2017/9/5

4194:大ダワ  

 少し不気味な感じがしたトンネルを抜けた。ここから長い上りが続く。最初のうちは会話できる程度の強度でペダルを漕いでいった。

 少しづつペースを上げていった。昨日のテニスの試合で酷使した脚はその回りが今一つ鈍かったが、我慢強く高めの負荷をかけ続けた。

 初めて上るヒルクライムコースはおっかなびっくりという感じで上っていく。道中の様子が分からないので、心理的にあんまり踏ん張れない。

 斜度は結構厳しい。そして、道は荒れている。今日はパワーがサイコンに表示されないので、心拍数を頼りに負荷を調整しながら、走った。

 心拍数が170を超えない範囲にコントロールしながら走っていった。斜度が緩む所もあるが、続かない。やがて厳しくなる。

 なかなか脚を休めるポイントがない。脚の余力は底をつきそうになってきた。「もうそろそろゴールが近いはずだが・・・」とサイコンの走行距離を見ながら心の中で思った。

 ある地点に達すると、さっと眺望が開けた。「ここを上り切ると頂上かな・・・」と思い、少しばかり気持ちが盛り返してきた。

 しかし、眺望が開けた地点を越えても残念ながらゴールではなかった。道はまた鬱蒼としたエリアに入り込んでいった。もちろん道は上ったまま。

 その道をしばし上るとようやくゴールとなった。肉体的にも心理的もとても疲れたヒルクライムであった。ゴール地点には「大ダワ 標高994メートル」と書かれた古びた道標が建っていた。

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 「『大ダワ』ってどういう意味なんだろう・・・?『ダワ』って、なんでカタカナなんだろう・・・?」と、幾つもの「?」マークが頭の中に浮かんだ。

 当初は大ダワの向こう側、奥多摩駅方面へ下る道はとてもコンディションが悪いので、上ってきた道を引き返す計画であったが、アスファルトがなくなっている地点はロードバイクを担いで歩けば、どうにか奥多摩駅方面へ下れそうだということになり、計画変更となった。

 上ってきた道を引き返して「ちとせ屋」で豆乳ソフトを食べるのを内心楽しみにしていた私は、少しがっかりした。

 しかし、「『奥多摩駅』でもソフトクリームを売っているらしい・・・」という情報を入手して、内心ほっとした。

 恒例の記念撮影を終えて、奥多摩駅方面へ下り始めた。道が所々酷い状態になっていた。「パンクしそう・・・」ごろごろと転がっている砕けた石を見ながら心配になった。

 2箇所ほど、とても普通には乗ったままで通れないところがあったので、ロードバイクを担いで歩いた。

 どうにかパンクはしないで、下り終えた。ほっとした。「道路をなんで整備しないんだろう・・・人がほとんど通らないからかな・・・」とちょっと訝しく思った。

 ようやく普通の道に出て、少し走るとJR青梅線の終着駅である「奥多摩駅」に到着した。その駅舎は、古く、懐かしく、趣のあるものであった。

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