2021/7/30

5629:CDA288  

 大川さんのリスニングルームには2系統のデジタルソースがある。メインとして使われているのが、ORACLE CD2000とZanden Model5000のペアである。そしてもう一つが、KRELL MD10とKRELL STEALTHの純正ペアである。

 数年前には、大川さんのオーディオラックには、これら2系統のデジタルソース以外に2台のDACが置かれていた。それらはWADIA 15とJOB DA96であった。

 それらは使用頻度が少なくなり、処分されたようである。しばし2系統のデジタルソースで落ち着いていたのであるが、2年前に一度「病気が再発して・・・」と、とあるデジタル機器を購入された。

 それは、大川さんが長年使用されているプリアンプであるCOPLAND CTA301、パワーアンプであるCOPLAND CTA504と同じくCOPLAND製のCDプレーヤーであった。

 型番はCOPLAND CDA288。スウェーデンのオーディオメーカーであるCOPLANDの製品は、フロントパネルにヘアライン仕上げのアルミ削り出しを使い、バランスよく配置されたつまみ類のデザインが素晴らしく、北欧製らしい清涼感の溢れるデザインをしている。

 その時、大川さんは、「程度の良い中古品をインターネットで見つけて、ついつい誘惑に負けてしまって・・・」と話されていた。

 その結果、一時大川さんのオーディオラックの一番右側には「COPLANDライン」が綺麗に構成されていた。上から「CDA288」「CTA301」「CTA504」と並んだ姿は実に美しいものであった。

 しかし、一体型CDプレーヤーであるCDA288は、セパレート構成のハイエンド機器である他の2系統のデジタルソースを相手にすると、やはり少し分が悪いようであった。

 「CDA288、実は処分する予定ですが、もしよろしければご自宅のシステムで一度聴いてみませんか・・・?」という趣旨のメールが大川さんから来ていた。そのメールに「ぜひ、聴いてみたいですね・・・」と返信した。

 今日の夜自宅に帰りつくと、玄関脇には一つの段ボール箱が届いていた。「届いたな・・・じゃあ、明日に備えて早速セットしなければ・・・電源も入れておこう・・・」それを見て思った。

 明日の午後、大川さんが我が家に来られる予定である。大川さんは車をお持ちではないので、COPLAND CDA288は着払いの宅急便で事前に送られてきたのである。

 COPLAND CDA288の元箱はそれほど大きなものではない。やや古びていて、あちらこちらに傷や汚れがあった。

 元箱から慎重に取り出されたCDA288は一旦リスニングルームの床に置かれた。元箱は古びていたが、CDA288本体はとても綺麗であった。

 1990年代の製品と思われるので、相当な年数が経過しているはずであるが、大事に使用されてきたことが窺えるコンディションである。

 CDトランスポートであるORACLE CD2000の背面から接続ケーブルを外してラックから降ろした。そこにCDA288を設置した。

 横幅は標準的なサイズであるが、背が少し高い。「COPLAND」とメーカー名が真ん中に明記されT、シンメトリックなデザインである。COPLANDらしく精緻な質感のダイヤルノブが左右に設置されていて、見ているだけで清涼感が感じられるデザインである。



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