2021/6/3

5572:ENCORE  

 FM ACOUSTICS製のオーディオ機器の現在の販売価格は、一瞬目を疑うほどに高価である。FMさんが現在お使いの機器(その後マイナーチェンジされているが)を、今全て新品で揃えようとすると、パワーアンプであるF-10Bが2,980,000円、フォノイコライザーである122-MKII が2,190,000円、そしてプリアンプである155-MKIIRが2,600,000円、合計額7,770,000円を支払う必要がある。

 「昔も高かったけど、ここまで異常な価格ではなかったですよ・・・10数年前に買っておいて本当に良かったです・・・今では手が出せなかったでしょう・・・」とFMさんは話されていた。

 三つのFM ACOUSTICS製のオーディオ機器(FM122、FM155、F10B)がラインナップの主要なポジションを占めるFMさんのオーディオシステムの要となるスピーカーは、Verity AudioのPARSIFAL ENCOREである。

 FMさんのお宅でこのスピーカーを見るまで、このメーカーのスピーカーについてはほとんど知識がなかった。

 ウィルソンオーディオのWATT/PUPPYのように、上下で分割された構成で、上は2ウェイモニタースピーカーとして単体でも駆動でき、下のウーファー部と独立している。

 下のウーファー部にまずパワーアンプから伸びたスピーカーケーブルは接続され、その後ネットワーク回路を通過してウーファー部と上部2ウェイモニタースピーカーと繋ぐケーブルにより上部ユニットに音楽信号が送られる。

 木目の美しい明るい茶色の突板は仕上がり具合が本当に素晴らしい。きっとエンクロージャーの仕上げは、この仕上げも含め何種類があって、そのなかから選択できたのであろう。

 大きさはそれほど大きくはなく、比較的コンパクトなトールボーイタイプといったところである。その姿は、とても美しく気品がある。

 ソースはアナログのみである。ターンテーブルはわが家と同じORACLEのDELPHIであるが、私が使っているものの一世代前にあたるDELPHI 5である。

 ベース部分のアクリルが通常モデルであれば透明なアクリルであるが、FMさんがお使いのDELPHI 5はブラックアクリルである。アニバーサリーモデルの特別仕様バージョンである。

 アームはSMEのシリーズ5で、カートリッジはZYXのOMEGAが付いていた。OMEGAの先端には丸い円形の重りのようなものが付いている。

 ORACLEとFM ACOUSTICSのオーディオ機器は、イタリアのメーカーであるバッソコンティニュオ社のオーディオラックに綺麗に収まっていた。

 3本の支柱はシャンパンゴールド、棚板は艶消しのブラックという色合いのラックは、高級感があり、ORACLEやFM ACOUSTICSのオーディオ機器を収めるのに相応しいものである。

 FMさんのお宅を訪問するのは今日で3度目である。FMさんのお使いのアンプやスピーカーは我が家のヴィンテージ機器と比べると、かなり様相が異なるものであるが、ターンテーブルに乗るレコードはかなりの確率で、我が家のレコードコレクションと類似するのである。なので、会話もオーディオに関することは少しで、大半がレコードに関することになる。



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