2020/9/17
5306:30秒
「Alpe du Zwift」の終盤に入った。ゴールが近づいてくると気持ちがやや前向きになってくる。自転車は「気持ちで走る」部分が結構ある。疲弊した脚の具合も気持ちに引っ張られる形で少しばかり活気を取り戻しつつあった。
230ワットほどの出力の数値がスマホの画面にも出現しはじめた。今日の目標タイムである60分のタイムリミットは容赦なくい迫っていた。
残り距離と60分までの時間を対比すると実に微妙なところであった。カーブに振られた数字は「4」になり、「3」になった。
「あともう少しだ・・・最後はしっかりとスパートしよう・・・」と心に決めて重い脚を回し続けた。
「2」のカーブを曲がり、ついに最後の「1」を通り過ぎた。ゴールに続く直線の上りを頂上に向けて駆けていった。出力はぐっと上がった。
250ワットほどの出力を維持しながらゴールを示すアーチへ突き進んだ。そして待ちに待ったアーチの下を潜り抜けていった。
その時にタイムがスマホの小さな画面上に表示された。表示されたタイムは「1:00:30」。ぴったり30秒が60分に足されていた。「おしい・・・もう少しか・・・」と一瞬天を仰いだ。天を仰いでも白い天井が見えるばかりで空や雲が見えるわけではないが・・・
メンバー間でも「おしい・・」「もうちょっとでしたね・・・」「各セクターであと2秒づつ縮めれば、60分切れますね・・・」と言った会話が交わされた。
「Alpe du Zwift」のタイム計測終了ポイントを通り過ぎて一旦脚を止めた。今日のルートである「TOUR OF FIRE AND ICE」のゴールはもう少し先である。
ゆるゆるとクランクを再度回してルートのゴールを示す半透明の青い光のラインを越えた。
「下り切ってから終わりにしますか・・・」ということになり、急峻な坂を下り始めた。重力に吸い込まれるように、アバター達は走り始めた。
クランクを回さなくてもスピードは乗っていく。しかし、ややあって下りでもスピード競争が始まった。たまたま遭遇した外人さんとのダウンヒルバトルが勃発したのである。
私も少し参加したが途中で脱退した。残りは惰性で下っていき、下り切った。ここで今日のバーチャルチームライドは終了である。
来週は「フランス週間」の締めくくりとして、シャンゼリゼ通りの周回コースを走る予定である。スプリント合戦が周回ごとに繰り広げられるであろう。
230ワットほどの出力の数値がスマホの画面にも出現しはじめた。今日の目標タイムである60分のタイムリミットは容赦なくい迫っていた。
残り距離と60分までの時間を対比すると実に微妙なところであった。カーブに振られた数字は「4」になり、「3」になった。
「あともう少しだ・・・最後はしっかりとスパートしよう・・・」と心に決めて重い脚を回し続けた。
「2」のカーブを曲がり、ついに最後の「1」を通り過ぎた。ゴールに続く直線の上りを頂上に向けて駆けていった。出力はぐっと上がった。
250ワットほどの出力を維持しながらゴールを示すアーチへ突き進んだ。そして待ちに待ったアーチの下を潜り抜けていった。
その時にタイムがスマホの小さな画面上に表示された。表示されたタイムは「1:00:30」。ぴったり30秒が60分に足されていた。「おしい・・・もう少しか・・・」と一瞬天を仰いだ。天を仰いでも白い天井が見えるばかりで空や雲が見えるわけではないが・・・
メンバー間でも「おしい・・」「もうちょっとでしたね・・・」「各セクターであと2秒づつ縮めれば、60分切れますね・・・」と言った会話が交わされた。
「Alpe du Zwift」のタイム計測終了ポイントを通り過ぎて一旦脚を止めた。今日のルートである「TOUR OF FIRE AND ICE」のゴールはもう少し先である。
ゆるゆるとクランクを再度回してルートのゴールを示す半透明の青い光のラインを越えた。
「下り切ってから終わりにしますか・・・」ということになり、急峻な坂を下り始めた。重力に吸い込まれるように、アバター達は走り始めた。
クランクを回さなくてもスピードは乗っていく。しかし、ややあって下りでもスピード競争が始まった。たまたま遭遇した外人さんとのダウンヒルバトルが勃発したのである。
私も少し参加したが途中で脱退した。残りは惰性で下っていき、下り切った。ここで今日のバーチャルチームライドは終了である。
来週は「フランス週間」の締めくくりとして、シャンゼリゼ通りの周回コースを走る予定である。スプリント合戦が周回ごとに繰り広げられるであろう。