2019/8/28

4917:下山  

 ゴール後、預けたリュックを受け取りに向かった。ゼッケン番号ごとに区分されている数台のバスの中から、自分のゼッケン番号を確認して該当するバスの中に入り込んで、オレンジ色の自分のリュックを見つけた。

 それを背負って開けた場所に行き、防寒着を着込んだ。先にゴールしていたチームメンバーと「お疲れ様・・・」と声をかけあった。

 ゴール後のことについては事前にチーム内で打ち合わせていた。リュックを取ってきて防寒着に着替えたらすぐに下山し、ゴール地点から1.5kmほど下ったところにある大雪渓前の地点で揃って休憩することになっていた。

 防寒着に着替えてから下山の列に並んだ。しばし待っているとその列が動き出した。道の半分は下山する参加者がゆっくりと下り、そして逆側の半分には、最後の行程を表情を歪めながら懸命に上る参加者がいた。

 下りながら上ってくるチームメンバーの姿を認めると「頑張って・・・ラストスパート・・・!」と声をかけた。

 大雪渓前の休憩地点に着いて、その脇に設置されている公衆トイレに立ち寄った。道を挟んで視線の上方にある「大雪渓」は例年よりも面積が小さく、ちょっとしょぼい感じであった。

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 ここでリュックに入れていた補給食を口にしながら、休憩した。天気は良く、空は晴れていた。陽光が降り注がれていたが、風が吹いていて、体の熱はその風に奪われていった。

 チームメンバーが全員揃って、下山を始める頃には寒さのために体は小刻みに震えていた。
 
 下山は誘導車に先導されていて、ゆっくりとしたペースで進んだ。所々で休憩ポイントがあるようで5分程何度か集団は止められた。

 思っていたよりも時間がかかったが無事に下山を終えて、スタート地点まで戻ってきた。

 ロードバイクを置いて、完走証をもらう列に並んだ。列は順調に短くなっていき、私の番になった。

 ゼッケン番号と名前を告げると完走証が印字された。それを渡されてタイムを確認した。「1時間26分54秒」とサイコンで計測したタイムとぴったり一致した。

 完走証をもらって、車に戻った。ロードバイクを車に詰め込んで、宿に向かった。宿ではお風呂を使わせてくれる。宿のお風呂は硫黄の匂いが強い天然温泉である。

 その温泉に疲れた体を浸した。硫黄の匂いが鼻孔をつく。激しいヒルクライムを体験し疲弊しきった体が、その温泉の湯に溶けていくような感じであった。今年の乗鞍は終わった。富士ヒルとはまた別の感慨がわいてくる2019年の乗鞍であった。



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