人間や社会に絶望し長い旅を続けて来た。 果てしない時間と果てしない空間と、生と死の狭間を。 そして傍らにはいつも、竿とリュックがあった。 水面の命の爆発と出会うために。                   

水面爆裂。

「そりゃもうBOMBA DA AGUAよ!」アマゾンに住む日系人の言葉が強く心に響いた。水面が爆発するという意。世界の釣り旅をぶっちぎりのクオリティでお届けします。あなたにもこの感動を。 《初めてこのサイトに訪問された方はページ最下部の投稿順ボタンにチェックをいれますと古い記事から順にお読み頂けます。尚、当サイトの画像等の無断使用は御止めください。》

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-------★TERU★-------- 波乱万丈の人生の途中で本当の幸せは何か? という疑問にブチ当たり、世界のシンプルライフを曇りなき目で見つめようと、ルアーロッドと供に旅にでる。 現在、いろんな自然や世界の人に出会い、いろんなVISIONが見えてきた秘境の大自然を愛するワールドアングラー。 <私の釣魚大全>ピーコックバス19種、ドラード2種、カショーロ5種、タライロン、ピライーバ、レッドテール、タイガーシャベルノーズ5種、タイメン、メコンオオナマズ、ピラーニャ36種、ヨーロッパオオナマズ、ビワコオオナマズ、バラマンディ、スネークヘッド3種、ピラブタンガ、パクー17種、タライーラ数種、アッパッパー、スヌーク、ザンダー、ノーザンパイク、パイクシクリッド5種、ビックーダ3種、トーピードパイクカラシン3種、クエ、ハタ、バラクーダ、ピラルクー、アロワナ3種、アリゲーターガー、オスカー3種、パールン、スティングレー、他タイ系5種、コイ系12種、トラウト系6種、ナマズ系100種以上、ワニ5種、他多数。 というか書ききれん。 裏ボンバダはココ

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ファゼンダ。

村を過ぎ、河を越え、夕方道を外れ赤土の細道を抜けると大きな家に着いた。
微妙に日本っぽい家だ。
「ヨコヤマさん、ここはどこですか?」
「私のファミリア、親友の家だよ。」
中に入ると、奥から体格のよい、体から精力のみなぎる屈強な男が現れた。
赤井英和に似ている。
いきなり大声で歓迎される。俺のことは聞いて知ってるらしい。
「遠いところから来たのう。まあこれでも食えや。」
なんか、果物の王様とかいうのを食べる。
ウマーイ!!なんだこれ!?食ったことねえ!ムイトゴストーゾ!!」(甘いナシのような味で腐りかけノバナナのとろけるような食感。口の中でとける。)
「アッハッハ!うまいか!好きなだけ食え。」
大声で笑うこの男。一瞥でわかる。この眼光の鋭さ、顔の光り具合、オーラが違う。
達人だけが持つオーラだ!
話を聞くと、やはり俺の勘に狂いはなかった。
この人はブラジルでも釣りでは有名な人で、政府のトップクラス副大統領までがサンパウロから釣りに頼ってくるというファゼンダ(大牧場主)なのだ。
名前を赤井英和に似てるのでファゼンダ・アカイ(仮名)にしておこう。
この人の話、聞けば聞くほどオッパ!!である。
ピラルクが群棲していているラゴアがあってルアーにヒットするが早く上げないとそこには80cmのブラックピラニアが普通は群棲しないのだが集団で襲って来て食べられる話。(写真で確認したが、ピラルクよりブラックピラニアのでかさに驚いた。日本で伝説の大ピラニアは実在したのだ。しかし、残念なことに画像がないのだ。どこでどうしたのか・・。次回必ず。)
(オオナマズ。人食いレベルだ。ピンとこないでしょ?)の話。
200kg越えのジャウー。の話。
5mのワニ捕獲事件。 (ボートに上げれないので、船外機を外し、ボートを沈めて中の水をかき出した)とか・・。
2ヶ月前に7mのアナコンダ捕まえたとか・・。(皮確認。信じられないデカさ。5m越えたら大人を呑むと言ってた・・。)
オッパ・・。気が遠くなりそうだ。
立てかけてある竿も俺の竿のグリップより太いんですけど・・。
「さあ、ぼちぼちいくか!」
うわー。胸がどきどきしてきたぞ。

ファゼンダ・アカイの一部写真をここに。

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よく見たらここで一番でかいシルバーアロワナ超でかいよね?

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ホントだ。ピラーニャ・プレタにシッポ食われてる・・。

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南米にもヒマンチュラみたいなのいるんだ?

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投稿者:TERU

出発前。

約束の日にヨコヤマさん宅に行くと、ヨコヤマさん、息子のアレックスと友達が用意していた。
とりあえず歓迎されてご馳走にあずかる。
出発時間を大幅に過ぎているのに南米のおおらかさといったら。
奥さんはふくよかなブロンドでヨコヤマさんは完全に尻に敷かれていると見た。
奥さん威厳があり恐そう。
肉を食え。肉を食えと言ってアメリカ漫画に出てきそうな一匹まるままチキンや牛肉の塊を差し出してくる。ありがたいけどそれは食えないって。マジで。
しかし、奥さんは全部食ってた。恐るべし・・。
ヨコヤマさんも微妙だがみんな日本語はしゃべれない。
そこに娘のヨウコさんが現れた。お年頃である。何故弟がアレックスで姉がヨウコなのかは理解に苦しむが、二人とも黒髪だ。
何回かこの日系のダンナにブロンドの奥さんというパターンを見たが、子供は決まって黒髪だ。日本人のDNAはそれ程までに強いのか?不思議である。
そして、ヨウコさんは何故か俺に学生時代の何とかコンテストで優勝した水着の写真を持って来て自慢しだした。
俺は少し逃げるようにアレックスの準備を手伝った。
こういうトコロが俺も日本人抜けきっていないのかナ。まだまだである。(笑)
アレックスはルアーフィッシングが好きらしく、今度はアレックスが写真を持って来た。
見るとなんとそこにはあの村田基さんが一緒に写っているではないか。
村田さんはこっちでもTV番組に出ていて有名なんだそうである。
アレックスが親指を立てて「ジムは最高だ。」と言った。驚き。
そして時間もかなり遅れて出発となった。
甘いお気楽フィッシングのつもりで・・。


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投稿者:TERU

旅は繋がる。

キドサキさんの家に帰って来てから3日間ほどベレンのあちこちを一人で見て回っていた。
昼の顔も夜の顔も綺麗な所も汚い所も・・。
日本人バックパッカーにも出会った。
彼は2回脅されて強盗に金品持っていかれたと言っていた。
自分は彼より確実に危険な地域や時間帯まで好き放題していたがそういう危険な感じは一切受けなかったが不思議なものである。
多分南米はみんなピラーニャみたいなもんなんだろう。
普段ピラーニャは人間に対して危険なものではないが、一度エサだと判断したとたん電光石火のカミソリのごとく襲いかかる。
それに似た感じなんだと思う。

この頃、街は活気付いていた。
そう。世界最大のお祭りCarnaval(カルナバル)が始まるだ。
飾りを売るお店があってピンクの大きな羽根やら金の布みたいなものやお面があってバーゲンセールのように小さい女の子からオバサンまでいっぱい群がって買っている。
この規模から見ると日本の浅草のサンバなどはすずめの涙ほどもない。
カルナバルはリオデジャネイロが有名だがすべての街で国中が爆発するのだ。
カルナバルのことをはじめ俺はもっと不純な印象で受け止めていたがバルセロスで経験した後考えが変わった。
体の芯から震える感動の命の爆発だということに。

でもやっぱりもっと魚を釣りたい気持ちが抑えられなかった。
地図を見る限りここから自力で行けそうなのは400km先にあるツクルイダムしかねえな。
バスを乗り継いで行ってみるか。

帰ってからキドサキさんの奥さんと話していると、
「あっ、そうそう。今私が行ってる病院にツクナレ釣りが好きな先生いるらしいわよ。確かヨコヤマとか言ってたような・・。」
本当ですかー!すぐ情報を聞きに行って来ます!」
病院を探してロビーまでやってきた。日系の大きな病院だ。
通路を歩いている日系人らしき人に声をかけた。
「コンリセンサ(すいません)・・。」
ポルトガル語で話かけるとカタコトの日本語で返された。
「ドウシマシタ?」
「あの、ヨコヤマ先生はここにいますか?」
「ワタシデス。」
えっ!?いきなり見つかった!
「あの、日本から釣りに来たんですけど・・。」
「ダレカニキイタンデスネ。ヨロシイ。チョウド、カウナバルノアイダ、ツクルイダムニ、ファミリアデ、ツリニイクカラ、イッショニイキマショウ。
えっ!?いきなり見ず知らずの俺に・・。話はやすぎるよ・・。
「ありがとうございます!!」
この時、俺はこれから始まるジャングル奥地の魔のサバイバルキャンプが始まることなど知る由もなかったのだ・・。
               
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投稿者:TERU

墓石。

次の日、ベレンのキドサキさんの家に帰る前にお墓に寄った。
キドサキさんもここのお墓に入る予定だそうだ。
日系人とは日本も愛している(朝からみんなNHKも見てる。)し、ブラジルも愛している。
見た目は日本人だが立派なブラジル人なのである。
しかし、お墓という文化を守り、このアマゾン流域で土に還るということに、切ないとかじゃなく、何というか青空を見上げた時のさわやかな気持ちというか、胸に一陣の風が吹き抜けるような感覚を覚えた。

ブラジル国民は自分の国の国旗に誇りを持っている。
自分から進んで愛車にステッカーを張ったり、シャツを着たりする。

俺達の国は本当の自由の国だ。アメリカなんかじゃない。ブラジル人は白い肌の人と黒い肌の人、黄色い肌の人が差別なく恋愛するし、結婚する。肌の色なんか問題じゃない。愛が重要なんだ。でも俺はモレーナ(小麦色のかわいい女の子)が好きだけどね。ははは。俺はブラジル大好きさ。」
と船の中でホニョールという青年に言われたことを思い出した。

俺もブラジル大好きさ。
ここは縮こまった偏見に囚われていない。
その証拠にここまでの旅でデカいバックパックを背負ってロッドケースを持って汗ダラダラで歩いてる怪しげな格好の俺は三度も逆ナンされた。
しかも10代(ブラジルでは立派な大人の女性である)のヨーロッパ系のブロンドの美人にだ。ヨーロッパやアメリカではまず有り得ん。自分でもびっくりする。
目と目があって目で会話するのだ。
すると何の偏見もなく彼女達のほうから近づいてきて「重くない?」とかにこやかにアプローチしてくるのだ。
おっと書いちゃった。そのエピソードはまた今度。

ブラジルを旅するにあたって大きな意味を持つ日系人。
この人達の歴史を無視して深い旅は出来ない。
ブラジルという多民族国家を知ることにつながるからだ。

その後、アマゾン川を見渡すように立った墓石を見たが、なぜかファインダーは覘かずに心の中にだけその光景をしっかり焼きつけその場をあとにした・・。

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投稿者:TERU

出会う。

その後、ホバーロを何匹か釣り、楽しい釣りは終わった。
カナイさんの家にもどり、釣ったホバーロと晩御飯をご馳走になった。
日本移民、日系人の歴史の色んな話を聞いた。
この人達の精神の幹は太い。
決して誇張するわけでもなく、淡々と成功話や失敗話をする。
スケールがでかい。
どれだけ辛酸を舐めようともへこたれない。
昔の日本人みんなこのような人たちだったのだろうか。
昔の日本人の心の清らかさが伝わってくる。
どれだけ自分を含め今の日本人は心が汚れてしまったかを知り恥ずかしくなった。
「ところで何でこんな旅をしているんだい。」
とカナイさんが聞いてきたので、
「かの文豪、開高さんに感銘を受けその後を追っているのもあるし、自分の人生は常識や偏見に流され失敗ばかりしてきた。本当の豊かさや幸せというものをこの目で見て、自分で自分の生き方を判断したかった。」
そう言うと、
「そうか、いいことだ。じゃあ、醍醐ってのを知らねえかい?」
「えっ!?知ってます!醍醐麻沙夫さん。オーパ!という本であの開高さんをアマゾンで案内したあの人ですよね!」
「あいつと昔釣りにいったことがあってね。あいつもかなりの釣りキチだよ。いまごろどうしてるかなあ。ブラジルのどこかにはいるんじゃねえかな。二回目に来た時こんな本を置いていった。これを君に差し上げよう。」
そう言って30年近くもの年季が入っていて南米の湿気のために少しカビの生えた本を手渡してくれた。
うわー!感激です。
モンゴルでもそうだったけどこうして実際にゆかりのあるものにたどりつくと最高に嬉しいです!
ある意味目標を達成した気分にもなります!
随分前に開高さんは亡くなってしまったけどこれだけ時を経て出会えた気がして。
そしてその晩、醍醐麻沙夫著「原生林に猛魚を追う」を一気に読んだ。
感動した。
釣りに関して今まで読んだどの本より感動した。
繊細にして大胆。魚への情熱。この人の生き方に感動した。
この人は一人でパンタナルの原生林に分け入りあの黄金の魚ドラードに魅せられしまいには「森の人」になるべく漁師にまでなった人なのだ。
一気に超ファンになった。
なぜこの本がもっと売れなかったのか。
日本でもまだ見つかるかもしれない。
自分にとっては一生の宝物。バイブルです。
もしこの本を見つけることができた幸運な方はぜひご一読を。

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投稿者:TERU

逃がす。

いよいよ釣り開始だ。
小島の先端のポイントで船が止まった。
「カナイさん。ルアーでも釣れますかね?」
「うーん。どうでしょう。」はい出ました。
長嶋ばりの答えが聞きたくてついつい聞いてしまう。
とりあえず大きめのミノーを投げてみることに。
よさそうなとこを引いてみるが、全然こない。
色々ルアーを換えて、大きめのラトリンログをつけて投げた。
やっぱルアーはだめなのかなーと思い少しやけくそ気味に引いてルアーが近くに来た瞬間。
きた!ゴンッ!ゴンッ!グググッ!
うわっ!でかっ!すごい引きだ!な、なんだこいつは?
その瞬間目の前3m自分と同じ背丈ほどもある銀に輝く魚がポーンと助走なしで、まるで無重力かのように自分の目線より高く、ムーンサルトの様に舞い上がった。
あまりの跳躍の軽さあまりのデカさと近さに体と心が反応しない。
またもや一瞬放心状態に陥る。
すごい、すごすぎる。
みんな、うわっ。と言った。
着水した時ルアーはすでに外れていた。
そして、カナイさんの
「まだ投げろ!ヤツはバカだから何度も喰う!投げろ!」
という声で目が覚め、もう一度キャストした。
すばやく巻くと追って来ている!
化け物が追っているのが見える!
すごい光景だ!
ルアーにまとわりついている!同じヤツかは分からない!
その直後、
ゴン!ゴン!ゴン!
来た!絶対獲ったる。
自己最大魚間違いない!
ギューン!グン!グン!グン!
あっ!
ラインがテンションを失った。
フックに薄皮がついていた。
ターポンだった。
想像以上の魚だ。こんな魚いるなて聞いてないよー。
その後も投げまくったが一切あたりはなかった。
何でも想像を上回る南米。
ここでもやられてしまった。
ポイントを移動するが、ダメだ。
しきりに二人は海が甘い。甘い。と言う。
どうやら沿岸部にもっと海水が寄ってこなければいけないらしい。
塩分が低いので、甘いと言ってるようだ。
俺もエサ釣りに換えてみることにした。
その直後、おおー来た来た。
とキドサキさんがカマロンで釣り上げた。

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ああ、確かにこれじゃスズキと言っちゃうね。下あご長いな。
こりゃアメリカで言うスヌークだな。
「テルさん。これにはブランコ(白)とプレタ(黒)がいて白い線の方は大きくならないんだよ。今はやっぱり厳しいね。」
大きくないとなんか微妙だな。
すると、俺のロッドが勝手に曲がっていた。
あいや。エイ釣っちゃった。
今日はのんびり五目釣りになりそう。

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サンタレンの港にもいっぱいいた南米淡水フグも釣れるし、
海水にまで同じヤツいるんだな。
そんなに怒らなくてもいいじゃん。

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クルビーナの口がやたらに黄色い・・。
どこにでもいるな君は・・。

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これがブランコ(白)。

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海にまでナマズがいる。海ナマズと呼ばれてた。

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そして、グググッときたのでまたなまずちゃんかと思ってあげて来ると・・。
おや?なんだこれ?

うおーっ!珍ナマ!!トップフィンキャット!!

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カッコいい!
サーベル状の太いヒゲもヒレも長すぎるぜ!
昔、熱帯魚屋にいるとき30万円で売ったことあるよ。
しかもこれ黄色いぜ!
さすが世界最多種鯰の河AMAZON!
アクアリウムファンの皆さん。
AMAZONにはまだまだいますぜ日本未入荷、新発見の魚が。
一生を捧げても足りない。
本当にAMAZONは水の中の生態系では世界一でしょう。
俺は嫌だ。
アジアのように自然の河が怪物のほとんどいない辛い河になるのが。
アマゾンに一生を捧げる。
それを実行している先輩方。
遠い南米からこのブログを発見して拝見しておられるはずです。
それが僕にはわかります。
あえて名前は申し上げません。
心の中では最上級に尊敬しています。(いつか会うことがあっても照れくさくて言わないと思うので。)
あなたのパッション(情熱)は行動に表われている。
志が同じ物同士はいつか自然にめぐり逢いますよね。
                           その日を楽しみに。
投稿者:TERU

お弁当。

テルさん。お腹すいたね。
釣りする前に腹ごしらえをしましょう。
そういってキドサキさんはお弁当を手渡してくれた。
いつのまに用意したのか。
ありがたく頂きます。
麦わらのカナイさんはおにぎりうめぼしを取り出した。
アマゾン河口の大西洋に浮かびながら喰うお弁当は格別。
そうそう経験できるもんじゃないよ。
こういうのんびりした釣りもいいじゃないか。
日本移民の人たちはこのにぎりめしを食べて過酷なジャングルを開拓して生きてきたのだ。
何か感慨深いものが胸にこみ上げてきた。

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カナイさんの後ろに移っている森はなんとマングローブらしい。(すごく高い所もあった。)
世界でもここまで大きくなるのはアマゾンの肥沃な栄養をうけたここだけなんだと言ってた。
投稿者:TERU

大西洋。

海が見えた!
大西洋だ。はじめて見る。
今大西洋を見てるんだ。
河口付近で船を止めた。
キドサキさんはエサの魚を獲ると言う。
郷に入れば郷に従えだ。
俺はルアー釣りをするつもりだが、ここはおとなしく静観しよう。
ここはアマゾンから流されて来た肥沃な砂が体積し、中洲が出来ている。
毎年地形が変わるのでポイントも変わるらしい。
そして、その中州には純白の鳥と漆黒の鳥が何万匹といて、その中に時々あの鮮烈な赤の鳥も交じり鳥の楽園のようだ。(後ろに写っている白と黒のモノは全部鳥です。)
キドサキさんが投網を持って飛び降りた。
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初めて見ると奇妙に見えるナ・・。

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船を引くカナイさん。これが遠い海を渡って厳しい自然を開拓し、
苦労をも苦とせずに生きてきた強い日本男児の後姿だ。

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投稿者:TERU

海へ・・。

アルミボートを降ろしてさあ、出発だ!

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川には素朴な漁法で魚をとる家族がちょくちょく見受けられる。
魚が入ってくるのを待つだけの原始的な漁法である。

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あっ!なんだあの赤い鳥は!こんなに「鮮烈な赤」の鳥がいるのか?
なんて美しいんだ・・。

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ゆっくり帆船に乗っている。
ここはやっぱり
アマニャン(明日)はアマニャンの国なのだ・・。
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投稿者:TERU

農家・・。

朝早く車に乗り込みサンタイザベルのカナイさんの家にやってきた。
となりの畑で仕事する麦わら帽子で長靴のおじさんが手を振った。
「完全」なる日本の農家の初老のおじさんだ。
不思議な光景だ。これがMr.日本移民なのか。
ここはアマゾン流域だぜ?
やっぱり地球は地球だし、日本の文化は日本の文化だ。
脈々と流れる農耕民族のDNAもあるに違いない。
キドサキさんが俺を紹介してくれる。
すると、
「おーお、日本から来たのかい。日系人に見えたよ。」
基本標準語だが、かなり東北なまりである。ゆっくりしている。
キドサキさんが、
「カナイさん、今ホバーロは釣れますかね?」
「うーん、どうでしょう。」
後から気付くのだが、この人、長嶋茂雄と同じ口癖なのだ。
何を聞いても
「うーん、どうでしょう。」
笑いをこらえるのに必死である。
しかし、ここにブラジルのおおらかさを感じることができ、大変好きになった。
しかし、釣り的にはこの調子だと多分期待出来ないな。
ボートを車で牽引して、サンカイタの河口に釣りに行くことになった。
車中、
「今年のピンメタの相場は悪い。もう三年寝かそう。」
などと話している。
いろいろ儲かりそうな作物を探しているらしいが、現実は厳しいようである。
そこで、俺はホバーロがどんな魚なのか聞いてみた。
「ああ、スズキだよ。スズキ。ちょっと日本のとは違うけどね。今はよくないよ。」
え、そうなの?ふっと足元に写真が落ちていたのを見つけた。

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これなら満足できるんだけどな。

そうこうしているうちに赤土の道を走り続けて川に着いた。

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まずここでカマロンを買うと言い出した。
えっ?、カマロン?どうもエビのことらしい。
その川のほとりで煙草をのんで?(笑)いると、水面にペンシルベイトの様な魚がポコポコ浮いてる。
あっ!ヨツメウオだ!
現地の生息する姿を見れただけで嬉しい。
汽水に生息してるんだ。思ってたより大きいな。
小石を投げても逃げない。感激ー。

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そして、エサ屋のおっさんが現れた。

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さあ、これで用意が出来たぞ。
投稿者:TERU

キドサキさんに拾われる。

優しそうな目でキドサキさんはこう切りだした。
「ホバーロ釣りにきたんでしょ。遠かったでしょ。ブラジルはどうですか。いいところでしょ。ちょっと時期は悪いけど釣れると思いますよ。明日僕の仲間で超がつく程釣り好きの釣りキチカナイさんってヒトがいるから隣町のサンタイザベルまで行きましょ。バルコ(ボート)も借りなきゃいけないしね。」
「よかったら家に来なさい。最近畑を売ってベレンのアパートに引っ越して来たから。」
もうそれだけで嬉しい。釣れなくてもいいよ。さすらいの旅なんだから。
「そのタバコのんだらいきましょ。」
えっ!?のんだら?ああ、そうか、昔の人はこう言うんだ。
そして荷物をとってキドサキさんの家に泊まらせてもらうことになった。
奥さんと一人娘の三人暮らしだった。
その夜色んな話を聞いた。
今、日系人の間ではピンメタ(こしょう)畑や牧場が割りに合わなくなり、みんな失敗してやめていってる(タイや東南アジアで安く栽培され、相場が下がっていくため。)ことや、ベレンも都市化が進み、人が悪くなってきたこと。
昔は溝に真っ黒になるぐらい魚がいたこと。
ムクイン(ジャングルを歩くと移るダニ)や爪ダニ(爪楊枝で掻き出すらしい)の強烈な痒さ。
キドサキさんの若い時の話。
これが面白かった。
キドサキさんもバックパッカーだったのだ。
やはりブラジルアマゾンのおおらかさに心を打たれ永住を決めたのだった。
そして日本移民の奥さんと熱愛して結婚したのだ。
どうりで発音が日本すぎると思った。
ポルトガル語の発音も微妙である。
奥さんはさすがに完璧だ。
娘さんになると日本語がかなりビミョーだ。
寝室には幸せそうに抱き合う二人の若い大西洋をバックにした写真がある。
こういう人生もあるんだな。
「さあ、もう寝ましょう。明日は早いから。」


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投稿者:TERU

(無題)

ホントにお待たせしました。タイ編はやはり初回の釣行記から書かなければ深い意味が出ないし、ゆっくり深い話も交えながら書きたいと思うので、南米編で熱く語らなければいけない事もあり、途中なので、魑魅魍魎!南米牙魚編再開します。(ありがたい南米リクエストや応援もメッセージボックスに多数寄せられたので。)
いろいろ迷ってすみません。実はガラスの様な繊細な心の持ち主なので。(笑)
じゃあ、始めるよ!
投稿者:TERU

申しわけありません。

ああ、だめだ気乗りしません。更新できません。
あまりないのですが、気分的になぜか少し落ち込んでいて。
ここを見ておられる方に多数決のアンケートをとりたいと思います。
南米編が見たいかタイ編がいいかです。
コメント欄に書き込んでください。
釣行記も画像もまだまだたくさんあるのです。
書き方も旅のその国の小さな小話がいいのか、釣りにもっと振ったらいいのか・・。
HP化したほうがいいのかも・・。
バナーすら作れません。
このブログ使いやすくて小学生でも作れるくらいの簡単さで重宝しています。
あまり反応がないのでどんな方が見ていただいているかもわかりません。
この機会に感想をお聞かせ下さい。

意味もなく落ち込んでいるTERUより。
投稿者:TERU

帰ってきたよー。

本日、日本に帰国しましたー!
もっとタイに居たかったけど癒しの旅はもう終わり。
タイでお世話になったみなさん本当に優しくして頂いてありがとう!!
十二分に楽しんだので、次の旅に気持ちよく気持ちを切り替えます。

いやー、それにしても南国に体が慣れていると日本は寒い。着替えがなかったので空港から短パンで凍えそうになって帰ってきました。かなり怪しい格好だったにちがいない。(世界中でホームレスに間違えられます・・。)

これから少々時間が空いてるので、頻繁に更新しようと思いまーす!

とりあえず回転すし食ってから怒涛の画像をお送りするぜ!!
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投稿者:TERU

ガオーッ

なんでも行き過ぎてしまうタイって恐ろしい・・。

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だから詳細は帰国後っ!
投稿者:TERU@Thai
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