2019/11/25

5006:電源部  

 「これがDACの本体です・・・」とMさんに教えてもらった。CDトランスポートとして使用されているSONY NAC-HD1の隣に設置されたそのDACは、銀色のシャーシに納められた極くシンプルな姿形をしていた。

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 大きさはNAC-HD1とほぼ同じくらいの大きさで、フロントパネルにはスイッチやセレクターの類は一切なく、右端にパイロットアンプが一つあるのみである。

 電源部が別躯体であると聞いていたので「電源部はどこにあるのですか・・・?」と、それらしいものを目で探した。しかし、すぐには見当たらなかった。

 「これです・・・」とMさんが指さしたのはDAC本体が置かれていたGTラックの下段にあった。当然私の視界にもそれは入っていたのであるが、パワーアンプだと判断していたのか、それがDACの電源部であるとは思ってもいなかった。

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 そこにはシルバーのシャーシの上に黒いカバーで覆われたしっかりとした物体が置かれていたのである。

 黒いカバーに覆われていたのでその詳細は分からなかったが、カバーの中には大きなトランスが二つと真空管が数本セッティングされているとのことであった。

 「これですか・・・大きいですね・・・別躯体の電源部というとついついもっとコンパクトなものを想像していました。これは普通の真空管パワーアンプと同じ大きさですよね・・・物量投入が凄いですね・・・」と私は驚いた。

 我が家のCDトランスポートであるであるORACLE CD-2000や、レコードプレーヤーであるORACLE DELPHI 6も電源部が別躯体であるが、その大きさは極めてコンパクトである。一般的な別躯体電源の大きさは、本体の1/3か大きくても半分程度というのが、一つの先入観となっていたのである。

 その電源部の大きさは、横幅がほぼDAC本体と同じで、高さは電源部の方が倍以上高い。その存在感は明らかに電源部の方が大きい。DAC本体の方が従たる存在に見えてしまう。

 今日のOFF会の主役は、この電源部が主たる存在となっているかのように見えるDACである。このDACの製作者は市野氏である。

 Mさんは従前Marazntz CD34を工藤氏が改造されたCDプレーヤーをお使いであった。そのCD34が壊れてしまったので、今回CDトランスポートとしてNAC-HD1、DACとして市野氏が製造されたDACを新たに導入されたのである。

 市野氏が製造されるDACには3つの種類がある。本体部は同一であるが、電源部が搭載されるトランスの数が一つ、二つ、三つとその数によって種類が異なるのである。Mさんが導入されたものはトランスが二つのものである。

 最上級品であるトランスが三つある電源部は、Mさんが導入されたものの1.5倍程の大きさがあるのであろうか・・・もしそうだとしたら、それはきっとGTラックの中に納まらないほどに巨大なものであろう。

 Mさんは既に市野氏製作のレコードプレーヤー、フォノイコライザー、プリアンプさらにパワーアンプを導入されている。このDACの導入により、市野氏製作のオーディオ機器がほぼすべてをカバーすることになったのである。 



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