2020/5/19

5183:心残り  

 3度目のバーチャルチームライドを終えて、大量にかいた汗を流すためにシャワーを浴びた。マイク付きカメラから伸びているマイクの音声を送るためと思われるイヤホンジャックをパソコンに繋ぐと、パソコンのスピーカーから音声が出なくなるという「二律背反」状況のために、ZOOMの機能を100%活用できなかったのが、やはり心残りであった。

 シャワーを浴びながら、この状況を脱するためにはどうすればいいのか考えた。そして「マイク機能の付いたイヤホンってないかな・・・」と思い付いた。

 パソコンが古いせいか、音声も聞きとりづらい。メンバーの画像の中にはイヤホンをしながらクランクを回している姿もあった。

 マイク機能付きイヤホンがあれば、きっとメンバー間で這わされる会話も聞き取りやすいし、マイクが拾った音声を送れるはずである。

 浴室から出てさっぱりとしてから、リビングルームでスマホを操作した。Amazonのアプリを立ち上げて「イヤホン マイク」と検索ワードを入れた。

 ずらっと表示された商品の価格帯は1,000〜3,000円ほどである。そのうちの一つを選択した。価格は1,799円。

 「これで完璧なはず・・・来週は『四度目の正直』となるはず・・・」と、ほくそ笑みながらスマホを別の画面に移した。

 今日の昼食はピザの予定である。車で10分ほどのところに家族で時々訪れていたイタリアンレストランがある。

 コロナウィルスの影響でとても厳しい経営状況に陥っているのは、他の飲食店と同様である。そしてその状態を少しでも改善するために、テイクアウトを開始していた。

 ここのピザは美味しいので、電話で予約した。「マルゲリータ」と「クワトロ・フォルマージュ」である。

 しばし、体を休ませてから昼前に上の娘と一緒に車でピザを受け取りに行った。狭山湖のほとりにある店の前には車が3台ほど停められる駐車場がある。

 そこにバックで車を停めた。店での飲食も継続している。日曜日のお昼時、以前であればほぼ満席であるはずであるが、埋まっていたテーブルは2つのみであった。

 マスターが対応してくれた。会計を済ませてピザを受け取った。車の中に戻り家に向かった。車の中はピザの良い香りで包まれた。

 マスターの表情はややうつろであった。もともと元気一杯というタイプではないが、やはり心労が続いているのであろう。

 家族4人でピザを囲んだ。妻が手早く用意したサラダがテーブルに彩りを与えていた。コロナウィルスがもたらした唯一の良いことは家族全員が揃って食事する機会がとても増えたことであろうか・・・ 



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