2020/12/25

5407:PARSIFAL ENCORE  

 国立にお住いのグールドさんには、一旦立川まで出てもらい、そこから多摩モノレールに乗ってもらった。

 そして北へ向かってもらい、終着駅である「上北台」で、待ち合わせた。私は駅前で車を停めて、携帯に連絡が入るのを待っていた。

 待ち合わせたのは午後2時であった。5分ほど前に携帯に連絡があった。車を停めた位置をおおむね説明して、待っていると、グールドさんがにこやかな表情で現れた。

 連れたって向かったのは、狭山市である。車で40分ほどで目的地には着いた。今日はグールドさんの古くからのお知り合いのFMさんのお宅に訪問する予定が入っていたのである。

 FMさんのお宅は住宅地の中にある。すぐ隣には大きな病院がある。看板には「あさひ病院」と記されていた。

 FMさんのお宅の前の駐車場は広く、FMさんの車の右隣りに私の車を停めることができた。FMさんの車はホンダ インサイトであった。

 インサイトはシビックとプラットフォームや骨格を共有するハイブリッドモデルである。現行型で3代目。

 初代は革新的2シータークーペであったが、2代目は5ドアハッチバックセダンに変更され、そして現行型は4ドアのクーペ風セダンになった。

 顔つきは最近のホンダの流儀に従っており、グリルにクロームの横バーを入れた仕様は、シックさを演出している。

 「きっと燃費がいいんだろうな・・・20.0km/Lは超えるに違いない・・・」そんなことを思いながら、車を降りた。

 グールドさんがチャイムを押した。私はFMさんとは初対面である。「初めまして・・・」と挨拶した。

 「レコードマニアでね・・・アナログしかやっていないですよ・・・レコードの趣味がきっとtaoさんと合うと思いますよ・・・」と、グールドさんは、そうFMさんを紹介してくれた。

 FMさんのリスニングルームは1階の広い部屋であった。リビングルームを兼ねているのでエアボリュームは十分に確保できている。

 オーディオシステムは整然とセットされていて、その前にはソファセットが置かれていた。3人掛けソファにグールドさんと私は座った。FMさんはそのわきに置かれた一人掛けのソファに座られた。

 ぐっと沈み込む感のある古めのソファに座って、出された珈琲を飲みながらしばし雑談した。FMさんが愛用されているスピーカーは初めて見るものであった。

 「なんというメーカーのものであろうか・・・」と思いながら視線を時折そのすらっとした姿に向けていた。

 その視線を感じられたのであろうか、FMさんは「このスピーカー、ほとんど見ることはないですよね・・・」と話されて、紹介してくれた。

 「これはVERITY AUDIOというメーカーのものなんです。今はもう日本には正式には輸入されていませんが、10年以上前に今井商事が扱っていたんです・・・これは導入して15年ほどになるでしょうか・・・製品名は、PARSIFAL ENCOREです・・・」

 その姿は比較的コンパクトである。上下にエンクロージャーは分割されている。上は2ウェイスピーカーで、下はサブウーファー的な役割を担っているのであろうか・・・

 突板は木目が美しいもので、明るめの茶色である。上品な塗装が施されていて高級感がある。この突板の仕上がり具合はこれだけで芸術性が高いと思わせるものがあった。



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