2021/10/17

5708:試聴  

 FMさんから連絡をいただき、そのオーディオショップに連絡を取ってから、片道2時間もかけて、その試聴室にお伺いした。

 そして30畳以上はあるかと思える広い試聴室でその姿を確認したガルネリ・メメントは、正真正銘のミントコンディションであった。

 キャビネットに傷やくすみは一切なく、簾状のストリングネットも緩みがない。元箱だけでなく保存用のビニール類もその全てが保存されているという徹底ぶりであった。

 前オーナーはソナスファベールのディープなコレクターでもあり、複数のソナスファベールのスピーカーを所有されているとのことあった。

 そのリスニングルームは24時間エアコンがかかっていて温度と湿度が管理されている。地下にあるその部屋には、紫外線が一切入らない。

 そのため紫外線の影響により白濁することがある何層にも重ねられた天然ニスも艶やかな色合いを保っている。

 フロントバッフルを覆う本革にも傷みが全くない。そしてくすみがちになることが多い、リアのスピーカー端子もピカピカのままであった。

 まずはそのコンディションの素晴らしさに心を奪われた。ガルネリ・メメントは美術工芸品的な価値もあるスピーカーなので、ミントコンディションであることは実に素晴らしいことである。

 持参したCDで2曲を聴かせていただいた。ルノー・カピュソンのヴァイオリンによるコルンゴルドのヴァイオリン協奏曲と、ソル・ガベッタのチェロによるエルガーのチェロ協奏曲である。

 ガルネリ・メメントは美術工芸品的な美しさという点においても、また弦楽器を鳴らした時の艶やかさという点においても、Sonus Faberの歴代の数々の銘機のなかにあってもトップクラスのスピーカーと言っていいであろう。

 この素晴らしいコンディションのガルネリ・メメント・・・残念ながら我が家ではその真価を発揮できる状況ではないと危惧されたが、「これはぜひ手元に置いておきたい・・・まさにコレクターアイテムだな・・・」という抑えがたい要求に負けて、我が家に運び込まれることになった。
 
 その後、FMさんにその旨伝えると「せっかくだから、箱から出さずにずっと保管しているのももったいないですから、Marantzに繋いで一度聴いてみませんか・・・?」という話の流れになった。

 ガルネリ・メメントは2006年の登場。1950年代に設計・製造されたMarantzのModel7とModel2では、時代的な整合性は取れない。「きっとがっかりすることになるのでは・・・」とは思われたが、「私も是非聴いてみたいです・・・」とFMさんの「推し」もあって、試してみることになった。

 FMさんに我が家に来てもらって、二人で元箱に綺麗に収められているガルネリ・メメントとその専用スタンドを慎重に取り出して、組み立てていった。

2021/10/16

5707:ソナスファベール  

 ソナスファベールというとどうしても弦楽器というイメージが強い。創設者であるフランコ・セルブリンがソナス・ファベールをイタリア北部のヴェネト州ヴィチェンツァで興したのは1983年のことである。

 ヴィチェンツァは「陸のヴェネツィア」と呼ばれているような風光明媚な地である。西に100qほど行くとバイオリンをはじめとした弦楽器製造で有名なクレモナがある。

 ソナス・ファベールを一躍有名にしたのは1988年に発売したエレクタ・アマトールである。フランコ・セルブリンが幾多の試行錯誤のうえにブラジリアンローズウッドという高級木材の無垢材を張り合わせて響きをコントロールし、バッフル面には本革を貼り反射を抑えるという手法を編み出して生まれたスピーカーであった。

 そのエレクタ・アマトールは仕上がりの美しさと響きの豊かさが評判を呼んだ。日本でもいち早く人気となり、相当数売れたようである。

 その後、1993年には、ソナスファベールにとって記念碑的な作品となったガルネリ・オマージュを開発し、販売する。

 ヴィチェンツァはクレモナから近いこともあって、フランコ・セルブリンはクレモナの楽器職人と親交があったようである。ガルネリ・オマージュの開発のために、彼等からバイオリンの製造技術の手法を徹底的に学び、それを活かして見事なスピーカーを仕上げた。

 リュートのような洋梨型の形状をしたエンクロージャーはウォルナット、メイプル、ライムウッドなどで構成され、バイオリン職人が使ったニカワと熱圧着技術により接着され組み立てられている。

 表面に塗られたニスもバイオリン製造と同様のものが使われた。そしてその後ソナスファベールのアイコンにもなったスピーカーバッフル面とスタンド表面に張られたゴム系素材のストリングネットが初めて採用された。

 その姿は「美しい。ただ見ているだけでもいい・・・」といった印象を見る者に与える。スピーカーでありながら、美術工芸品の域にまで達した作品であった。

 そういう歴史を有するメーカーであるので、ソナスファベールのスピーカーを聴くなら弦楽器の曲を聴きたいという思いがまず浮かぶ。

 ガルネリ・オマージュに始まった「オマージュ・シリーズ」は、その後アマティ・オマージュ、ストラディバリ・オマージュと続いていく。

 そして「ガルネリ・オマージュ」自体もその後シリーズ化され「ガルネリ・メメント」「ガルネリ・エボリューション」「ガルネリ・トラディション」とその系譜が現在まで続いている。

 エレクタ・アマトールは「オーディオショップ・グレン」の常設スピーカーであるので、今まで何度も聴いている。

 「ガルネリ・オマージュ」の系譜に繋がる「ガルネリ・メメント」はFMさんのリスニングルームで聴いた。

 そのいずれもが、やはり「弦楽器が素晴らしい・・・」という印象であった。私はクラシックオンリーでかつ弦楽器の音に傾倒しているので、その印象はいずれもとても良いものであった。

 ガルネリ・メメントをお使いのFMさんから連絡が入ったのは先月のことであった。「出ましたよガルネリ・メメントが・・・ミントコンディションです・・・私が持っているものと同等かそれ以上にコンディションが良いようです・・・」と、FMさんは若干興奮気味であった。

2021/10/15

5706:納車期間  

 世界的な半導体不足は、自動車産業にも大きな影響を与えている。今ディーラーと新車購入の契約をしても、納車までの期間が相当かかるようなのである。

 Ðセグメントの新たな基準を作ったと話題のMercedes-Benz Cクラスのニューモデルは、先行予約販売を既に開始しているが、10月に契約したとしても納車は来年の7月頃になるという。契約から9ケ月後ということである。

 来年内には現在乗っているBMW 523iの買い替えをする予定でいるので、その納車タイミングの遅れは気になるところである。

 輸入車は人気の仕様を中心に輸入される。客は、その在庫車から選ぶことが多い。その場合には納車にはそれほど時間はかからない。

 しかし、現在は、半導体不足による減産などにより通常よりも輸入台数が相当減っている。その数の乏しい在庫車の中に欲しい車種や仕様がない場合には、納車までに相当な月数を要することになる。

 納車のタイミングを優先するなら、現在日本に輸入されている在庫車の中から、選ぶことが要求されることになりそうである。

 Mercedes-Benz Cクラスのようにフルモデルチェンジされたばかりで、日本に在庫車がほとんどない車種の場合、納車のタイミングは契約したことを忘れた頃になるようである。

 そのMercedes-Benz Cクラスであるが、インターネットなどの試乗記事を見る限りにおいては、相当良さそうなのである。

 そのエクステリアやインテリアは「ミニSクラス」とっていいほどにSクラスの造形が継承されている。

 ボディは拡大された。全長は80mm伸びて4785mmに、全幅はプラス10mmの1820mmに、全高も5mm上がって1435mmになった。

 これは一昔前のEセグメントのサイズ感であり、「コンパクト」という表現はもう合わないであろう。全幅がそれほど拡大せずに1820mmであることは、日本の狭い道幅を考慮すると歓迎すべきことである。

 またオプションであるがリア・アクスル・ステアリング=後輪操舵システムを選択すると、コインパーキングなどでの取り回しもかなり楽であろう。

 その乗り味は「できすぎ君」のようである。マイルドハイブリッドに関しても、発進時や加速時における電気モーターのサポートが絶妙で、スムースな感触で纏まっている、とのこと。

 まだ、ディーラーには試乗車は届いていないようである。試乗車が入ったらやはり一度乗ってみたい。

 もしも気にいったら、その場で契約。来年の夏か秋ごろまで待つということになるのかもしれない。

 現在予約販売を開始しているのは、「C200アヴァンギャルド」、「C200 4MATICアヴァンギャルド」、「C220dアヴァンギャルド」の3タイプ。セダンとワゴンも同時に発表されている。

 購入の可能性が一番高いのは「C200アヴァンギャルド」のワゴンモデルである。価格は素の状態で677万円。オプションに要する費用や諸経費を含めると800万円ほどになるであろう。もちろん値引きは期待できない。

 「サイズもそうであるが価格もEセグメント並みだな・・・」そんなことを思った。さらにフルモデルチェンジしたばかりの初期型はどうしてもマイナートラブルの発生確率が高い。イヤーモデルごとに改良が加わるので、後期型の方が安定している。「焦るべきではないのかも・・・」とも思ったりする。

2021/10/14

5705:ミニバトルポイント  

 正丸峠の頂上は霧で煙っていた。峠の茶屋である奥村茶屋には、最近テラス席が新設された。ウッドデッキに幾つかのガーデンファニチャーが設置されていて、お洒落な雰囲気である。

 BGMにはジャズがかかっていた。奥村茶屋そのものは昭和の香りが濃厚なレトロな和風茶屋であるが、このテラス席だけ雰囲気が違っていた。

 「ちちぶサイダー」を1本購入して、せっかくなのでテラス席に座って飲んだ。サイダーの味わいは昭和レトロな味わいであった。

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 ヒルクライムを走り終えた直後は体が熱を持っていたが、時間の経過とともにその熱は奪われていき、少し肌寒くなってきた。

 サイクルウェアの背面ポケットに入れておいたウィンドブレーカーを取り出して着用した。恒例の記念撮影を済ませてから帰路に着くことになった。

 8台のロードバイクは隊列を形成して正丸峠を下り始めた。路面が濡れているうえ、落ち葉も落ちているので慎重に走った。

 正丸峠を下り切って左折し山伏峠の短い上り返しを越えた。名郷方面へ向かって下っていった。下りでは風を強く受ける。上りでは汗を流しながら激しい呼吸で走ったが、下りではウィンドブレーカーを風でバタバタとはためかせながらひらひらと走った。

 下り切って少し行った先の新井不動尊で「名水」をボトルに詰めて、帰路を急いだ。順調に進んでいたが、途中で後ろから「パンク・・・!」という声が聞こえて、ブレーキペダルを握った。

 リーダーのロードバイクの後輪がパンクした。久々のパンク修理のために道の脇に止まった。最近はタイヤの性能が上がったためか、パンクの回数がずいぶんと減った。

 パンク修理は手際よく完了した。8台のロードバイクはリスタートした。帰路には2箇所ミニバトルポイントがある。「山王峠」と「笹仁田峠」である。

 山王峠の上り口にさしかかった。山王峠は距離は短いが斜度はしっかりとある。上り始めは300ワット程で走れるが、すぐにその出力は下がる。

 しばし我慢して上っていくと、ゴール地点が視界に入ってくる。そうなると濡れた顔を焼きたてのものに替えたアンパンマンのように元気になる。再び300ワットを超える出力でクランクを回して、頂上に達した。

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 山王峠を通過してしばし走っていくと、次なるミニバトルポイントである「笹仁田峠」に達した。ここは斜度が緩い。

 スタート直後先行した逃げ集団がハイペースで走っていった。中盤から後半にかけてどうにかその背後に追いついた。

 スパートのタイミングを窺って、終盤の斜度が少し上がる地点で一気に駆けた。ダンシングで前に出たが、頂上に達する手前でさらに後方からスパートしたメンバーがその右わきを駆け抜けていった。

 二つのミニバトルを無事に終えた。昼食休憩のために笹仁田峠を下った先にあるファミリーマートに立ち寄った。

 昼食に選択したのは「和パスタ ベーコンときのこ」であった。具材はベーコン、エリンギ、野沢菜。味わいは醤油ベースで、気持ちがほっこりとするものであった。

 帰路は残り少なく、もう上りはない。パスタを口にしながら、スマホの天気予報アプリを確認した。やはり来週の日曜日には小さく傘マークがついていた。降水確率は60%。来週企画されている「300km超ロング」・・・天気が心配である。

2021/10/13

5704:山伏峠  

 名郷で一息入れてから、ヒルクライムが順次開始された。まず二人のメンバーが先行スタートして、やや遅れてもう一人もスタートした。

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 先行スタートしたメンバーの背中が視界から消えてからややあってから、「ではそろそろ行きますか・・・」という感じで後発スタート組も走り始めた。

 「箱根ヒルクライム」が終わったばかりなので、「今日は少しのんびりめに走ろうかな・・・」と思っていた。序盤は集団のペースに合わせて走った。

 やがて集団のペースは上がっていく。5台のロードバイクも縦に長くなっていった。230ワットぐらいの出力で、走りなれた山伏峠の峠道をマイペースで走った。

 山伏峠の上りは約4km。斜度は平均で8%ぐらいであるが、所々で変化する。劇坂エリアはないが、10%を超える場所もある。

 山伏峠の上りも終盤に入っていった。ペースはほぼ同じで230ワット前後で走れていた。木々に囲まれた峠道を走っていくと、山伏峠の頂上が見えてきた。

 ダンシングに切り替えて山伏峠を越えた。その瞬間ラップボタンを押した。山伏峠のヒルクライムにかかったタイムは17分7秒であった。

 頂上を越えて、その向こう側に下っていった。路面が濡れているところもあったので、無理をせず慎重に下っていった。

 500メートルほど下って正丸峠に向かう上りへ向けて右折した。下りで脚を休ませたので、再びパワーを上げて上り始めた。

 すると前方に先行スタート組に追いついた後発スタート組がペースダウンしていた。「バトル終了か・・・後方に追いついたら脚を休ませるか・・・」と私も一旦上げたパワーを抑え始めた。

 すると、前方に位置していた集団のペースが一気に上がってばらばらになっていった。「あれ・・・休めると思ったのに・・・」と緩めた脚を再度ペースアップし始めた。

 正丸峠への上り返しは斜度は厳しくないが、すでに山伏峠のヒルクライムで脚の余力が少なくなっているので、表情を強張らせながらクランクを回し続けた。

 何度かカーブを曲がった。道の表面は結構荒れている。終点が近づいてくるに従ってペースを上げていき、ゴール手前ではダンシングでのスパートを経て、正丸峠に到着した。

 「正丸峠」と記された道標にLOOK 785 HUEZ RSを立てかけてスマホで写真を撮った。正丸峠の頂上は霧に煙っていた。そして涼しい風がゆっくりと吹いていた。

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2021/10/12

5703:エナジードリンク  

 ファミリーマート飯能上畑店の店舗の横には古い蔵がある。その蔵の前にロードバイクを立てかけて、店内に入った。

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 補給食には「ツナマヨ」のおにぎりを選択した。コンビニおにぎりで安定の1位を獲得するのが「ツナマヨ」である。

 ちなみにとある調査によると、1位はツナマヨ 2位は紅しゃけ 3位は辛し明太子とのことである。個人的なランキングでは、1位ツナマヨ、2位日高昆布 3位とり五目といったところか・・・

 蔵の前の段差に腰かけて補給食を摂った。天気は曇りのままであった。天気予報では気温は午後にかけて上がると伝えいてたが、曇りの間は涼しいままであった。

 コンビニ休憩を終えてリスタートした。山伏峠の上り口である「名郷」を目指して走り始めた。まずは短い峠である山王峠を越えた。

 隊列を維持しながら山王峠を越えて、その向こう側に下っていくと、名栗川に沿って続く県道にぶつかる。その交差点を左折した。

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 名栗川に近づいたり離れたりしながら山間の道を走った。道は緩やかな上り基調である。先頭交代を繰り返して走っていくと、「名郷」に到着した。

 ここはバス停がある。バス停の脇には公衆トイレもある。山伏峠を上るローディーはここで一息入れてから上り始めることが多い。

 今日も我々のチームが名郷に到着した時には数名のローディーが休息していた。ロードバイクをガードレールに立てかけて、小さな食料品店の前に設置されている自販機で冷たい飲み物を購入した。

 自販機の前に立って「どれにするか・・・」と一通り眺めてから「リアルゴールド ドラゴンブースト」のボタンを押した。定番のエナジードリンクであるリアルゴールドに厳選した6種の東洋素材(高麗人参、紅参、クコ、リュウガン、シベリア人参、霊芝)を配合してさらにパワーアップされたドリンクである。ヒルクライムの前はどうしてもこの手のエナジードリンクに手が伸びる。

2021/10/11

5702:栗  

 10月に入っても時折夏を思わせるような暑い日が訪れる。季節は確実に変わっているはずではあるが、スムースには移行しきれないようである。

 「3歩進んで2歩下がる」といった季節の進行具合である。今日は季節が進んだ「3歩」の方に属する一日であった。

 いつものように朝の6時に起きだして、サイクルウェアに着替えた。ロードバイクの前輪と後輪に所定の空気圧まで空気を入れたりして、準備を整えた。

 準備が完了して、6時半からは「はやく起きた朝は・・・」を観ながら、朝食を摂った。今回の「お耳拝借」のコーナーは、秋の味覚「栗」がテーマであった。「栗は実でなく種である・・・」などの蘊蓄とともに絶品の焼き栗や栗菓子が紹介されていた。

 7時になって自宅を後にした。ロードバイクにまたがって走り出した瞬間肌寒く感じた。「ニーウォマーがいる季節になったな・・・」と感じた。

 一般道を走っていくと、府中街道を渡る信号機の手前で先を行くメンバーと合流した。その先からは2台連なって走った。先週私が参加した「箱根ヒルクライム」の話などをしながら走っていくと、バイクルプラザに到着した。

 今日は曇りで涼しい。空は灰色の雲が覆っていた。「天気予報はもう少し良かったような気がするけど・・・曇りの方が涼しくて走りやすいか・・・」と感じていた。

 バイクルプラザに着くと、来週第3日曜日のロングの話になった。なんと300kmオバーの「超ロング」が企画されていた。

 富士山を1周して戻ってくるというコースである。厳しいヒルクライムはないが、今まで300kmオーバーの距離は走ったことがない。「慎重にペース配分しないと、後半体がきつそうだ・・・」と感じた。

 ただし、週間天気予報によると来週の日曜には傘マークがついていた。1週間後天気予報が変わって雨の心配がないようなら、300kmオーバーに初挑戦することになる。

 今日の目的地は定番コースである「正丸峠」に決まった。参加者は8名であった。そのロードバイクの内訳はORBEAが5台で、LOOKが2台、そしてCOLNAGOが1台であった。

 8台のロードバイクは隊列を形成して走り始めた。多摩湖サイクリングロードを抜けて、旧青梅街道を走った。

 旧青梅街道を西へ西へと進み、岩蔵街道との交差点を右折した。岩蔵街道をまっすぐに進んでいって、圏央道の青梅インターの下をクランク状に潜った。

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 アップダウンのある道を走っていって岩蔵温泉郷を抜けた。東京バーディークラブの裏手にあたる抜け道を走っていくと、最初の休憩ポイントである「ファミリーマート飯能上畑店」に到着した。

2021/10/10

5701:ライバル  

 BMWが、「2シリーズアクティブツアラー」のフルモデルチェンジを発表した。「2シリーズアクティブツアラー」は、BMW初のFF駆動車として発表され、人気モデルになったモデルである。

 フルモデルチェンジした「2シリーズアクティブツアラー」では、最新BMWのデザインが採用され、最新のインフォテインメントシステムも取り入れられた。ボディサイズをアップすることで室内空間もさらに拡大されて機能性がアップしている。

 BMWのアイデンティティーであるキドニーグリルは縦に拡大し、真ん中が繋がり一体化されている。フロントライトは鋭さを増していて、より押し出し感のあるフロントフェイスに仕上げられている。

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 リアは、スリムなテールランプにより、スッキリとしたデザインに仕上げられている。フロントもリアもしゃきっとした表情になっている。

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 実は現行型の「2シリーズアクティブツアラー」には数年前に「代車」として数日乗ったことがある。

 その時の印象は決して良いものではなかった。「やっぱり、FFのBMWはだめかな・・・」と思った。しかし、それから数年が経過し、さらにフルモデルチェンジを経たのであれば、相当に良くなっている可能性がある。

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 インテリアは今後のBMWのインテリアデザインの方向性を示してくれている。Mercedes-Benzのように2枚の液晶パネルを繋げてシンプルに設置する方式になっている。

 モダンでシンプルな造形である。しかし、個性的かと問われると「まあ、現在の流行にはしっかりと乗っているけど、少し安易な変更のような気も・・・」と答えるしかないところである。

 直接的なライバルはMercedes-BenzのBクラスとなる。Bクラスは一足早く2019年にフルモデルチェンジされて商品力をアップしているので、この両者、良い勝負になるであろう。

2021/10/9

5700:コンテスタント  

 1927年に第1回目が開催された歴史あるショパン国際ピアノコンクールは、今月の2日から第18回が開催されている。10月7日に1次予選が終了し、2次予選に進む45名が発表された。

 日本人では、古海行子、小林愛実、京増修史、沢田蒼梧、進藤実優、反田恭平、角野隼斗、牛田智大の8名が2次予選進出を決めた。

 国別では、地元ポーランドが9名、次いで日本が8名、中国7名、イタリア5名の順となった。今回は日本人初の優勝者が出るのではと期待が高まっている。

 コンクール会場でコンテスタントが弾くピアノは幾つかのピアノメーカーから自身で選択する。その選択のために与えられる時間は一人15分である。

 87名のコンテスタントが、大舞台のパートナーとして選択したピアノは、スタインウェイが64名、ヤマハが9名、ファツィオリが8名、そしてカワイが6名であった。

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 パグ太郎さんのリスニングルームで、2本のドイツ製の「漆黒のタワー」から放たれるグレン・グールドのバッハを聴きながら「そういえばグレン・グールドはヤマハのピアノを愛用していたはず・・・」と思っていた。

 「漆黒のタワー」であるGerman Phisiks HRS-130を駆動するアンプは、プリアンプがMola Mola Makuaで、パワーアンプがOCTAVE V110SEである。送り出しはLUXMAN D-08u。

 リスニングルームはリビングルームも兼ねているのでエアボリュームが十二分にあり、羨ましい限りである。しかも音響効果のため、天井が後方に向かって高くなっている構造まで採用されている。遮音もしっかりと対策が施されていて万全である。

 リビングルームという日常生活圏も兼ねているので、オーディオマニアの部屋にありがちなごちゃごちゃした感じとは無縁である。実にセンス良くまとめられていて、居心地の良さが醸し出されている。

 クラシックを中心に数多くのCDを聴かせていただいた。まず感心するのは音の純度の高さである。

 とても高いSN比、その透明感は聴く者の心が汚れていてもすっと綺麗にしてくれるかのようである。そして音の消え際の描写が非常に繊細で、気持ちを穏やかにしてくれる。

 HRS-130以外のオーディオ機器はメーカーがそれぞれ異なるがフロントパネルの仕上げはシルバーの上品な仕様である。その繊細な表面仕上げのような美しいトーンの音が、この雰囲気の良い部屋を満たす。

 360度完全無指向性のHRS-130は、空間表現に優れ、楽器の位置関係もしっかりと提示してくれる。後方に広く展開する立体的なサウンドステージの空気感はさらっとしている。

 音の輪郭を強調することなく、解像度重視という表現を決してしないが、耳を澄ませばあるべき音と空間がしっかりと提示されるという音のいでたちは、パグ太郎さんの人間性そのものという気がした。

 一緒にお伺いしたのはgenmiさんである。パグ太郎さんとは旧知の仲で、パグ太郎さんがHRS-130の前にB&W Signature805を使われていた頃の音の質感に戻られたことが印象的である旨の感想を漏らされていた。

 「『大人の音』なんですよね・・・以前の音に戻られましたね・・・」genmiさんはとても嬉しそうである。

 オーディオマニアにとってスピーカーを替えるということは、コンテスタントがピアノを替えるのと同じように、影響度は大きい。

 しかし、1年、2年と鳴らしていくうちに、やはりその人の音になっていくのであろう・・・Signature805とHRS-130とでは、その姿に大きな違いがあるが、genmiさんの記憶の中にあるかつてのSignature805の音と現在目の前あるHRS-130が放つ音とはしっかりとクロスするようであった。

 HRS-130の後方にはDDDユニットのみが追加的に設置されていたが、昨晩の地震でずれてしまって、4本構成にすると、後方のDDDユニットがHRS-130の足を引っ張ってしまうので、今日はHRS-130のみでの演奏となった。

 「パグ太郎さんの部屋で響くHRS-130は、ピアノに例えるとスタインウェイであろうか、ヤマハであろうか、ファツィオリ・・・あるいはカワイ・・・」そんな脈絡のないことをぼんやりと頭に思い浮かべながら、幸せな夕刻を過ごした。

2021/10/8

5699:懐古  

 私が現在使っているスピーカーはTANNOY GRFである。搭載されているユニットはモニターシルバーで、キャビネットは英国オリジナル。まだステレオレコードが世に出る前の時代の製品であるので、2本ペアではなく1本で売られていた。

 1958年にステレオレコードが発売されるようになって、モノラルからステレオの時代に移行していくと、オーナーは同じ型のスピーカーをもう1台購入してペアにする必要があった。

 そういった時代背景を反映してか、我が家のTANNOY GRFは左右でエンブレムの形状が違う。つまり、我が家の2台のGRFは製造年が明らかに違う。

 左右の違いはエンブレムだけではない。フロントネットを外すと、ネットワークの取り付け位置も違っている。

 キャビネット自体は外見上の違いはないようであるが、内部構造までは検証できない。もしかしたらキャビネットの構造もイヤーモデルごとに微妙に変わっているのかもしれない。

 もともと2台をペアで使うということが前提ではない時代の製品であるので、イヤーモデルごとに仕様の変更があっても特に支障がなかったのであろう。

 そんな古い時代のスピーカーを愛用して相当な年数が経過したが、オーディオを趣味とするようになった頃からヴィンテージスピーカーを使っていたわけではない。

 オーディオオを趣味とするようになった2006年から数年間は、German PhysiksのHRS-120という、その当時としては最新鋭のスピーカーを使っていた。

 きわめて斬新な構造のDDDユニットを使っていて、360°完全無指向性のスピーカーであった。当初はCLASSEのパワーアンプで、後にはVIOLAのパワーアンプで駆動した。

 スピーカー自体は八角柱のスリムな形状で、設置面積も少なくすっきりとしたいでたちであった。どこかしら現代アートのような近未来感が好きであった。

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 私にとっては懐かしさを感じさせてくれる存在であるHRS-120の後継機にあたるHRS-130を、明日とあるお宅で聴くことができる。

 German PhysiksのHPでHRS-130を確認してみると、その外観は私が使っていたHRS-120とほとんど変わりはない。

 底面に下に向かって設置されているウーファーの口径が少し大きくなっていて、それに伴ってキャビネットも若干太くなっているようであるが、遠目にはほぼそのままといった印象である。

 その音の印象はどのようなものであろうか・・・一聴して「懐かしい・・・!」と感じるのであろうか・・・



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