2007/4/24

407:粋人  

 一昨日竹内邸にお邪魔した時、リスニングルームの快適性ということについて、いろいろと考えさせられた。氏のリスニングルームの広さは8畳程であろうか、それほどの広さはない。しかし、その空間の居心地の良さは、今まで経験したことのない、とても特別なものを感じた。

 オーディオ機器のみならず、椅子や棚などの家具、卓上ランプや置物、さらに壁にかかる絵など、その空間においてある全ての物が、「そこにあるべきしてある」といった印象を与えるほどに調和しているのである。

 それらの家具や調度品の類は、アンティークな雰囲気を醸し出すとても趣味の良いものである。極めて研ぎ澄まされた感性によって慎重に選択されてものであることが伺える。個々に目を向けると「西洋」を感じさせるものであって、決して「和」のものではないのであるが、空間全体としての印象は「和」の調和を感じた。日本人特有の繊細なバランス感覚でまとめられているからなのか、茶室の清楚にして静謐な空気感のようなものすら感じるのである。

 氏のリスニングルームで音楽を聞かせていただくと、ついつい「粋」という文字が頭に浮かぶ。そしてこの空間をプロデュースしている竹内氏はまさに「粋人」といった印象を受ける方なのである。

 リスニングルームは、普段は自分ひとりの空間であるので、自分が落ち着ける雰囲気造りを心がけることが大切である。それはひとりひとり違って当然なので、こうあらねばならないという基準は全くない。
 
 私は部屋が片付いていないと落ち着かない。しかし、私以外の家族は3人とも片付けができないタイプの人間なので、孤軍奮闘状態である。休みの日は片付けと掃除に結構労力を要する。何故片付け上手と片付け下手がいるのかわからないが、何度注意しても直らないところをみると、結構その個人の性格に根深く食い込んでいるもののようだ。

 というわけで、リスニングルームもすっきりしていないと落ち着けない。その性格から私のリスニングルームはすっきりはしているのであるが、けっして「粋」ではない。そういった趣味性の高いセンスに欠けているのである。これからの課題の一つかもしれない。



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