2007/1/19

狭い・小さい  

 日本の多くの家屋、特に都市部における家屋は、それほど広くはない。さらにオーディオ用にあてることができるスペースというものは、なかなか十二分な広さを確保できないケースが多いはずである。

 今日発売となったstereo2月号のテーマは「狭い」と「小さい」。「部屋は狭いけど第一級の音を出したい!」がメインテーマ。狭い部屋でのセッティングのコツや、ルームチューンアクセサリーの活用などが特集されている。

 また、「小さな部屋で楽しむためのコンポ選び」というテーマでいわゆる「省スペースコンポ」の比較試聴記事なども載っている。その中で気になるのは、先日の記事でも書いたAura noteである。白黒の写真で見てもかっこいいと思わせるものがある。

 同様な機種としてアーカムのsoloやLINNのCLASSIK MUSICなども紹介されているが、手元に置いて愛でたい度では、やはりnoteがダントツの一番である。「ピュアオーディオならではのウェルバランスな表現が素晴らしい。艶としなやかさの融合、緻密なサウンドイメージに躍動感、ハーモニックスの美しさなど、充分にハイグレードである。」と音に関しても高い評価を得ている。

 オーディオにおけるデザインの重要性は小さくない。こんな小さい機種であっても、あるいはむしろ小さい機種であるからこそデザインというものの重要性がよりクローズアップされるような気がする。

 小さいつながりではないが、今日は杉並公会堂の小ホールへ行ってきた。文字どおり小さいホールである。こぢんまりとしていて落ち着いた感じで、リラックスできる雰囲気を持ったホールである。昨日行ったトッパンホールは高級感あふれるハイグレードさが売りであるが、この小ホールは音楽を身近にそして肩肘張らずに接することができるところが売りである。

 前半はピアノ伴奏のバリトン、後半は同じくピアノ伴奏のチェロという2部構成であった。それぞれ暖かみのある晴れやかな音ですがすがしい一時を過ごすことができた。前半のバリトンはかなり前の席で、そして後半のチェロは後ろの方の席で聴いた。

 聴くポジションの違いで当然の事ながら音楽の聞こえ方も変わる。今回は後ろの方の席で聴いた方がホールの響きが気持ちよく、また音楽全体もバランス良く聞こえた。かぶりつきポジションでは、音の潤い感や音楽の全体像の把握という点において多少難があるようであった。やはり美しいホールトーンが十二分に加味されることにより透明度の高い音場が展開されるようである。

 これはオーディオと部屋、そしてセッティングなどにも当てはまるのであろう。オーディオ機器から発せられた音に部屋の響きが加味され、それが丁度良い具合になるようなセッティングとリスニングポイントがあるはず。それは部屋が広くても狭くても同様で、そのポイントがピタッと決まることにより、緻密で艶やかなサウンドイメージが展開するのであろう。



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