2021/7/1

5600:928シリーズ  

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 ボウ・クリステンセンが自身の名を冠したBOW TECKNOLOGIESは、ノアが代理店であったが、随分と前に取り扱いが中止された。BOW TECKNOLOGIES自体が経営困難でなくなってしまったのかもしれない。

 ボウ・クリステンセンは、自身の名を付けた会社を興す前はPRIMAREにいた。PRIMARE時代にも斬新なデザインのオーディオ製品を作り上げている。

 「928」という型番が与えられたプリアンプとパワーアンプが彼の処女作であり、その先鋭的デザインで一世を風靡した。かなり前の製品であるが、今見ても全く古びた感じがしない。

 横20cm高さ20cm奥行き32cmという独特のサイズ感にまとめられたプリアンプとモノブロックパワーアンプは、その存在感が傑出している。

 プリアンプの各種スイッチやボリュームノブの造形などに、彼の並々ならぬデザインセンスの妙が感じられる。

 PRIMARE時代に「928シリーズ」に続いて発表されたのが、「200シリーズ」である。そのラインナップにはプリアンプ、パワーアンプ以外にもCDプレーヤーやチューナーも含まれていた。

 200シリーズは共通のデザインテイストで纏められている。CDプレーヤーは「MODEL204」という型番が与えられている。

 Model204は、200シーリーズの製品に共通する近未来的な姿をしている。SF映画に出てくる宇宙船をモチーフにしたのではないかと思いたくなるようなデザインである。

 トップローディング式のCDプレーヤーは優れたデザインの製品が多いが、このMODEL204もその一例である。

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 その後ボウ・クリステンセンはPRIMAREを去り、BOW TECHNOLOGIESを興す。そしてCDプレーヤーであるZZ-EIGHTとプリメインアンプであるZZ-ONEを発表する。共通の意匠を身にまとったこれらのオーディオ機器は、そのデザイン性の高さから日本でも人気が高かった。

 BOW TECHNOLOGIESではZZシリーズの後、製品名の頭に「W」の付く一連のシーリーズも発表された。

 CDプレーヤー、プリメインアンプ、プリアンプそしてパワーアンプがラインナップされていた。CDプレーヤーの製品名は「WIZARD」。

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 ZZ-EIGHTとの共通性も散見されるが、こちらはもっとポップな感じのデザインである。そのリモコンも「おっと・・・!」と思わせる造形が施されている。

 彼の一連の作品は、オーディオ機器でありながらどこかしら芸術作品を思わせるようなところがある。

 今日は、顧問先に立ち寄った後に、その近くにあるとあるオーディオショップに向かった。実は実物を見たことのない、ボウ・クリステンセンの処女作であるPRIMARE 928シリーズの中古品が入荷したとの情報をその店のSNSで見かけて、試聴予約をしたのである。



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