように精進して参ります。

また、この入魂の掲載で何かを感じて頂ければ幸いです。
                    
                                   敬具。



投稿者:TERU

ピラヤ。

俺はこのイシュクール河に来るのは二度目だがどうしても俺の釣魚大全に入れておきたい魚がいた。

サンフランシスコ河流域に生息する幻の大型ピラニア

ピラニア・ピラヤである。

釣り的にはさして今までのビッグフィッシュと比べると大きくもない魚だが、俺はどうしても釣りたい。
この目で野生の姿を見たいのだ。
たくさんいるピラニアの種類の中でも俺が特に好きなピラニア。
怪魚が持つ“逝ってる目をした殺し屋”なのだ。
俺だけのこだわりがあるんだ。

しかし、色んな漁師に聞くがこの河にはあまりいないという事実が判明した。

じゃあ、どこにいるんだ?
この家のくろんぼジェッソおじさんに聞くと、
「俺の親戚の家の前のラーゴ(湖)に多分いるよ。」
との返事。

多分という言葉がひっかかるが・・。

今までこの多分という言葉に何度泣かされてきたことか。

いつもこんな調子で世界の辺境の地を右往左往しているのだ。
自分でもホント懲りない奴だなと思う。
誰に言われるわけでもなく周りの日本人は何の関心もいだいていないことをなけなしの金を使い、ある時はバスで60時間移動したり、5人乗りのジープに12人詰め込まれたり、カヌーで三日もかけて釣った魚だけを食い奥地に入っていったり・・。
地球の裏側のはずれの辺境まで来て危険を危険とも思わず、楽しく竿を振っているのである。
まったく自分を第三者の目で見るとかなりおかしい奴に見えるんだと思う。

おっと、また余計なこと書いた。

「おじさん!そこに連れてってくれ!」

「いいよ、ちょうど用事もあるし。」
かくして、ピラヤを求めるプチ旅が始まった。


4時間ずっとこの景色。




むきだしの地球ってやっぱいいな〜。
投稿者:TERU

蛍光色のテントウムシ?

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爪ノミで思い出したのでちょっと寄生虫のお話。
前回の旅でかなりハショったんだけどサンタ・カタリーナ州、パラナ州、パラグアイもあるものを探して旅してたの。
フロリアノポリスという大きな島の街で海に流れ込む小川があったので竿を出してみるとサンパウロより遥か南に位置する場所なのにタライーラが生息していることに驚いた。

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しかし、もっと驚いたことは魚の体表を蛍光色のテントウムシにしか見えない寄生虫が
魚の体を高速で移動しているのを見た時。
なんなんだ?これは?

よく観察するとその蟲の体側は透明で反り返っておりピタッと吸着できるようになっていて四足の水搔き状の脚で目にも止まらぬ速さで魚のぬめりの上を移動する。

テントウムシとアメンボウとカブトエビが合体したような蟲。

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世界には不思議な虫がたくさん。
あまりにも意表をつかれた生体に感動すら覚えました。

シートンさんの気持ちわかりますよ。

爆裂!究極古代牙魚狩り南米編後編では超カッコイイ蟻シリーズがでてきます。

多分びっくりするでしょう☆
投稿者:TERU

タマタ。

うわーっ、いっぱい入ってるわ。

俺だけではない。みんな爪ノミの餌食になっている。

もう、まるで猿の毛繕いのようである。

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蚊はインディオにはあまり刺さないという事実を真の当たりにしたが、こいつは人を選ばないようだ。

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しかし、何故こいつは痛みもなく体内に侵入できるのか未だにわからない・・。

もうどうでもよくなってきた・・。
死にはせんだろ。

アロンさんがおもむろに
「美味いもん喰わしてやる。」
といって河の反対側の池に付いてこいと言った。
この家の長男のマイクと三人で投網とバケツを持っていった。

池に近づくと大きな太った丹頂鶴にそっくりな巨大な鳥トゥユユが大群で逃げていく。
何気に凄い光景だな・・。やっぱ凄いわ、南米・・。

「ところで何が獲れるの。あっ、もしかして、ピラヤ!?ピラニア・ピラヤ!?」
サンフランシスコ水系に生息するこの幻の大型ピラーニャをまだ目撃していなかった俺ははしゃいだ。

「いや、違うよ。タマタだよ。」

何それ・・?

池に着くといきなりマイクが投網を投げた。

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引っ張るとすでにたくさんの魚が入っている。
しかも一種類だけ。
ああ、こいつはヨロイナマズのカリクティス・カリクティスだ。
タマタって言うんだ・・。
いや、こいつのマニアはかなりの変態なのでたくさん写真撮っとこ。

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「他の魚はもう獲っちゃったんだ。赤いピラーニャ?少し居たよ。けどもう一週間もしたらここは干上がっちゃうんだ。」

マジで・・。

けど来年になるとまたたくさんの魚が入っているらしい。
自然って不思議だな・・。

家に帰るとタマタを泥を吐かした後、アロンさんが料理してくれる。
内臓も抜かずそのまま醤油の煮付けだ。

し、しかしその醤油とトマトってあうんですか・・。(汗)

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「わ、わたしいりません・・。」
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エリカちゃんの反応にビビった俺。
恐怖の料理が出来上がった・・。

何故俺が恐怖を感じるかと言うと、以前アクアリムショップで飼育していた時、こいつの店に匂いが充満するような鼻も歪む程の死臭を体験していたからだ。
マジ強烈。
                      
・・・・いかんいかんいかん。
こんなことではいかん。
先入観が旅では最も危険だ。
自分の味的感覚美的感覚の中心軸を破壊しろ。
それを破壊できるのが勇気ある男だ。
うまいと思い込め。
醜い物ほど美味いのだ。
薄っぺらい男になってしまうぞ。
そう自分に言い聞かした。(笑)

「あれ?」なんだか美味そうに見えてきたぞ。
なんて自己暗示にかかりやすい俺。

ようし、食おう。
おっ、硬い鎧がすぅーとキレイに剥がれる。

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まず、白い身を喰ってみる。
もぐもぐ・・。
・・・・うっ、以外とイケる・・。

アロンさんが、
「肝が美味いんだよ。食ってみ。」

ええい、ままよ。もう手で食う。
こういうもんは手で食うのが一番うめえっ!

腹に俺はムシャブリツイタ!

・・・なんという濃厚で上品なとろけるような脂、それでいて鮎のわたのような清涼な苦み。
むうっ!
・・・・うっ、美味いっ!

数々の南米の魚を食ってきたが最上クラスの美味さだ・・。
俺の親父は相当な鮎の釣りキチで今までかなり日本全国の鮎を食ってきたが
鮎より美味いかも・・。
鮎の肝を濃厚な脂で包んだ感じと言えばよいのか・・。くせになる味だ。

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いや、もう止まらん。
8匹も食ってしまった。

生きたやつしかこの調理法で食えんし、アマゾン在住の日系人特有の調理法らしい。
南米でもしこいつと日系人に出会うことがあったら是非是非ご賞味あれ。
俺がこれほど言うということがわかるはず。
きっと人生に深みが増すことでしょう。

いやー、“くもりなき眼の旅”をけがすところだったぜ☆

最近、食いもんばかり書いてるよね・・。
投稿者:TERU
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