2022/1/30

5813:EV熱  

 iX3の試乗予約をした時刻は午後の1時であった。昼食を済ませた後に、BMW 523i Touringに乗り込んでディーラーに向かった。ほぼ予定どおりの時刻にディーラーに着いた。

 EV車の試乗イベントということで、ディーラーの建物の中にはいつもよりも多くの人々がいた。EV車に対する関心の高さが窺えた。

 案内されたテーブル席に座ってコーヒーを飲みながら待っていると、担当の営業マンがやってきた。そして、試乗車まで案内してくれた。

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 試乗車の色は、精悍な印象を受けるブルーであった。クロームメッキを廃したブラック処理でキドニーグリルなどがまとめられていて、かなり引き締まった良い表情をしている。

 思わず「かっこいいな・・・」と呟いた。そのエクステリア・デザインは、ほぼX3のままなのであるが、よりスポーティーに感じられた。

 運転席に乗り込んだ。ドアの閉まる音はドイツ車らしく重厚である。機能的にすっきりとまとめられたインテリアは落ち着いた質感で、使われている素材に関してもチープさはどこにも見当たらなかった。

 ボタンを押して「モーター」を始動させた。実に静かである。アクセルを軽く踏んで発進させた。iX3は、穏やかに進んだ。新青梅街道に出て、iX3を20分ほど走らせた。

 試乗時間は短く、その平均速度も高くはなかったが、それでもiX3の走りの上質さはしっかりと伝わってきた。静粛性だけでなく、そのしっとりとした乗り味は、予想を大きく上回っていた。「SUVだから、やや雑味のある乗り味であろうな・・・」と思っていたが、良い意味合いでその予想を裏切られた。

 「これは、かなり良いな・・・パワーもシームレスに上がっていく・・・見切りも良く、ハンドリングも癖がない。」とりあえず、これといった欠点が見当たらない。

 20分間の試乗タイムを終えて、ディーラーに戻った。そこでこの車に関する二つの特典情報を得た。一つはEV車購入に対して国と東京都から補助金が合計85万円支給されることであり、もう一つは3月までに登録した場合には自宅のガレージに充電装置を設置する費用の全額をBMW JAPANが負担するということであった。

 「それはお得だ・・・!」素直にそう思えた。出たばかりのモデルてあるので値引きはない。それ故補助金は実にありがたい。

 フル充電での航続可能距離は508kmとのこと。エアコンなどを使う実際の走行においてはその80%程度であろう。自宅のガレージに充電装置があれば、走行距離に関して実用上の支障をきたすことは通常はないはずである。

 iX3の見積書を手にしてディーラーを後にする時には、「EV車は次の次と思っていたが、もしかしたら今かもしれない・・・」と、すっかりとEV熱に感染していた。



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