2020/1/7

5049:大垂水峠  

 しかし、単独走ではないのでゆっくりとしたペースで大垂水峠を走り切るということはない。ペースは徐々に上がっていった。

 先頭を引いてくれていたメンバーのペースが絶妙で、切れずにどうにかこうにか付いていけるペースで峠道の前半は推移した。

 「これ以上ペースが上がったら、今の調子ではとてもついていけない・・・」と思いながら、クランクを回し続けた。
 
 既に心拍数は175までに達していた。旧式のエンジンの回転はそれほどスムースなものではない。ガタピシという感じ不快な振動も発生していた。

 「このぺースのまま最後まで走り切るのであろうか・・・」と淡い期待を抱いていたが、そうは問屋は卸さなかった。

 残り距離が2kmを切ったあたりからペースがさらに上がった。「これ以上は無理・・・」という感じで先頭集団とは徐々に差が開き始めた。

 負荷はほぼ変えずに一定のペースを維持しながら残りの行程を走った。心拍数は175前後で推移した。

 さらなるペースアップには付いていくことはできなかったが、ほぼ一定のペースで大垂水峠を走り切った。

 峠の頂上を少しやり過ごした先に「大タルミ峠」と刻まれた道標がある。その道標の前にLOOK 785 HUEZ RSを立てかけて、記念撮影をした。道標のはるか向こう側には真っ白な富士山の姿がくっきりと見えていた。

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 全員が上り終えてから、相模湖に向かって下り始めた。路面はところどころ濡れていた。いつもよりも慎重に下っていった。

 「さがみこ歯科」の薄いピンクの建物の手前を左折した。しばし走って急な坂道を下ると相模湖公園の入り口が見えてきた。

 公園の中はロードバイクを降りて押して歩いた。湖畔には「相模原市」と書かれた競技用のボートが陸に上がっていた。

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 競技用ボートは水の抵抗を極限まで減らすためか、細長い流線型をしていてかっこいい。「これならスピードが出そうだ・・・」としばし、その流線型を眺めていた。

 相模湖畔は天気が良く風がないと実に心地いい。「小春日和」という表現があてはまる。日向ぼっこをする猫のように湖畔に座って、ぼうっとした。

 しばしの談笑タイムを過ごした後、帰路につくことになった。帰路の選択肢は二つある。橋本方面を通って帰るルートと、もう一つは往路を逆方向になぞるルートである。「帰りはどっちのコースでいきますか・・・?」という話し合いの結果、走って来た道を戻るルートで帰ることになった。

 ということは大垂水峠を逆方向から上り返すことになる。「上り返しはゆっくりとしたペースで行きましょう・・・」とのことであった。しかし、こういった口約束は往々にして破られることが多いものである。



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