2014/3/25

2930:空中浮遊  

 黒い絹糸をある程度の長さで切った。その一端をLINN LP12の電源ケーブルに結わえる。絹糸は細く扱いが難しい。すぐに手から離れていったり、変な形によれたりする。

 どうにかケーブルに結わえる。そして、絹糸のもう一方の端を壁に数多く取り付けた小さなフックの一つに引っかける。最初のうちは絹糸をそのフックに結びつけようとしたが、これが結構難航した。

 中腰の不安定な態勢での作業であり、ケーブルの重みが加わるのでフックに結び付けようとするとするっと落ちたりする。

 しばらく試行錯誤していたが、フックはアルミ製であったので、そのフック部分にペンチで切り目を入れた。その切れ目に糸を引っかけて固定すると、結ぶよりも効率的に作業できることが分かった。

 電源ケーブルは絹糸につるされて、床から持ち上がり空中を這った。この要領でRCAケーブルやその他のケーブルも空中を這わせる作業を黙々と進めた。

 ケーブル同士が触れ合わないように、空間を占有しあっていく。そんなに広い空間があるわけではないラックの後ろの密やかな空間は微妙な感じにうねるケーブルが複数本連なっていった。

 なんだか現代美術の作品か何かのようなものが出来上がった。ラックの後ろなのでリスニングポイントからは目には付かないが、ちょっと立って覗きこんでみると摩訶不思議な世界が出来上がっていた。

 ケーブルの空中浮遊配線は、TANNOY同盟のメンバーのお宅で見かけたことがある。この対策をすると音の抜け切り感や歪感の低減に効果があるとのことである。

 以前から手をつけようかとは考えていたが、その作業の面倒くささから伸び伸びとなっていた。仕事の方も一段落したので、「やってみるか・・・」と決心をしてその作業を行った。2時間ほどかかり、腰にも鈍い疲れが残った。

 とりあえず、いずれのケーブルも床にも壁にもそして他のケーブルにも触れていない状態ができあがった。まだまだ改善の余地はあると思われるが、それはまあぼちぼちということにして、早速レコードかけてみた。

 「確かに違うように感じられる・・・空間に清澄な感じが漂う・・・腰痛になりそうな態勢で2時間もかかったのだから、それなりの効果がないとな・・・」

 ということで、その効果のほどを確かめることができた。さすがにスピーカーケーブルは床を這っているが、これにも床との一時接触点にインシュレーターを活用すると、良い効果があるようである。これはいずれ検証しよう。



トラックバックURL

トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ