人間や社会に絶望し長い旅を続けて来た。 果てしない時間と果てしない空間と、生と死の狭間を。 そして傍らにはいつも、竿とリュックがあった。 水面の命の爆発と出会うために。                   

水面爆裂。

「そりゃもうBOMBA DA AGUAよ!」アマゾンに住む日系人の言葉が強く心に響いた。水面が爆発するという意。世界の釣り旅をぶっちぎりのクオリティでお届けします。あなたにもこの感動を。 《初めてこのサイトに訪問された方はページ最下部の投稿順ボタンにチェックをいれますと古い記事から順にお読み頂けます。尚、当サイトの画像等の無断使用は御止めください。》

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-------★TERU★-------- 波乱万丈の人生の途中で本当の幸せは何か? という疑問にブチ当たり、世界のシンプルライフを曇りなき目で見つめようと、ルアーロッドと供に旅にでる。 現在、いろんな自然や世界の人に出会い、いろんなVISIONが見えてきた秘境の大自然を愛するワールドアングラー。 <私の釣魚大全>ピーコックバス19種、ドラード2種、カショーロ5種、タライロン、ピライーバ、レッドテール、タイガーシャベルノーズ5種、タイメン、メコンオオナマズ、ピラーニャ36種、ヨーロッパオオナマズ、ビワコオオナマズ、バラマンディ、スネークヘッド3種、ピラブタンガ、パクー17種、タライーラ数種、アッパッパー、スヌーク、ザンダー、ノーザンパイク、パイクシクリッド5種、ビックーダ3種、トーピードパイクカラシン3種、クエ、ハタ、バラクーダ、ピラルクー、アロワナ3種、アリゲーターガー、オスカー3種、パールン、スティングレー、他タイ系5種、コイ系12種、トラウト系6種、ナマズ系100種以上、ワニ5種、他多数。 というか書ききれん。 裏ボンバダはココ

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拝啓読者様。

いつもこのブログを楽しく読んで頂き本当にありがとうございます。
早いもので書き始めてからもうすぐで半年になります。
ほとんど宣伝していませんが検索にもたくさんヒットするようになり、大勢の読者の方々に読まれ人気ブログになっているようで大変うれしく思っています。
星の数ほどある釣りブログの中からとりわけ御贔屓にして頂き何より光栄です。
そこで、これから感想や疑問などをコメント欄やBBSのほうに書き込みによく来て下さる方には感謝の気持ちを含めまして独断の抽選によりプレゼントを用意したいと思います。
と言うのは僕は旅の途中でもよくして下さる方には必ず恩返しをしていますし、釣りキチにはルアーをプレゼントしてきます。いちばん喜ばれると思うからです。
どんどん書き込んで頂いて結構です。
世界のおみやげやルアーが届くかもしれませんよ。
釣行記のほうもまだまだ続きます。
ではこれからもご愛読のほどよろしくお願いします。

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投稿者:TERU

緊急告知!

4月1日にリンク先でユーラシア大陸一周釣り旅を一緒にした友人、モンスターキッスの拓矢くんが北陸フィッシングショー
http://www.hokurikufs.jp/
に怪魚釣り旅のブースを出展するらしいので、僕も応援に行かせて頂きます。
もし僕を見かけたら気軽にお声を御掛け下さいね。

なかなか若さにまかせた類を見ない面白い企画だと思うので、
「お金はあんまりないけどヒマと情熱はたくさんあって怪魚釣りたくて仕方がない。」
なんて人は面白い話聞けると思いますよ。
入場は無料でーす。(笑)


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投稿者:TERU

また会う日まで。

アカイさんの家に着いた。
みんなともここでお別れ。
みんながアドレスを俺の日記帳に書いてくれる。
「次来た時は俺んち来いよな!」
とか嬉しい事を親指立てて言ってくれる。
ブラジルはこの親指立てる仕草が最高にすがすがしい。
俺は日本でも流行らせたい。みんな気分がよくなるから。
アカイさんが、
「次はどこ行くんだい?」
と聞いてきたので、
「あてはないけどパンタナルを見てみたい。河の王ドラードを釣ってみたいんです。」
「おおっ!やっぱりそうか!じゃあ俺の弟を訪ねてみるといい。ブラジリアに住んでるんだがな。ドラード釣り好きなヤツだ。連絡しとくよ。」
あれ、また話がとんとん拍子に・・。
しかし、なぜブラジルの首都ブラジリアに住んでいる人がドラード?
ドラードは遠く離れたパンタナル・パラナ河の牙の王じゃないのか?
まあ、あてもない旅だし、ここはご厚意に甘えるとするか。 

アカイさんとのお別れの時が来た。
すごい男だった。
すごい体験をさせてもらった。
今までの旅で日本語を話すこんな凄い男に出会ったことはない。
でかかった。果てしなくでかかった。心が。
普通日本人なら絶対怒るような場面でも文句一つも言わないで自分でなんでもやり解決してゆき、偉そうぶらなかった。ケタ違いのお金持ちなのに。
体も筋肉隆々で物凄く食べ、とても実際の高齢には見えなかった。
「俺、日本に帰ったら、インターネットで釣り旅のこと書きたいんです。」
と言ったら
「たのむ。ブラジルの本当の事、日本人は知らん。ぜひみんなに知らせてやってくれ。ブラジルはアマゾンはいいところだ。俺はもうブラジル人だけどよ。日本の事は毎日見てる。NHKもあるしな。たのんだぞ。」
俺、なんか泣いちゃった。
自分でもわからない。深い意味なんてわからない。
けど涙が出てきて止まらなかった。
アカイさんの後ろに今まで苦労してきた日系人達の姿が見えたような。
そして、地球の裏側から遠い昔に離れた遠い祖国を愛する気持ち。

アカイさんの後ろに大きな大きなものが見えた。

その約束を果たす為にもこのブログを始めた。
言いたいことを文章にするのは難しくなかなか伝えれないけれど、少しでも解って頂ければうれしいです。

「いつでも戻ってこいよ。俺がいつでも釣りに連れてってやる。今度はあの話した奥地にいこう。」
「ありがとうございました。本当にお世話になりました。また会えるのを楽しみにしています。さようなら。チャオ!オブリガード!

すごい男に出会った。出会いこそが旅だ。
これこそ俺の財産だ。

また会う日まで。さようなら。みんな。そして強き男ファゼンダ・アカイ。
あなたにこそファゼンダという称号がふさわしい。

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投稿者:TERU

帰ろう。

朝になった。
昨日は疲れきってハンモックに吸い込まれるような深い眠りに堕ちた。

猿が鳴いている。
いくら聞いても不思議だ。
近くにいるようで遠いような不思議な声。
ああ、いい音だ。
この音を体全体で覚えよう。
染み込ませよう、この体に。

あれほど辛かった蟲のキャンプ。
苛酷な生活はもう終わるのか。

帰る前にこの河で泳いで帰ろう。
体で感じよう。

水をゴクゴク飲みながらゆっくり入った。
今の所アマゾンの水を飲み続けているがなんてことはない。
ネグロでもずっと飲んでいたけどおいしかった。

イガラッペ(小さな支流)で水に全身が浸かると体中を小さなカラシンが体を何百匹と突いてくる。
くすぐったい。
イテ! 小さなアピストまで好奇心で突いてくる。
 
デカいルアーばかり投げていて気がつかなかったが、こんなにたくさんいるんだ。
うれしい。
河は生きている。
生命であふれ帰っている。

こんなことにも気がつかないなんてマダマダだ。
もっと森を知ることに努力しなくてはいけない。
釣りとは関係ないと思われることもすべて。
全部繋がっているんだ。

知りたい。この大自然を。
地球に残された宝、この多種多様の極みアマゾンを。

蚊は辛かった。
けれども冒険の辛さは後の人生に大きな彩を添えてくれる。
俺って幸せだ。

この河に住むまだ見ぬたくさんの怪魚、牙魚。
またここに戻って来れる時があれば真剣に遊ばせて下さい。

「じゃ、チャオ!リンド ヒオ ムジュ!オブリガード!(じゃ、さようなら。美しい河ムジュ!ありがとう!)

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帰りの赤土のどこまでも続く一本道で、ぼんやりしながら目の前に写る

「交通安全・平塚八幡宮」

というお札を見て、ここは日本なのか?はたまた夢なのか?
夢と現実の区別がつかなくなりかけた。
足の傷を見ると、やっぱり現実だ・・。

うーん、ああ楽しかった!

投稿者:TERU

生命の楽園。

明日の朝帰ると聞いた。
正直、もっと釣りたい気持ちと蟲の痒さに耐えれずに帰りたい気持ちが渦巻いていた。
ネグロが天国だったので、俺はアマゾン河をナメていたんだ。
脚が膿んできている。熱も出ていないしちょうどいいかもしれない。

御子呼をしに蚊帳から出た。
光る目が見えた。
そぉーと近づくと、子ワニだ。
強力ヘッドライトの光で硬直しているすきにすばやく捕まえた。
メガネカイマン!しかもレア種!!

おとなしい。この種類のワニはペットにできるくらいおとなしくてかわいい。

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もうこの顔はいったい何人なんだ?

帰ろうとすると、今度はカサカサ動くものがいた。
うおっ!モンキヨコクビガメだ!
キレイなー!

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御子呼するのを忘れてました・・。
投稿者:TERU

ワニ、カメ、タベル。

釣りをしていたのは俺とアカイさんだけだった。
他の連中はみんなハンターだった。
そっちのほうはあまり獲れずに、パッカというおおきなネズミのようなものと大き目のワニを持ち帰っていた。

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料理にとりかかった。

ワニを捌き、

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カメを捌く、

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一滴の血も無駄にはしない。
 

ワニのステーキ。

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カメの煮込み。

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甲羅がお皿。

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ハラペコだ。自然に感謝して隅々まで頂きます。
うん!うまい!見た眼に反して赤身で滋味深い。
とてもカメの肉とは思えん。いや、信じられん。

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これを見て奇声を上げた諸君、まだまだですナ。
この味をわかろうとしない人とはまず私とは友人にはなれないだろう。(開高さん風?笑)

いや、それよりもっとうまいのはワニだ。ジューシーである。
なぜこんなに爬虫類がジューシーなのか。
鶏肉の最上級よりうまい。止まらない位だ。
これ食えばマラリアも吹っ飛ぶゼ!

賢者は旅を語り、愚者は食い物を語るらしい。
私がどちらであるか結論は読者におまかせします。

とにかく釣った。見た。食べた。
良い悪いはここでは抜きにしてそうなのだ。
事実、奥地の生活である。

これで今日も俺の健康に異常ナシ!

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投稿者:TERU

豪雨。

牙魚には出会えたがその後が続かず俺はまだ帰りたくなかった。
雨が降り続けていたがピラニアをエサに一匹まるまる放り込んだ。
その間ルアーロッドのスナップの先にフックをつけてピラニアの切り身で釣っていた。
ピラニアや小さいナマズはやはりどこにでもいる。
30分ほどたっただろうか。
「ギギギギ!」
キタ!かかった。
ぐりぐり近くまで寄せてくると、タイガーシャベルノーズキャット。
「カッシャーラだ!」
白い、こんなに白いのがいるなんて。

もう一度投げ込んだ。
また30分ぐらいたっただろうか。
「ギギギギギギギ!!!」
雷魚ロッドが悲鳴をあげた。すかさず取り上げ全体重をかけあわせた。
その瞬間、予想もつかない力とスピードで走っていく。
必死だがどうすることもできない。糸だけが出ていく。無力だ。力の違いがありすぎる。
水の中の相手が何者なのか想像もつかない。
自分の力ではどうすることもできない。それほどのパワーなのだ。
最も地球の偉大さを感じる瞬間だ。
「ブツッ!」
切れた。140ポンドのPEラインがあっさり切れた。
日本の釣り人にこんなことを言っても信じてもらえない。
俺よりでかいナマズだったろう。
体験したものだけが知り得る世界なのだ。
アカイさんが、
「今のは大きかったぞ。」
その瞬間、雨が猛烈に降ってきた。
夕暮れだったが俺のわがままで釣り続けていたのだ。
「帰らないとマズい。」
暗く、すごい豪雨の中を駆け抜ける。
アカイさんの様子がおかしい。
どうやら迷ったようだ。同じ場所が出てきた。
俺はレインコートにくるまり、前のめりでうずくまっている。
雨が痛い。
俺のペツルのヘッドランプなど全然見えない。
アカイさんはサーチライトを取り出した。
まさに映画のワンシーンだ。
遭難しかけ。
やっとのことでキャンプにたどり着いた。
「ごめんなさい。俺があんまりにも釣りに熱中するあまりに・・。」
「ははは、よかったじゃねえか。今夜は御馳走だぜ!」
かっこいい。
こんなにワイルドでかっこいい男は見たことがない。
心に一滴の光が射した。
 
白いカッシャーラ。
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珍ナマズ。ジャイアントウッドキャットかな?

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投稿者:TERU

牙魚。

二人で河をさらに二時間ほど遡った。
すると、急に河相が変わり、岩石の地層を流れる急流に来た。ボート操作を一瞬でも誤ると命に関わるような激流だ。
俺には一瞬でわかった。
ここがペイシ・カッショーハ(犬の魚)と呼ばれる憧れの牙の住処であることが。
またもや激しい雨が降ってきたが、俺の心は闘志で燃えている。気にならない。アカイさんも何も言わない。
一撃だ。一撃で来る。必ずいる。
南米用に改造した魂のビックラトリンログをロッドにつけた。
大岩から流れ出す流芯の脇に投げ込んだ。
ドンピシャに決まった。ベストな位置だ。
三、四回巻いた後、鋭いジャークを連続でかました。
パン!パン!パパパン!
ゴン!
重い衝撃がきた。
グングン強く引く。つっ・・。何だこの魚は。
その瞬間!
バラフィンッ!!と白銀に輝く水の花火が大量の水しぶきと共に舞い上がった。
まさに水面の花火!
まさにBOMBA DA AGUA!!
カッショーハだ!!
やっと憧れのに会えたゼ!!

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雨ですぐ画像が撮れなかったのが残念だ。

日本に輸入されてくるベビーは鱗もすぐ剝がれて貧弱な印象を与えているようだが、
本当の姿は皮膚も強く、鱗も剥がれない。
牙がちゃんと収納される穴が上顎に空いていて、完全に口を閉めると頭の皮が牙の先でポコポコ浮き上がる。この牙の長さの微妙な調整はどうしてるんだろう?
とうとう釣った。
とうとう見た。
これが本当の牙魚の姿だ!!
投稿者:TERU

覚醒。

苦しい。
俺はこんなところへ苦しい思いだけをしに奥地にやってきたのか?
違うだろ?
日本で一生懸命に金を貯めてすべての普通の幸せを放棄して地球の裏側にまでやってきている目的は何だ?
誰に理解されなくてもいい。俺は俺の為に正直に生きるんだ。
目的は何だ?
その時、俺の頭の中で何かが弾ける音がした。
死んでもかまわん。怪魚と会うんだ!
「アカイさん、このままでは終われないよ。今日は一緒に船に乗ってくれ。」
「おう!目の色が変わったな!」
もう、完全に狩猟本能に火が着いた俺は感覚が鋭敏になっていた。
ボートを走らせていると、水面に目だけを出したワニを発見した。
ネグロでもかけたが、取り込めなかったので、絶対狩ってやる。
ボートを止めるように言い、ワニの5m左寄りにジョー・ペピーノをロングキャストした。
ドッグウォークをさせると、すぅーとそのワニの目は滑るように近づいてきた。
喰え!喰え!心の中でそう叫んだ瞬間!
バクッ!!大口を開けて食ってきた。イトフケをとり、渾身のフッキング!
ギュギュギュギュギューン!!
あまり大きくなさそうだったが、さすがにすごいパワーだ。潜りながら突っ切ろうとする。
時間をかけるとバラしそうに感じたため、強引にファイトすると上がってきた!
その瞬間、手慣れた手つきでアカイさんはボートに引き込んだ。
そして、刀を振り下ろした。
もう、動物愛護などとは言ってられない。ろくなものも食ってなかったし、喰わなきゃ死ぬのだ。
先進国が他人事で言っていることのほうが非現実的な場所なのだ。
アマゾンに感謝していただきます。

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投稿者:TERU

マルイン。

状況はかなり厳しい。
すぐに雨が降ってくるし、水位が一日ごとに30cmは上がってきている。
小物を数匹釣った後、すごい雨が降ってきたのでキャンプに帰ることに。
体があまりにもたくさん蚊に刺されたのと蒸し暑さで相当弱っている。
旧日本軍がジャングルでどれだけ苛酷だったのか今の俺ならわかる。
珍ナマズマンジュベ(ドルフィンキャット)の画像だけ載せておこう。
ネグロのは少し変わっていたけどこれはマンジュベ中のマンジュベだ。

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キャンプで俺は晩メシを体を掻きながら作っていた。
ふと、足に目をやると掻いた所の血や体液の出ている部分に“小バエ”が群がっている。
そう、あのスイカの食べ残しなどに群がるアレそっくりのヤツだ。
「ん?」おかしいな?
普通、人間の体液に小バエが群がるか?
しかも異常に多いゾ。
イヤな予感が全身に走った。
不安になりながらアカイさんに聞きにいった。
「あっ!そいつはマルインだ。そいつは辛えぞー!」
よく聞くと、俺の体がボコボコな原因がわかった。
「吸血バエ。」にやられていたのだ。
マラリア蚊にやられ掻いた跡にさらにコイツラが群がって刺していくのだ。
ダニにやられるより跡がヒドイ。
しかも刺した時は無痛だときているからタチが悪い。
 
ジャングルのムクイン(ダニ)はオーパ!を読んだり、キドサキさんの奥さんに聞いて知っていて気をつけていたが、もっと強力なやつに出会うとは・・。

言っているだけでは信じてもらえないと思うので画像を。

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画像ではわかりにくいが足にパチンコ玉を埋め込んだみたいに腫れている。
しかも膿みはじめている。

もう心が折れそうだ・・。
投稿者:TERU

蚊とピラーニャ。

気が狂いそうだ。夜中の間に相当蚊に刺された。体が一晩にしてぼこぼこになった。
掻いてはいけないとわかってはいるのだがたまらなくなり掻いてしまう。
足の土ふまずを刺される歯痒さは読者の皆さんもご存じであろうがそこを狙ってくる。土ふまずなどはもう刺す場所がないほどだ。
一叩きで十匹近く潰せることもある。さすがにここまでとは思わなかった。
豊かな河とは蚊まで豊穣にさせるのであろうか。
しかし、ここまで刺されるのは俺だけである。
そういえば和歌山の田舎に住んでいたひいお婆ちゃんはアブに刺されてもなんともなかったなんてことを思い出した。
早く河に出たかった。蚊の少ない所へ。
コーヒーと保存食のようなパスパスのパンを食べ河に繰り出した。

今日は本流を攻める。
流れの速い流芯をスチールバイブを引いていた時ガクンとキタ!
下に強く突っ込むのをいなして上げてくると、
ピラーニャ・プレタ(ブラックピラニア)だ。
ネグロのまっ黒のタイプと同じと思われる。河の水が乳白色なので体色が薄くグレーなのだろう。
しかし、自然の魚は美しい体型をしている。輝いて見える。
俺はピラーニャという魚に日本の皆さんがいだいている印象とは違う感情を持つようになっている。
危険とか食べられるとかではなく、この魚はもっと大きな意味でアマゾンそのものなのだ。
南米にしか生息しないということもあるが、アマゾンの人達の生活に密着しており、食糧でもあるし、娼婦の例えであったりもする。
南米ですらサンパウロなどの都市近郊では移植された外来魚、テラピアやらバスなどの脅威にさらされている。
ピラーニャはそれを守っているのだ。アマゾン生態系の象徴なのだ。
この魚が自然に繁殖する生態系こそが多種多様を極めるアマゾンの象徴なのだ。
だから俺はこの魚が愛おしい。

いつまでも。 ピラーニャ。

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投稿者:TERU

蚊・・。

急に雨が降ってきたので引き返すことに。
早く帰るにはもう一つ理由があった。
「蚊」だ。
蚊は夕方に2時間ほど日没まで恐ろしい数で活動を始める。
この間外で活動するのは危険なのだ。いや、本当に日本の感覚ではない。

帰ってから俺はみんなのコーヒーを作った。ブラジルのコーヒーは一等豆は海外に輸出されて当の国民はクズ豆を飲むらしいのだが、これがなんというか香ばしくてうまい。
理由はわからないがうまい。味も甘くて俺好みである。
俺の旅の持論には本当にうまいものは安い庶民のものにあるというのがここでもあてはまるようだ。

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夕方、恐ろしい数の蚊が大気がうなるように押し寄せてきた。蚊帳の中に避難するがかなりの蚊が入ってくる。恐ろしいのはマラリアを媒介する種類のアノフレス蚊は体を一直線に伸ばし、いちじく浣腸のようスタイルで渾身の力で刺してくる。
もう見る間にその悪魔のような蚊に刺される。蚊よけスプレーは効かない。
もうこの時点でマラリアになることは覚悟した。
蚊の猛攻が終わると、釣りがしたくて木の隙間からスピッティンを投げてみた。
すると、パシャーンとキタ!
タライ-ラの子供である。小さいから逃がしてやったさ。

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投稿者:TERU

黄色のピーコックバス。

アルミボートに乗り込みヨコヤマさんとアレックスと三人で出撃した。
ポイントを探すがやはりどこも増水していてよさそうなポイントがない。
ふと、入っていけそうな水路を見つけた。狭い水路を抜けてみると、小さなラゴアに出た。

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絵に描いた様な原始的な雰囲気だ。
俺はロッドの先にスティッピンイメージをつけた。自信のあるルアーだ。
魚の稚魚の塊のベビーボールらしきものがシュワシュワと見受けられる。
ここには必ずいるはずだ。
しかし、小さなラゴアを一回りしてみるが反応がない。
やはり雨期は難しいようだ。
見分けにくいが水路に繋がるようなブッシュを見つけた。
ルアーをキャストし、木の奥の方にねじこんだ。
まるで生きてるかのようなリズミカルな止まらないドッグウォークを演出して魅せた。
なんの根拠もないが来る気配がした。(釣り師とは不思議なものです。これをシックスセンスというのか?)
「来るぞ、来るぞ。」
パッカーン!!
よっしゃ!来た!
気持ちよいファイトだ。ツクナレ。このサイズですらドラグが出る。南米の魚は強い。
アマゾンは近くに魚が来るまでよく見えない。
ランデイングする時に驚いた。
「き、黄色い・・。」
俺は熱帯魚オタクだったが、こんなのは一度も見たことがなかった。
「う、美しい・・。」
レアです。超レアです。
この画像は貴重です。
2スポット以外に模様がなく(普通1スポット)黄ベタだ。
こんなピーコックバスもいたのか・・。
日本だったら高いんだろうな。
しかし、今晩のオカズなのだ。喰わなきゃならんのだ。
ウレシイ。ウレシスギル一匹だ!

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投稿者:TERU

マ、マラリア・・。

かなり河を遡ったがようやく着いたらしい。
ジャングルに降り立つとすごい蚊が襲ってくる。
アカイさんはここをキャンプの本拠地にするという。
なぜ、こんな光も届かない密林の中にするのか俺には理由がわからなかった。
そして、アカイさんは衝撃的な言葉を言い放った。
「ここはねえ、言ってなかったけど、マラリア多発地帯だからね。十日後に熱が出たら真っ先に衛生局というのがどの町にもあるから、そこに行くんだよ。ここのマラリアはきついからね。なあにマラリアはブラジルではタダで治してくれるから心配いらんよ。はっはっは。」
何をこんな所でいきなり言い出すのかこの人は・・。
確かにマラリアにかかる雰囲気がぷんぷんする。
続けざまに、
「俺も昔ここに来た時マラリアに罹ったんだ。苦しいよー。今でも時々でよる。ここにいるやつらも四人罹ったんだ。絶対衛生局行かんと死ぬるよ。女子供は連れて来れん所だからな、ここは。」
まあ、しゃあねえなー。そんな事気にしてたら秘境など行けん。
そんなとこにしかモンスターはいないのだ。俺はそれを求めに来たんだ、と自分に言い聞かす。
さらにアカイさんは、
「釣らないと食えねえぞ。」
「あいや・・・・。」

こうして俺のアマゾン下流域魔のサバイバルフィッシングが始まるのだった・・。

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投稿者:TERU

タルタルーガ。

もう何時間もとろんとしたシチューのような河を遡っている。
木が揺れ何かたくさんの生物が見えた。
マカコ(猿)の群れだ。見たことない種類の猿だ。
奇妙な姿格好をしていて、珍しい来訪者を騒ぎながら見ている。
ふいに俺は水面に何か黒く光るヘルメット状の物体を発見した。
何だ?カメだ!しかも首をもたげている!
俺は爬虫類を長く扱っていたためそれがリクガメであることが瞬時にわかった。
リクガメは泳ぎが得意ではないために浮いている感じだった。
気付いているのは俺だけだ。
すかさず俺は用意していたルアーをキャストした。
見事に引っ掛かった。
神業的な正確さ早さだった。
荷物をたくさん積んで遅く遡っていたせいもあるだろう。
重いヘルメットを巻いて引き寄せてくるとそれはなんと!

アカアシリクガメだ!!(ブラジリアンドワーフチェリーヘッドタートル)

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釣り師の性は恐ろしい。本能的に釣ってしまった。
みんなが「でかした!」という感じで褒め称えてくれる。
何かイヤな予感するんですけど・・。

多分、これを釣った人はいないだろう・・。
だってリクガメだもの。
投稿者:TERU
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