2019/11/2

4983:記念日  

 明日11月3日は文化の日である。文化の日は晴れの特異日として有名である。しかし、スマホの天気予報を見ると、明日の午後の降水確率は50%である。

 実は11月3日は結婚記念日である。そして、今年は結婚30周年でもある。明日は家族揃ってささやかなお祝いをする予定である。

 結婚したのは平成元年のことであった。時代はバブル経済の頃である。結婚式も今と違い派手なものが多かった。

 人気のある結婚式場は早くから予約する必要があり、私達も1年半前に式場を予約しなければならなかった。

 あれから30年・・・バブルははじけ、長いデフレの時代が来た。土地神話は崩れ去り、株価も低迷した。多くの金融機関が名前を変え、肩で風を切っていた企業がなくなったりもした。

 この30年で時代は大きく変わった。右肩上がりの日本はすっかりと消え去ったのである。日本は「成熟社会」になった。

 26歳で結婚した私は今年で56歳になった。私もすっかりと「成熟」した。言葉を替えるとすっかりと年をとったのである。

 何を思ったのか、40歳を過ぎてからオーディオに嵌まった。中学生や高校生の頃、日本はオーディオブームであった。その頃はとてもではないがオーディオに手を出せるわけではなく、ただ指をくわえて憧れていたオーディオに対する思いが胸の奥でくすぶり続けていたからであろうか・・・

 当初は最新鋭のハイエンドオーディオに興味が向かった。秋葉原にあるダイナミックオーディオに足繁く通い、最新鋭のオーディオ機器を一式購入した。13年前のことである。

 そして、高価な機器を短い周期で買い替えたりと、熱を上げた。しかし、物事を継続していくと、徐々に自分の求めているものが実感として見えてくるものである。

 やがて興味は新しいハイエンド機器ではなく、古いヴィンテージオーディオと呼ばれるものに向かい、スピーカーはTANNOY GRFに固定され、アンプも1950年代の真空管式のものに落ちついた。入口であるレコードプレーヤーとCDプレーヤーは比較的新しいORACLEの製品を選択し、オーディオ機器がすっかりと固定メンバーに落ち着いてしまった。

 オーディオの方も、「成熟」してしまったようである。良いことなのか、悪いことなのかは判然としないが、かってのぎらぎらとした「物欲」は影を潜めた。

 明日は、記念日である。この30年間を振り返る日になるであろう。西早稲田にあるリーガロイヤルホテルで少しばかり豪華な昼食を摂る予定である。その地は私達夫婦にとって青春の地でもある。できれば晴れてほしいが、雨でもそれはまたそれで良いのであろう。



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