2020/4/6
5140:時坂峠
「払沢の滝」の駐車場には結構な台数の車が停まっていた。この駐車場から「払沢の滝」までは徒歩で15分くらいであろうか、川に沿った緑豊かな林道を歩いていくと、その滝はある。この時期、その滝の姿は多くの人々に心の癒しを与えてくれることであろう。
その駐車場の近くの桜がとても綺麗であったので、思わず記念撮影をしてから、時坂峠のヒルクライムを開始した。
前回の山伏峠のヒルクライムでは体が重く、ラップパワーは230ワットが限度であったが、今日はそれよりも負荷高めで走る予定であった。
駐車場が途切れるあたりでラップボタンを押した。ここからチームで走る時のゴール地点である道が分岐する平坦地点まで3km弱。
走る距離は短いが、斜度はしっかりとあり、なめてかかると痛い目に会う。前半斜度は厳しめになったり、緩んだりを繰り返す。
峠道の表面は所々荒れているの。できるだけタイヤが跳ねるような箇所は避けて走っていった。
ラップボタンを押してからの平均パワーは、「ラップパワー」としてサイコンに表示されているが、今日はあえてその数値に視線を向けないようにしていた。
何度かヘアピンカーブを曲がった。内周は斜度がきついので、外の方を走った。時坂峠は残り1kmほどになる箇所の斜度が結構きつい。
脚の余力は、真夏のソフトクリームのように、急速に溶けていった。ようやく風景が一気に広がるエリアに達した。
その瞬間、サイコンの「ラップパワー」を見た。「251ワット」であった。私としてはかなり高めの負荷である。
視界の先にはこれから走っていく道がはっきりと見えた。その道はまだまだ距離があり、高い地点まで続いている。
その光景は疲弊してきた体と心に重くのしかかってきた。ケイデンスが落ちてきた。エンジンのパワーも明らかに低下してきた。
どうにか「ラップパワー」を250ワット以上に保ったままゴールしたかったが、その数値は少しづつ落ちていってしまった。
私としては前半オーバーペースだったようで、ゴール手前で脚はすでに売り切れ状態になってしまった。
ヘロヘロ感満載でようやくゴール地点に達した。「ラップパワー」は結局246ワットであった。ロードバイクを木に立てかけて、座り込んだ。
しばし、呼吸を整え、体を休めた。心の中では「免疫力を下げるほどに疲労してはいけないんだった・・・」と後悔したが、後悔先に立たずである。
やや休んだのち、景色が美しい展望ポイントまでロードバイク跨って移動した。300メートルほど移動すると、展望ポイントがある。
ここには数年前まで「峠の茶屋」があったが、今はもう営業はしていない。ここからの眺望は素晴らしい。特に今日の様に天気の良い時には、素晴らしさが際立つ。


しばし、木製のベンチに腰掛けながら静かな一時を過ごした。春らしく野鳥が遠くで絶え間なくさえずり続けていた。
時折吹く風は南風で肌に触れるその感覚は優しいものであった。ヒルクライムでの疲労感はすっかりと体から抜け落ちていくようであった。
その駐車場の近くの桜がとても綺麗であったので、思わず記念撮影をしてから、時坂峠のヒルクライムを開始した。
前回の山伏峠のヒルクライムでは体が重く、ラップパワーは230ワットが限度であったが、今日はそれよりも負荷高めで走る予定であった。
駐車場が途切れるあたりでラップボタンを押した。ここからチームで走る時のゴール地点である道が分岐する平坦地点まで3km弱。
走る距離は短いが、斜度はしっかりとあり、なめてかかると痛い目に会う。前半斜度は厳しめになったり、緩んだりを繰り返す。
峠道の表面は所々荒れているの。できるだけタイヤが跳ねるような箇所は避けて走っていった。
ラップボタンを押してからの平均パワーは、「ラップパワー」としてサイコンに表示されているが、今日はあえてその数値に視線を向けないようにしていた。
何度かヘアピンカーブを曲がった。内周は斜度がきついので、外の方を走った。時坂峠は残り1kmほどになる箇所の斜度が結構きつい。
脚の余力は、真夏のソフトクリームのように、急速に溶けていった。ようやく風景が一気に広がるエリアに達した。
その瞬間、サイコンの「ラップパワー」を見た。「251ワット」であった。私としてはかなり高めの負荷である。
視界の先にはこれから走っていく道がはっきりと見えた。その道はまだまだ距離があり、高い地点まで続いている。
その光景は疲弊してきた体と心に重くのしかかってきた。ケイデンスが落ちてきた。エンジンのパワーも明らかに低下してきた。
どうにか「ラップパワー」を250ワット以上に保ったままゴールしたかったが、その数値は少しづつ落ちていってしまった。
私としては前半オーバーペースだったようで、ゴール手前で脚はすでに売り切れ状態になってしまった。
ヘロヘロ感満載でようやくゴール地点に達した。「ラップパワー」は結局246ワットであった。ロードバイクを木に立てかけて、座り込んだ。
しばし、呼吸を整え、体を休めた。心の中では「免疫力を下げるほどに疲労してはいけないんだった・・・」と後悔したが、後悔先に立たずである。
やや休んだのち、景色が美しい展望ポイントまでロードバイク跨って移動した。300メートルほど移動すると、展望ポイントがある。
ここには数年前まで「峠の茶屋」があったが、今はもう営業はしていない。ここからの眺望は素晴らしい。特に今日の様に天気の良い時には、素晴らしさが際立つ。


しばし、木製のベンチに腰掛けながら静かな一時を過ごした。春らしく野鳥が遠くで絶え間なくさえずり続けていた。
時折吹く風は南風で肌に触れるその感覚は優しいものであった。ヒルクライムでの疲労感はすっかりと体から抜け落ちていくようであった。