2020/3/17

5120:PLAN B  

 第3日曜日には奥多摩湖の第2駐車場で「旧車」のOFF会が行われる。トイレ休憩のために立ち寄ったその広い駐車場では、コロナウィルスの影響もなく普段通りに「旧車」マニアが自慢のコレクションを持ち寄って、賑々しくOFF会が行われていた。

 その数多く並んでいる「旧車」たちのなかに1966年に発売されたマツダの初代ルーチェがあった。ベルトーネ(ジウジアーロ)がデザインしたその姿は、実に高貴で流麗である。今改めて目にしても、その姿は真に美しい。優れたデザインというものは本当に価値の高いものである。

 トイレ休憩を終えてリスタートした。縦に長い奥多摩湖に沿って続く道は気持が良い。左手に奥多摩湖の心が癒される景色を眺めながら進んでいくと、赤い橋が見えてきた。

クリックすると元のサイズで表示します

 「峰谷橋」である。その赤い色は目に鮮やかである。その赤い橋を通過しているときに視線を少し上に向けると、連続的に続く数多くの赤い鳥居の下を潜っているような気になる。

 その後さらに二つの橋を渡ると「奥多摩周遊道路」に向かう最後の橋に着く。そこまでたどり着いた9両編成のトレインを待ち構えていたのは「通行止」の看板であった。それは無慈悲な判決を下す裁判長のように道の真ん中にどんと置かれていた。

クリックすると元のサイズで表示します

 「通行止めか・・・」と、その看板を目の前にして厳しい現実を改めて認識した。そこで「風張峠」はきっぱりと諦めて、「PLAN B」に移行することになった。

 「PLAN B」の目的地は「松姫峠」である。「姫」と名前が付いているのでどこかしら優雅というか品の良さげな雰囲気があるが、結構意地悪な峠である。
 
 上る距離は6kmほど。けっして激坂エリアが含まれているわけでないが、ほぼ一定のしっかりとした斜度が延々と続き、心身を徐々に疲弊させていく。いつの間にかヘロヘロな感じなることもあり、気が抜けない。

 標高がさらに上がっていくので、残雪がある可能性が高い。「途中で積雪が残っていて走れない場合には引き返すか、押して上るかしましょう・・・」という申し合わせをして、その上り口へ向かった。

 しばし、走っていくと松姫峠に向かう道への分岐点に到着した。そこには大月方面へは通り抜けできない旨の通知板が掲げられていた。「やはり雪が残っているのか・・・」そう覚悟しながら9台のロードバイクは松姫峠の長い峠道を上り始めた。



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ