2021/4/17

5525:スリーサイズ  

 試乗車であるS400dに搭載されているエンジンは3.0Lのクリーンディーゼルエンジンである。Mercedes-Benzのクリーンディーゼルエンジンには、以前乗ったことがある。

 現在乗っているBMW 523iの前には、Mercedes-Benz E350 Bluetechのステーションワゴンに乗っていた。その車がやはり3.0Lのクリーンディーゼルエンジンを搭載していたのである。

 ただし、その時のエンジンは世代としてはおそらく2世代ほど前のディーゼルエンジンであったはず。E350 Bluetechでは車内に座っていても、ディーゼルエンジンと分かる音が耳にしっかりと届いていた。

 現在のディーゼルエンジンは改良が進み音や振動面でのネガが相当解消されているはずであり、また最新Sクラスの遮音性能の高さからすると、エンジンの質感には隔世の感が得られるのかもしれない、と期待していた。

 駐車場に停まっている試乗車を目にしてまず思ったことは「でかい・・・」という単純なものであった。オラオラ感は従来型よりもかなり減って、スマートなエクステリアになったが、そのサイズは「これは、ちょっと持て余すだろうな・・・」と思えるほどであった。

 実はSクラスには遠い昔5年ほど乗った。開発コードが「W220」であったSクラスであり、この新型の3世代前のモデルである。

 その「W220」のサイズは、全長×全幅×全高=5,045×1,855×1,445mmであった。これはほぼ現在のEクラスのサイズと同じである。

 この新型Sクラスのサイズは、全長×全幅×全高=5210×1930×1505mmである。一回りあるいは二回りほど大きくなっている。

 「日本の道路事情を考えると、このサイズはないかな・・・」と正直感じた。そんなちょっとネガティブな第一印象を持ちながら試乗車に乗り込もうとした。

 試乗車に近づくと、メルセデス・ベンツとして初めて採用された、格納式のドアハンドルが自動でせり出してきた。

 これは他のいくつかのメーカーでも採用されているものであるが、私は実際に体験するのが初めてである。「おっ・・・これか・・・気持ち良いな・・・」と単純に感じた。

 「このドア良いですね・・・」私は少し笑顔になった。キーを持って近づくだけでドアノブがすっとせり出してくると、なんだか車から歓迎されているような気になるものである。

 そのドアノブを右手で掴んでドアを開けた。そしてドライバーズシートに乗り込んだ。ドアを閉める際にはその感触にも注意したが、それは「これぞSクラス・・・」と思える重厚で高級感に溢れるものであった。

 新型Sクラスののインテリアは、事前にインターネットの画像を見ていたが、やはり一気に世代交代がなされていて、その質感の豪華さにはやはり驚かされた。



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