2021/1/17

5431:常設スピーカー  

 「常設のスピーカーを入れたんですよ・・・スピーカーは棚卸資産で、すぐさま出て行ってしまうから、決まったものを一つ持っておこうと思いましてね・・・」

 「オーディオショップ・グレン」の小暮さんはそう話した。ショップでは古い時代のイギリスのスピーカーを主に扱っている。

 TANNOY、HARBETH、SPENDORなどのメーカーの30〜60年ほど前の製品が多く、スピーカーは訪れるたびに入れ替わる。

 その「オーディオショップ・グレン」に常設となる、つまり販売不可の扱いとなるスピーカーが店に入ったようである。

 となると随分思い入れがある製品ということになるであろう。「本命はTANNOYかな・・・もしかしたらモニターシルバーが搭載された抜群に良いコンディションのものが英国からもたらされたのか・・・」

 「しかし、そういうものは日本では恐ろしく高い価格で販売できるはず・・・となるとビジネスとしてやっている以上販売されるはず・・・そして利益を確保する・・・ということになるであろう・・・」スマホでショップのオーナーで唯一の従業員でもある小暮さんと会話しながらも、私の頭にばいろいろな想念が巡った。

 現在、スピーカー以外の「オーディオショップ・グレン」の常設機器は、レコードプレーヤーがROKSAN XERXES10、CDプレーヤーがNAGRA CDC、プリアンプがLEAK POINT ONE STEREO、パワーアンプがLEAK TL-10というラインナップである。

 そこに今回常設機器としてスピーカーが組み込まれたら、常設システムが完成する。最近は棚卸資産として入荷してきたスピーカーは結構間髪入れずに出て行ってしまうことが多くなったようで、ショップにスピーカーの在庫がないということが度々あったようである。

 「スピーカーの在庫がないと、やはり困るんでね・・・そこで常設スピーカーを入れることにしたんだ・・・なんだと思う・・・絶対当たらないよ・・・」と小暮さんは話す。

 「ということはTANNOYではないのか・・・まさか現行型のスピーカーとは考えにくいけど・・・もしかしてMAGICOだったりして・・・そんなことになったらさすがに驚くけど・・・」

 なぞかけのような話をしばししていたところ、私はしびれを切らしたようにつぶやいた。「じゃあ、今日これから伺いますよ・・・どうせ緊急事態宣言が出ていて、どこにも行く予定が入っていませんから・・・」

 最近は気温が日替わりで大きく変わる。一昨日は暖かく、昨日は寒かった。そして今日は暖かい。その陽気に誘われるような形で私は車に乗って、中野坂上に出かけた。

 BMW 523i TOURINGに乗って走っていると、車内は暖房が要らなかった。「昨日とは随分と違うな・・・まるで桜の季節ような暖かさだ・・・」と思いながら青梅街道を順調に走っていった。



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