2019/12/13

5024:マンハイム学派  

 リスニングルームに入って、エアパッキンに包まれた黒い物体をその中から取り出した。1個手に取ってみた。

 SHAKTI STONEは重くはない。見た目は「STONE」と製品名にあるように、黒い石のような外観をしているが、同じ容積の石よりも軽い。

 早速有り無し実験をすることにした。まずは無い状態での音を脳内に一旦記憶させる必要がある。レコードプレーヤーであるORACLE Delphi6のターンテーブルには、昨晩聴いていたレコードが置かれたままになっていた。

 仏クラブ・フランセの「マンハイム学派の音楽」であった。マンハイム学派に属するシュターミッツ、ヴァニュハル、ヴィンターの曲が収められている。

 カール・リステンパルト指揮、ザール室内管弦楽団の演奏である。独奏者はP.マカノヴィツキーやG.F.ヘンデルなどの名手が務めている。

 モノラルである。イコライザーカーブがAES/CCIRになっていることを確認した。ヨーロッパのマイナーレーベルのモノラルレコードを聴く場合、イコライザーカーブがRIAAでないことが多いので注意が必要である。

 1950年代後半から1960年代前半のフランスのレコードは独自の高みに達しており、孤高の魅力にあふれている。このレコードもそういったレコードの一枚である。

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 このレーベルのジャケットデザインは独特で、その音同様独自の個性に溢れていて、この時代のフランスの息吹を感じさせてくれる。

 神田神保町の名盤店では、コンディションの良いものであれば2万円ほどのプラスタグが付くレコードである。

 いつもの状態で、A面に納められているシュターミッツの「2艇のヴァイオリンの為の協奏交響曲」の第1楽章を聴いた。

 いつもの聴きなれた音で落ち着いた質感である。「まあ、これはこれで良いのでは・・・」という気持ちで第1楽章を聴き終えた。

 その後、脇の置いてある椅子の座面においてあったSHAKTI STONEを手に取った。「さてと、どこに置こうか・・・」と一瞬思案したのち、「やっぱりここだよな・・・オーディオショップ・グレンの時もここだったし・・・」と思い、3つ置かれているYAMAHA GTラックの右側のラックの下段に置かれているMarantz Model2の前に移動した。



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