2020/12/9

5391:白石峠  

 大野特産物販売所で一息入れてから、いよいよ白石峠の頂上へ向かってスタートした。軽く上っていくと、すぐに分岐ポイントが現れた。

 この分岐ポイントを右に曲がると白石峠のヒルクライムが始まる。ほぼ直角に曲がって、その試練のコースへ入った。

 ガーミンのサイコンのラップボタンを押した。ここから頂上までの距離、タイム、平均パワーなどを後で確認することができる。

 スタートしてすぐに道の右側に頂上までの残り距離が記された標識を確認した。最初の標識は「残り6.2km」と記されていた。

 コースの序盤はのどかな集落の中を走っていく。斜度はかなりしっかりとしている。脚の余力がある序盤は無理をしがちであるが、「とりあえず半分の3kmを経過するまでは抑えめでいこう・・・」と思っていた。

 白石峠は約6kmといつも上る峠よりも距離が長めで、斜度が厳しい箇所が繰り返し襲ってくる。前半で無理をするとそのツケは必ず後半で払わされる。

 230ワットを基準として、その前後の出力で淡々とヒルクライムコースをこなしていった。集落はやがて消え、山の中の峠道を走った。

 残り距離を示す標識の数字が小さくなっていくことを心の支えにして走っていくと、コースのほぼ半分を終えた。

 「ここからが勝負・・・」と、重くなり楽をしたがる脚をなだめたり、鞭打ったりしながら、厳しいコースを走った。

 時折斜度が緩む。ギアを重くしてケイデンスを上げる。しかし、すぐに斜度が上がるのが前方に見える。

 そんなことを何度も繰り返していく。斜度が上がるエリアを越えていくにしたがって、脚の余力は確実に削られていく。

 サイコンの「10秒平均パワーの数値」を常に確認しながら走り続けた。なかなか230ワットを維持できない。

 出力が200ワット切ると脚が楽である。そのエリアへ脚は行きたがるが、それを阻止して230ワットに近い出力に無理やり持っていく。

 長い白石峠のヒルクライムコースのようやく終盤に入った。残り1kmを切ると緩めの斜度が続くエリアに入ってくる。

 「勝負平橋」という小さな橋を渡るとゴールまでは緩やかである。ここからギアを重くしてラストスパート態勢に移行していく。

 決して力強さはないが、ペースを少し上げて頂上へ向けて走った。最後はダンシングに切り替えて、白石峠の頂上に達した。

 その瞬間にサイコンのラップボタンを押した。タイムは32:35で、平均パワーは226ワットであった。

 「まあ、現状ではこんなものかな・・・」と思いながら、乱れた呼吸を整えた。呼吸が落ち着いたところで、LOOK 785 HUEZ RSを移動して小さな道標の下に立てかけた。少し下がって、スマホで写真を撮った。天気は良く、ヒルクライムを終えた直後は寒くは感じなかった。
 
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