2018/4/27

4427:GE236  

 BMW523iに乗って走った。向かったのは高円寺であった。道はそれほど混んでいなかった。大川さんの自宅前のどん詰まりの私道にバックで車を停めたのは出発してちょうど1時間後であった。

 チャイムを押すと、「どうも・・・どうも・・・」という感じで大川さんが出迎えてくれた。そして、早速リスニングルームに移動した。

 大川さんのリスニングルームは、ほぼ我が家のそれと同じ広さである。この部屋にはオーディオ機器とCDラック、そしてリスニングポイントに置かれた、ハンス・J・ウェグナーが設計した3人掛けソファとソファーテーブルのみが置かれていて、潔い感じで纏められている。

 ハンス・J・ウェグナーは1914年生まれのデンマークの家具デザインナーである。代表作は「Yチェア」で、日本でも人気のあるデザイナーである。

 3人掛けソファとしては「GE290」が有名で、北欧家具のヴィンテージショップでもよく見かけるものである。しかし、大川さんのリスニングルームにあるものは「GE290」ではなく、「GE236」である。「GE236」の生地は淡いグレーの色合い。とても落ち着いた質感である。

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 そして横長の三段ラックに設置されている多くのオーディオ機器の質感も何故かしら、ハンス・J・ウェグナーがデザインした家具と共通する質感を感じさせる。

 プリアンプはCOPLAND CSA-303で、パワーアンプは同じくCOPLAND CTA-505である。このペアは実に美しい。

 相当前には日本にも正規に輸入されていたようであるが、輸入代理店が途絶えて久しいようである。

 さらに大川さんのオーディオラックには2台のCDトランスポートと4台のDAコンバーターが並んでいるが、いずれも優れたセンスのデザインがなされたオーディオ機器ばかりである。

 CDトランスポートは、ORACLE CD-2000とKRELL MD-10。受ける印象はかなり異なるが、どちらもフィリップス製のメカを搭載し、トップローディング方式である。

 そしてDACマニアである大川さんは4台ものDACを所有されている。メインで使われているのはZANDEN Model 5000(ORACLE CD2000と接続)とKRELL STEALTH(KRELL MD-10と接続)。

 他の2台は気分を変えたいときに使われるようである。そのサブとしての位置付けの2台は、WADIA 12とJOB DA96であった。

 「あった」という過去形になっているのは、小型でいかにもJOBらしい「必要最小限」という凝縮された美しさを提示していたDA96が姿を消して、新たなDAコンバーターが設置されていたからである。

 そして今日の主人公はこの新しいDAコンバーターである。「新しい」と言っても最新の機器ではない。この部屋においての「新参者」という意味合いのみで「新しい」のである。



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