2008/4/26

771:ぶらり途中下車の旅  

 『ぶらり途中下車の旅』のナレーションを担当している滝口順平の声と喋り方は独特である。しかし、滝口順平のナレーションがなければこの番組が成り立たないほど、番組とナレーションがしっくりとしみこんでいる感じがする。

 もし、滝口順平が病気などで降板してしまい、他の方にナレーターが変わってしまったら、きっとがっかりするくらい雰囲気が変わってしまい、あの独特の飄々としたほのぼの感が失せてしまうような気がする。

 この番組で旅人役のタレントが立ち寄って紹介された店には、なんとなく行ってみたくなる。タレントが美味しそうに食べる画面に重ねて、滝口順平が「いや〜おいしそ〜う・・・」とあの独特の語り口で語ると、その気になってしまうのである。きっとこの番組で紹介されると、その後の反響は結構凄いのではないだろうか。

 30分のある意味地味な番組であるが、とても好きな番組の一つである。少しばかり旅へのあこがれをかき立ててくれるうえ、その画面から流れてくる景色を観ていると、自分の故郷でもないのに「郷愁」のようなものすら感じさせてくれる。

 今日はBS日テレで3月22日放送分の再放送を観た。そのなかで今週の旅人の舞の海が東武伊勢崎線の大田駅で下車した際に発見した、昔の車「スバル360」のシーンが面白かった。「全日本てんとう虫の会」という「スバル360」を愛好する方々が、仲間たちとのドライブを楽しんでいるところに舞の海も参加。小さい車体の「スバル360」に乗るのに悪戦苦闘している様が滑稽でもあった。

 しかし、この車「いいな〜」という気にさせてくれる。この番組の雰囲気ともピッタリ。この「スバル360」は、昭和の高度成長期の象徴のひとつでもある。「経済的には貧しいけれど、夢と希望に満ちている」・・・そんな空気がこの小さな車の中にはびっしりと詰まっている。

 この車を近所で見かけたのは、幼稚園か小学生の低学年の頃。40年近く昔の話である。「てんとう虫」の相性で親しまれたこの優しげな顔をした車を見かけると、とても親しみを感じたものである。この「スバル360」の面立ちと滝口順平の語り口にはとても共通したものを感じる。暖かみがあり親しみやすい。 



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