2020/4/1

5135:CDC  

 LEAK POINT ONE STEREOはとてもコンパクトな形状をしている。現代のプリアンプのサイズからすると60%程度のサイズ感である。

 その隣に設置されたそのCDプレーヤーは、POINT ONE STEREOの隣にあっても決して大きくは見えないものであった。

 そのCDプレーヤーはNAGRA CDCであった。CDCが発売されたのは10年以上前である。けっして最新の機器ではない。

 プレーヤーメカニズムは基本的な構造はフロントローディングであるが、トップローディング方式の長所も兼ね備えた独自の方式を採用している。

 フロントローディングが好まれるのはその利便性による。設置に関する制限も軽くなるので、現在はフロントローディングが主流である。

 CDCはトレイだけが出入りするのではなく、プレーバックモジュールごと前後に移動するかなり凝った構造を採用している。

 CDメカニズムはフィリップスCD-Pro2を使用している。NAGRAの他のオーディオ製品と同様の質感と造形でまとめられたそのデザインは、溜息がでるほどに美しい。

 プロ機器がもつ極限まで突き詰められた機能性と美しい造形美が見事に両立した稀有な製品である。
 
 コンパクトな形状でありながら、いやむしろコンパクトであるがゆえにより一層、独特の存在感を発散しているように見える。

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 「NAGRAですか・・・」と、私は小暮さんが淹れてくれたコーヒーを飲みながらぼそっと呟いた。

 すると小暮さん「これはね・・・お客さんから買い取ったもので、当初はヤフオクで売れば結構な利益が出るとほくそ笑んでいたんだけど、しばしラックに置いているうちに手放しがたくなってきて、長年使ってきたGOLDMUNDのMIMESIS39とMIMESIS12のペアを処分したんだ。形としてはCDCがGOLDMUNDを追い出した感じになるね・・・良いデザインでしょう・・・CDCはプリアンプ機能が付いているんだけど、デザイン的にはこのCDCが一番素晴らしい。CDPだとここまで独自のオーラが感じられないんだよね・・・」と話された。

 「操作感も素晴らしくてね・・・指になじむというか、指で触れる重さが絶妙で、ライトの点灯の具合、このメカニックごと出入りする際の音など、実に気持ちい良いんだよね・・・プレイやストップはこのダイヤルで操作するんだけど。操作するたびに快感って感じでね・・・癖になるよこれ・・・」と続けた。



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