2021/6/27

5596:傘  

 「待望の新型GOLFが入庫しました。展示車はR-LINEのキングスレッドとSTYLEのドルフィングレーの2台。試乗車は1.5LターボのマイルドハイブリッドSTYLEのブラックをご用意しています。是非新しいGOLFをご体感下さい。試乗、査定をされた方にフォルクスワーゲンオリジナルアンブレラをプレゼントさせて頂きます。」

 フォルクスワーゲン小平から「新型GOLF試乗会開催!」とのタイトルでメールが来ていたのは昨日のことであった。

 「新型GOLFか・・・試乗車は1.5LのSTYLE・・・乗ってみたいな・・・GOLFに乗り換える可能性は低いけれど・・・査定すると傘ももらえるしな・・・」

 と、完全に「もの」に釣られる形で、今日の午後フォルクスワーゲン小平に試乗予約の電話をしたうえで、我が家から車で15分程度の場所にあるディーラーに出向いていった。

 POLOを事務所の営業車として7年間使っていたので、フォルクスワーゲン小平には過去に何度も訪問したことがある。その少し懐かしい感じがするディーラーの駐車場に車を停めた。

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 ディーラーの建物の中には入庫したばかりという2台のNEW GOLFが展示されていた。赤はR-LINE、グレーはSTYLEというグレードである。

 NEW GOLFはインターネットで何度も見ているが、実車を目にするのは初めてである。全体のシルエットは見紛うことのないGOLFの特徴を備えているが、フロントフェイスは先代のGOLF 7よりも少し難解になったといえるであろう。

 私は個人的には好きな造形であるが、先代のGOLF 7の方が好きだというフォルクスワーゲンオーナーは多いような気がする。

 試乗車は1.5L4気筒エンジンを搭載している。実は少し前にゴルフの下位グレードが搭載する1.0L3気筒エンジンと同じエンジンを搭載するAudi A3に試乗した。

 同じグループに属する兄弟車であるゴルフとA3との比較、さらに1.5L4気筒エンジンと1.OL3気筒エンジンとの比較ができることとなる。

 試乗車の色は黒であった。そのドライバーズシートに乗り込んだ。インテリアの質感はニューモデルらしく、デジタル化が一気に新たなレベルまでに進められていた。

 物理的なスイッチやダイヤルがほとんど廃止されて、ダッシュボードやセンターコンソールまわりがとてもすっきりとしたデザインになっている。

 ATセレクタレバーもなくなりとても小さなスイッチになっている。「こんなもので良いのかな・・・」と思ってしまうが、慣れの問題であろう。

 小平市や東久留米市の市街地コースを30分ほど走った。その印象は「やはりエンジンは1.0Lよりも1.5Lの方が良いかも・・・」というものであった。

 1.OL3気筒エンジンは必要最小限の充足度を与えてはくれる。これが1.5L4気筒エンジンになると、やはり余裕を感じさせてくれる。この体感的な余裕・・・それがドライバーの気持ちに与える影響は思いのほか大きいように感じられた。

 エンジン横置きプラットフォーム「MQB」が、GOLF 8にも採用されている。多少の改良が加えられているとはいえ、キャリーオーバーであることに変わりがない。

 「やはり開発予算はEV車に集中して、内燃機関モデルにはほどほどにという流れであろうか・・・」とは思ったが、静粛性、乗り味の上質さ、そして運転支援システムやコックピットのデジタル化の推進などにはやはり先代よりも確実に進化していると思わせる要素が多かった。

 「Cセグメントは実力のあるモデルが多いが、GOLFがこのセグメントにおけるリーダーであることは間違いない・・・ずば抜けている要素は特にはないが、様々な要素の平均点が一番高いのは依然GOLFなのかもしれない・・・」そんな感想を持ちながら、試乗を終えた。帰り際にはフォルクスワーゲン特製の傘をもらうことも当然忘れなかった。 



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