2020/8/15

5273:御三家  

 ドイツのプレミアムブランドであるMercedes-Benz、BMW、Audiは、人気の高いミドルサイズのSUVタイプを採用した電気自動車を相次いで発表している。

 Mercedes-BenzはEQC。GLCがベースとなっている。BMWはiX3。モデル名が示す通りX3がベースである。そしてAudiはe-tron。Q5がベースと思われる。

 いままで、電気自動車はそのデザインにおいて「きわもの」的な造形が施され、特別な存在であることが意識的に強調される傾向があったが、今最も人気があり、各社販売台数を伸ばしているミドルサイズのSUVという形態で電気自動車を出してきたということは、今後電気自動車を特別な存在に留めるのではなく、着実に普及させていくというメーカー側の意欲の表れと思われる。

 電気自動車に関しては、インフラ整備の問題や、充電に要する時間の問題、そして販売価格が相当に高いという問題など、まだ幾つかの課題がある。しかし時代は電気自動車の普及に向かっていることは間違いないであろう。

 BMWのiX3は、ほとんどX3の造形をそのまま引き継いでいる。遠目には区別がつかないほどである。その点、もっともスペシャリティー感がない電気自動車ともいえる。

 Audi e-tronは、その点に関してはAudi的な未来的な造形が多めに盛り込まれている。特に目を惹くのが、ドアミラーがデジタルカメラに置き換えられている点であろう。カメラで切り取られた映像は室内の側面部分に映し出される。最初のうちは視覚的に違和感を感じるであろうが、これは確かに未来的であり、これが将来のスタンダードになるのかもしれない。

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 Audi e-tronはもうすぐ日本でも発売が開始される。BMW iX3も来年には日本に入ってくると思われる。

 来年にはドイツ御三家のSUVタイプの電気自動車が揃い踏みして、その覇を争うことになりそうである。

 価格はやはり高い。ベースとなったSUVモデルよりも40%ほど値段が上がってしまう。1,OOO万円を超える価格は、少しばかり近寄りがたい。

 現実的には「次は電気自動車だ・・・!」という気持ちはまだ少ないが、興味はある。「時代は必ずこっちに向かう。その未来をちょっと味わってみたい・・・」と思いながら、メルセデスベンツのディーラーの駐車場に入っていった。

 EQCの試乗車は少ない。ディーラーでも常設の試乗車はなく、ディーラー間で協力しながら融通しあっているようである。そのため、試乗できる日が限定されている。

 駐車場に車を停めると、建物の中から若い男性営業マンが出てきた。私は要件を告げた。ディーラーの建物の中に入り、案内されたテーブル席でしばし待った。



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