2022/1/23

5806:レッドヴァイオリン  

 自宅へ帰りついて、先ほどBMWのディーラーで待っている間にスマホをいじっていて、たまたまとあるオーディオショップのサイトで見つけたSonusFaberのAMATI Anniversarioの中古品の写真をもう一度確認してみた。

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 そのショップの説明文には「仕上げはレッドヴァイオリンです。多少の使用感はありますが、目立った傷も無く程度は非常に良好です。キャビネットのクリア塗装にありがちな、紫外線による白濁もありません。緩んでいたため、ストリングスは、メーカーにて張り替え済みです。ワンオーナー品になります。付属品は、取扱説明書、サランネット(ストリングス)、スパイク受け、スピーカーカバーとなります。」とあった。

 写真を見る限り、キャビネットの状態は良さそうである。気になる紫外線による白濁もないとのこと。

 「美しい・・・ツイーターとスコーカー部分はそのままGuarneri Mementoのようにも見える。その下にウーファーを2発追加し、若干仰角が付けられている。その姿はGuarneri Memento同様に「工芸品」的な美しさである。

 SonusFaberのAMATI Anniversarioは、2005年の発売である。なので既に17年ほど前のスピーカーということになる。日本には翌2006年に正式に入ってきているはずである。

 2005年はクレモナ出身の偉大な弦楽器職人であったアンドレア・アマティーの生誕500年にあたることから、Amati Homageにさらに磨きをかけた後継機種としてAMATI Anniversarioは企画・開発されたようである。

 もちろんこの時代は、まだ創業者であるフランコ・セルブリンが音決めをしていた。なので、現在のSonusFaberの音とはずいぶんと違う。

 現在のSonusFaberは、フランコ・セルブリンの弟子であったパオロ・テッツォンが基本設計や音決めを行っている。新体制後のSonusFaberのスピーカーは、よく言えば「万能選手」的なものになった。その代わりに、独特の柔らかな艶やかさは若干後退しているとの話である。

 「これ、良いな・・・コンディションも写真で見る限りかなり良さそうだ・・・」ショップの外観評価は「A」である。

 TANNOY GRFを処分して、AMATI Anniversarioをその空いた空間に設置するというアイディアがふっと浮かんだ。そして、2組のSonusFaberのスピーカーがリスニングルームに立ち並ぶ様を頭に思い浮かべた。

 部屋はイタリアの空気に満たされる。レッドヴァイオリンの艶やかさに溢れかえり、噎せ返るようですらある。「そのリスニングルームに一人佇み、桃源郷にいるような愉悦感に浸りたい・・・」そう思えた。

 尽きることのない夢想は実に艶やかであり、魅惑的な絵を私の脳内スクリーンにもたらしてくれる。そこには英国的な渋さや控えめな気品などは影も形もない。



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