2019/9/30

4950:レッドブル  

 コンビニ休憩を終えて、山伏峠の上り口である「名郷」を目指した。快適な天候に誘われたのであろうか、今日はローディーをよく見かけた。

 まずは短い峠である山王峠を越えた。普段はもう少し抑えめで走るが、今日はそれなりの負荷で上っていった。

 山王峠を上り切って、その向こう側に重力に任せて下っていくと、県道に突き当たる。そのT字路交差点を左折して、名栗川に沿って続いている県道を走った。

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 道は緩やかに上っている。周囲は緑に囲まれていてのどかな山間の道である。その道を8両編成のトレインは順調に走っていった。

 1週間後は箱根ヒルクライムである。普段は自動車専用道路である箱根ターンパイクを走るヒルクライムレースである。

 そのコースの距離は13.8kmで、平均勾配は7.2%である。スタートから10kmほどは10%前後の斜度の坂が続き、ゴール手前3kmほどからアップダウンコースとなる。

 厳しい斜度の坂が続くので前半で脚を使いすぎないようにペース配分に気を付けないといけない。ゴール手前のアップダウンエリアでは50km/hを超えるようなスピードで走るシーンもある。

 ここ3年のタイムは、いずれも1時間3分台であった。2016年:1時間3分38秒、2017年:1時間3分26秒、2018年:1時間3分4秒、という具合である。

 いずれも1時間3分台のタイムではあるが、少しづつはタイムを縮めてきていた。今年も自己ベスト更新ができればいいのであるが・・・

 富士山スカイラインを走った時には20kmを越えたあたりから腰に痛みが出た。箱根ヒルクライムは距離が比較的短いので、痛みが出ない可能性が高いように感じている。

 今日、山伏峠とそれに続く正丸峠を走ってみて腰の具合も確認しておきたかった。普段の生活では腰痛に悩まされることはない。

 6月に柳沢峠のヒルクライム時に腰痛に襲われてから、ヒルクライムの後半で痛みに襲われることが多くなった。

 山間の道を走り続けていくと「名郷」に到着した。ここで一息入れる。他のローディーも来ていて、皆ヒルクライム前のひと時をここで過ごしていた。

 小さな食料品店の前に置かれている自販機で「レッドブル」を購入した。翼を授けてくれるか否かは不明であるが、気合が入るような気がして、一気に飲み干していった。

2019/9/29

4949:ORCA  

 昨日スマホで見た天気予報はあまり良いものではなかった。午前中はもちそうであるが、午後から雨が降る確率は60%とのことであった。

 「降られないといいけど・・・」と思いながら、朝の7時にLOOK 785 Huez RSに跨って自宅を後にした。

 サイコンに表示される気温は19℃。走るにはちょうどいい気温である。肌に触れる風が実に心地よい。

 多摩湖サイクリングロードを抜けていって、集合場所であるバイクルプラザに着いた。今日の参加者は8名であった。

 8台のロードバイクの内訳はORBEAが4台と半分を占めていた。残りの4台は、COLNAGO、FUJI、Kuota、LOOKが1台づつである。

 4台のORBEAは全てがORCAである。ORCA OMRが2台に、ORCA AEROが1台、そしてつい最近発表されたばかりのニューモデルであるORCA OMXが1台である。

 ORCA OMXはディスクブレーキ専用モデルで、OMRとAEROの良いとこどりをしたようなフレームである。

 軽量フレームでありながら、空力特性も優れている。さらにディスクブレーキ専用設計と、今の時代のロードバイクのトレンドを一身に背負ったモデルとなっている。

 8台のうち半分がORBEA ORCAであるトレインは爽やかな空気の中を走り始めた。今日の目的地は定番コースである「正丸峠」である。

 多摩湖サイクリングロードを抜けて、旧青梅街道を走った。ペースは速めであった。気温はそれほど上がっていないはずであるが、走っていくうちに汗が流れ始めた。

 旧青梅街道から岩蔵街道に入った。岩蔵街道に入ると周囲の景色は開けてくる。その岩蔵街道をトレインは相変わらず「快速」で走り続けた。

 圏央道の青梅インターの下をクランク状に潜り抜けていってさらに先へ進んだ。幾つかのアップダウンを越えていき、岩倉温泉郷を抜けた。

 さらに少し進んだ先にある「ファミリーマート飯能上畑店」でいつものようにコンビニ休憩をした。

 この店の脇には昔ながらの倉がある。その倉の前にORBEA ORCAが4台、キレイに並んだ。左からORCA AERO、ORCA OMXそして2台のORCA OMRが並んだ。なかなか壮観な眺めであった。

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2019/9/28

4948:Gattaro  

 店名である「Gattaro」は、イタリア語であろうか。イタリアンレストランであるからきっとイタリア語だと思うが、スマホで調べてもその言葉の意味は分からなかった。

 「黒猫」のイタリア語は「Gatto nero」。それを略して「Gattaro」としているのかもしれない。それを裏付けるかのように、店内には猫の小物がたくさん飾ってあった。

 JRの阿佐ヶ谷駅から中杉通りを青梅街道に向かい少し歩いた先を右に曲がって脇道に入った住宅街の中に、その店はある。

 7年ほど前にオープンした店は分かりにくい場所にあるが、人気は高いようで、週末には予約しないと入れない。

 店内にはカウンターが6席あり、テーブル席が4つある。狭すぎず広すぎずちょうどいい広さである。内装は気取った感じがなく、目に馴染む穏やかな雰囲気に溢れている。

 シェフは1人で、フロワー係は2人。予約を取ってくれたAさんと二人で行った。入口には「今宵は予約で満席です。」と書かれた張り紙がしてあった。

 「2名では、前菜を2品、パスタ1品そしてメイン料理1品でちょうど良いボリュームです。」とメニューの下に書いてあったので、その通りに頼んだ。

 前菜は、秋刀魚を使った料理とミネストローネ、パスタはキノコを使ったものを頼み、メインは和牛のステーキである。

 Aさんはワイン、私はノンアルコールビールを飲みながらテンポよく運ばれてくる料理を楽しんだ。

 サービスでお通しとして「鯛のカルパッチョ」が出された。ぷりぷりの鯛が今後出される料理への期待感を高めてくれる。

 秋刀魚を使った前菜は、濃厚な味わいでボリュームも十分。今年の秋刀魚は不漁で小振りという印象であったが、出てきた秋刀魚はどっしとしていて細身ではなかった。

 次に出されたミネストローネがかなりのレベルの高さで、一口含み思わずAさんと目を合わせた。「かなりレベルが高いですね・・・」と言葉を交わす。

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 サービスで出されたパンを手に持つとそのぎゅっと詰まった感のある重さに少々驚いた。ミネストローネとパンを堪能し終えたところで、パスタが出た。

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 アルデンテである。かなり本格的なアルデンテ。味わいの濃厚さも一口食べて何度か頷くほどのもの。全てにおいて実にしっかりとしている。

 最後はメインの和牛のステーキ。炭火で焼かれたのかスモーキーな味わいが肉の旨味を引き立てる。肉質は肉の王道を行くもので実に口当たりが良い。

 前菜2品、パスタ1品、メイン料理1品・・・それを2名でシェアしたが、お腹は十二分に満たされた。

 「Gattaro」の料理は、どれも強さというか芯のあるしっかり感を感じさせるものである。どこにもふにゃっとした抜けたところがなく、いい意味で「力強い」料理であった。

 Aさんはワインを3杯。私はノンアルコールビールを2杯飲んだ。料金は13,000円。一人当たり6,500円。その金額に十分すぎるほど見合う質と量であった。

 人気があるのもうなずけた。大きな通りから一本脇道に入り、やや奥まったところにあるので立地としては良いとは言えないのに、週末は予約で一杯・・・皆、美味しいものには目がないのであろう。

2019/9/27

4947:文字盤  

 「和歌山、どうだった・・・のんびりできた・・・?」先月「ゆみちゃん」にこの店で会った時、地元である和歌山に連休を利用して3日ほど帰る話をしていた。

 「まあ、いつも通りです・・・『結婚しないの・・・』という言葉が母の口から何回でたことかって感じでした・・・」と彼女は苦笑いした。

 彼女の3歳違いの弟は自閉症である。コミュニケーションをとることもほとんどできない。彼女の両親にとっては、彼女が結婚して子供を生んでくれないと、血筋が途絶えてしまうという思いが強いのかもしれない。

 「そういえば最近イド・ケターという自閉症の人が書いた『自閉症の僕がありがとうを言えるまで』という本を読みました・・・ケターによると、自閉症の人間の内面は実に整然とした理性があり、知能のレベルも一般に思われているよりもはるかに高いとのことです。ただ内面の思いと肉体を連結する指示系統が断絶していて、自分の思いとは全く別の行動をとってしまう。もしかして弟もそうなのかなという気がしています。」

 彼女の前のカウンターには、出来立てのナポリタンが置かれた。オレンジ色をしたナポリタンからはうっすらと湯気が上がっていた。

 「自閉症と遺伝との関係はまだ解明されてはいないけれど、やっぱり心のどこかには弟が重度の自閉症だということは、私の子供もそうなる可能性が一般の人よりも高いという気持ちがありました・・・結婚・出産というものに希望をあまり持てないのも、弟に振り回されて大変だった両親をずっと見てきたからかもしれません・・・」

 彼女はナポリタンの脇に添えられたアイスコーヒーを引き寄せて、ストローは使わずにそのまま口元へ持っていった。

 「その自閉症の著者はどうやってコミュニケーションをとってるの・・・?」と彼女に訊くと、「文字盤です・・・文字盤を指さすのです。一字づつ・・・」との返答が返ってきた。

 「もしかして、弟も文字盤を使ったらコミュニケーションが取れるのかと思って、『はい』と『いいえ』と書いた簡単なものを持っていったんです。」

 「そして、幾つか質問したんです・・・文字盤を指さすように言ってから・・・」

 「『思いと行動がばらばらで苦しい・・・?』と訊いたら、いつも通り手をばたばたとはばたかせていたと思ったら、右手だけが動きが止まって『はい』を指さしたんです。」

 「えっ・・・本当ですか・・・」と私は驚いて彼女の表情を見た。

 「どの後幾つか質問したんだけど、その質問以外には文字盤を指さそうとはしませんでした・・・」

 「そう・・・でも、なんだかちょっと希望の光が見えたような気がするよね・・・」

 「私にはまだ判断ができないけれど、外見上は奇異な行動ばかりが目についてしまう弟の内面に全く別の人格があるのかもしれないという気にはなっています・・・」

 その後、しばらくとりとめのない話をしてから、私は一足先に店を後にした。昼間は暑かったが陽が落ちるとさすがに9月の下旬であるので涼しい。コオロギと思しき鳴き声がどこからともなく響いていた。

2019/9/26

4946:グレー  

 「お久しぶりです・・・」「ゆみちゃん」は喫茶店「Mimizuku」のカウンター席に座りながら挨拶した。

 私は一番奥のカウンタ席に陣取って、頼んだナポリタンを食していた。私が座っている場所の斜め前にはオレンジ色をしたパタパタ時計が置かれている。その表示板が示している時刻は「19:01」。

 しかし、スマホの時刻を確認すると「18:38」と表示されていた。この時計は時刻が合っていたことはない。1960年代の製品で丸みのある独特のデザインがかわいらしい。

 彼女はナポリタンとアイスコーヒーを注文した。彼女は鞄から取り出した愛用のiPhoneをカウンターに置いた。彼女のiPhoneは「8」である。

 「まだiPhone11には替えないの・・・?」と何気なく訊いた。iPhoneは最近最新型である「11」が発売されたばかりである。
 
 3年ほど使用したXperiaを最新型の「Xperia 1」に機種変更するために自宅近くのauショップに行った日が、丁度iPhone11の発売日であったので、店内は混んでいた。

 「やはり、iPhoneは人気があるんだな・・・」と、混んでいる店内を見渡して思った。「発売日から数日は、とても混みあいます。」と店員は話していた。

 結局1時間ほど待たされて、ようやく私の番が回ってきた。Xperia 1は、従来のものよりも縦と横の比率が随分と変わった。

 横幅はほぼ同じであるが、縦が長くなった。このプロポーション、かなり独自のものである。ユーザーの評価は分かれると思うが、私的には「良いんじゃない・・・」と評価している。

 「欲しいんですけど・・・価格が11万円をこえますからね・・・どうせならPROを買いたいですからね・・・」

 彼女はそう言って、小さく溜息をついた。彼女は一人暮らしであるので、それほど経済的に余裕があるわけではない。

 彼女は私のスマホを見て「替えました・・・?」と訊いた。「つい最近ね・・・買いに行った日がたまたまiPhone11の発売日だったんで、混んでいて1時間も待たされたよ・・・」と答えた。

 「見せてください・・・」と彼女が言うので、手渡した。それを彼女は慎重に受け取って眺めた。

 「良い色ですね・・・このグレー・・・やっぱり随分縦長なんですね・・・最初はちょっと違和感があるけど・・・すぐに慣れますよね。やっぱり最新型は画面が綺麗ですね・・・私も新しいのに替えようかな・・・」

 彼女はそう言って、そっとXperia 1を戻した。Xperia 1のカラーはブラック、ホワイト、グレー、パープルの4色であった。

 迷うことなく、グレーを選択した。なんだか目にしっくりとくる色合いであったのである。その色を「ゆみちゃん」に褒められて、少し嬉しかった。

2019/9/25

4945:GLB  

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 「刻んでくるな・・・」Mercedes-Benzが新たなSUVモデルである「GLB」を発表したニュースを目にして、そう思った。

 Mercedes-BenzのSUVモデルは、型番の最初に「GL」が付き、その後に「A」「C」「E」「S」とクラス名を示すアルファベットが付く。

 「GLB」は「GLA」と「GLC」との間を埋めるモデルである。これで、A-Class、B-Class、C-Class、E-Class、S-Classという基幹モデルのラインナップ同様のSUVモデルが揃うことになる。

 「GLB」のサイズは、全長4,634mm、全幅1,834mm、全高1,658mm。これは日本で売れ筋となるSUVのサイズと重なる。ちなみにスバル フォレスターのサイズは全長4,625mm、全幅1,815mm、全高1,715mmである。

 GLBは、SUVらしいスクエアで端正なプロポーションを持ったモデルである。オフロードもしっかりと走れる硬派な雰囲気を持っている。

 さらにGLBでは、コンパクトなSUVとしては珍しく、オプションで3列シートが選択できる。3列目シートのサイズは十分とは言えないが、子供が座る分にはその役割を果たせる。

 家族が多く、7人乗りである必要性がある家庭においては嬉しいオプションである。「時に7人乗りであることが必要であるが、不格好なミニバンだけには乗りたくない・・・」というお父さんには魅力的なモデルであろう。

 一つ下の「GLA」は、雰囲気重視のいわゆる「なんちゃってSUV」モデルであるが、この「GLB」は本格的なSUVモデルである。

 サイズ的にも日本の道路事情にぴったり。一つ上の「GLC」よりも価格設定は安いはず。さらにオプションで3列シートを選べば7名乗車も可能になる。これはきっと日本で最も売れるMercedes-BenzのSUVモデルになることは間違いないであろう。

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 インテリアのデザインは最新のMercedes-Benzらしいもの、もちろん「Hi!Mercedes・・・」と声をかけると起動する音声コマンドシステムや様々な運転支援機能も備えている。

2019/9/24

4944:LUXMAN  

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 UNICORNさんのリスニングルームの片隅に置かれていたLUXMAN SQ5Aである。1960年代の初めに発売された真空管式のプリメインアンプである。

 とても綺麗な躯体であった。鳴らすことはできるが、今はオブジェとしてその美しい姿を見せていた。

 オーディオ機器の本来の目的は音楽を鳴らす装置としてのものであるが、その中には素晴らしいデザインから、工芸品的な存在感を示すものもある。

 レコードプレーヤー、CDプレーヤー、プリアンプ、パワーアンプ、スピーカー・・・それぞれの分野で、優れたデザインのものは存在する。

 音の入り口であるレコードプレーヤーでいうと、SQ5Aと同じLUXMANの製品であるPD444は、その独自のプロポーションと隅々まで緊張感が保たれたデザインが素晴らしいレコードプレーヤーである。

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 横幅は66.4cmもある。ダイレクトドライブ方式のレコードプレーヤーで1977年の発売である。ダブルアーム仕様であるので、フル活用すれば、STEREOとMONO両方のカートリッジを2本それぞれのアームに装着して、レコードによって使い分けることができる。

 普通の幅のラックには納まらないが、その姿には世界に誇れる日本のデザイン力を感じることができる。

 このレコードプレーヤーに合わせるアンプは何が良いであろうか・・・同じ1970年代のLUXMANがベストマッチのような気がする。

 1970年に発売されたSQ38FDが最適かもしれない。このSQ38FDはLUXMANを代表する真空管式のプリメインアンプである。

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 SQ38FDは1970年代半ばにはSQ30FDUになったが、デザインは踏襲された。とても人気があったアンプで、中古市場でもよく見かける。コンディションは様々であるが、かなり大事に扱われてきたものも存在するであろう。

 1970年代のLUXMANは優れたデザインの製品が多い。オーディオ機器のデザインの重要性をしっかりと認識していたのであろう。

2019/9/23

4943:大吟醸  

 UNICORNさんは、長らくortofon SPU GTを愛用されている。SPUは、Stereo Pick-Upの略で、その後に続く「G」はヘッドシェルの形状を表している。さらにその後ろに「T」がつくとトランス内蔵型であることを示している。

 型番の最後に「E」が付くと楕円針であることを示していて、何の表記もないものは丸針である。「SPU GT」は、ステレオでGシェル、そしてトランス内蔵型の丸針モデルであることを表している。

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 今日はハンコックさんと連れ立ってUNICORNさんのお宅を訪問した。私は4年ぶりぐらいであろうか、ハンコックさんは初めての訪問であった。

 実はUNICORNさんが愛用されていたortofon SPU GTは今年災難にあった。大の綺麗好きであるUNICORNさんがレコードプレーヤを清掃していた際に、袖がカートリッジの指掛けに引っかかってしまい、勢い余ってカートリッジが吹っ飛んでしまった。そして、大事なSPU GTは大きなダメージを負ってしまったのである。

 その後は、予備のSPU GTを使いながら、レギュラーとして使っていた方を専門業者に修理に出した。そして修理から戻ってきたSPU GTが一気に良い感じになって帰ってきたのである。

 特に針の研磨具合が、普通のものが5段階の「3」だとすると、これは「4.5」ぐらいの磨き込みがなされたエリートクラスのものであったのである。

 針の研磨具合がぐっとアップすると、SNも良くなり、見通しも良くなる。音の滑らかさも向上してと良いことづくめであった。まさに「災い転じて福となす・・・」という展開であった。

 一緒にお邪魔したハンコックさんはJAZZ、私はCLASSICが専門分野である。そのため、今日のOFF会は前半はJAZZ、後半はCLASSICという2部構成であった。

 UNICORNさんのシステム機器構成に変更はない。DDDユニットをフルレンジとして使った革新的な構造のGerman Physiks UNICORNは、相変わらず艶やかで美しい姿をしていた。

 LINN LP12、Marantz Model7、そしてKT-88を出力管として使用する是枝重治氏設計・製作のシングルパワーアンプ・・・そのいずれもが、一分の隙もない感のある必然性をもってそれぞれ設置されていた。

 まずはJAZZのレコードがかかった。私はJAZZのことはほとんど分からないのであるが、その音は実に丁寧にコントロールされていることが一聴で分かるものであった。

 DDDユニット1発のみであるということがにわかに信じられない量感豊かな低音は相変わらずである。さらに超軽量で反応の速いDDDユニットはドラムスのブラッシングの音が実に生々しい。

 休憩を挟んで後半はCLASSICタイムに移行した。センターポジションをハンコックさんから変わってもらって、様々なCLASSICのレコードに耳を傾けた。

 針先の研磨具合が「優」ランクとなったSPU GTの効果や、セッティングの微調整の繰り返しにより、見通しがさらに良くなっていた。

 UNICORNさんのリスニングルームは約7畳の広さである。決して広いとは言えない。しかしこの一風変わったスピーカーが提示するサウンドステージに狭さを感じることはない。目をつぶって聴くと実際の空間をはるかに凌駕する広さを体感できた。

 弦楽器の質感も滑らかさを増していた。ハイドンの弦楽四重奏曲を聴かせていただいたが、その4艇の弦楽器が奏でる見事なハーモニーは、キレがあるが、耳に刺さる刺激成分がほとんどない。

 人の声の生々しいい感じが遺憾なく発揮されたのは、Emma Kirkbyのレコードであった。その透明感あふれる瑞々しい歌声は聴く者の心をわしづかみにする。

 UNICORNさんのリスニングルームに響く音の印象は「大吟醸」である。丁寧に丁寧に磨き込まれた音は、実にきめが細かく、整然としたリスニングルームの雰囲気そのままに心地良いものであった。

2019/9/22

4942:休息日  

 スポーツ系の趣味としては、現在ロードバイク、ゴルフ、テニスそして社交ダンスの4種類を継続している。

 ロードバイクは毎週日曜日に雨が降らなければチームのロングライドに参加する。ゴルフは仕事がらみがほとんどで、月に1回か2回程度である。年間で20ラウンドもしない。

 テニスは毎週水曜日にテニススクールに通っている。中級クラスで、体にあまり負担がかからないダブルスを練習することが多い。

 社交ダンスは、初めてから4,5年になるであろうか・・・週に1回ジェニファーからレッスンを受けている。ついつい脚力に頼ったダンスになってしまい、あまり上達していない。

 この中でもっとも早くから始めたのがテニスである。大学生の頃に軟派なテニスサークルに参加したのが始まりである。

 大学1年生の頃はテニスラケットがレギュラーサイズであった。2年生になったあたりでラージサイズのラケットが出始めて一気にレギュラーサイズを駆逐した。ちょうどその頃CDが発売され、こちらもあっという間にレコードを駆逐していった。

 社会人になってからは月に1,2回ラケットを握る程度であったが、細々と続けてきたのである。

 19日の金曜日と20日の土曜日は、所属する税理士会立川支部テニス同好会の1泊2日のテニス合宿であった。

 場所は群馬県甘楽町にある「甘楽町ふるさと館」。ここには宿泊施設とともにテニスコート2面と野球場がある。

 テニスのサーフェスはハードコートである。ハードコートで丸二日テニスをした。当然の帰結であるが体はぼろぼろである。

 土曜日の夜自宅に着いた時「これはどう考えても明日のロングライドは無理だな・・・」と思わざる得ない体の状況であった。

 そのため、今日は一日のんびりと過ごした。家族サービスにも時間を割き、穏やかな日曜日となった。

 プロスポーツに関しては、嬉しいニュースが二つあった。一つはテニスである。女子テニスの東レ・パンパシフィック・オープンで、最近不調が続いていた大坂なおみが決勝戦でアナスタシア・パブリュチェンコワに6−2、6−3でストレート勝ちし優勝したのである。

 もう一つはゴルフである。女子ゴルフのデサントレディース東海クラシックの最終日、首位に8打差の20位からスタートした全英女子オープンの覇者である渋野日向子が、8バーディー、ノーボギーの64という好スコアで回り、通算13アンダーで逆転優勝をした。

 全英オープンをLiveで観てからファンになり、渋野選手を応援していた私としては、とても嬉しいニュースであった。「さすが・・・持っているな・・・」と感心しながら、テレビの画面を観ていた。

 体を休めることができたので、蓄積した疲労感も少しは抜けてきたようであった。天気予報では昼過ぎから降るかもしれないと言っていたが、雨は夜になってから降り出してきた。

2019/9/21

4941:4ドアセダン  

 VW GOLFと言えば、Cセグメントを代表するモデルであるが、その販売のほとんどは5ドアハッチバックである。ワゴンモデルもそこそこ健闘している。

 GOLFのセダンモデルは、日本では発売されていない。かつてはGOLFにも4ドアのセダンモデルがあった。

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 1990年代に「VENTO」という名称でセダンモデルが日本でも出ていた。GOLFVをベースに作られたセダンモデルであった。広大な空間を誇るトランクを持っていたが、デザイン的には「取って付けた感」があった。

 その後、GOLFのモデルチェンジと合わせてセダンモデルもモデルチェンジされて、「VENTO」の次は「BORA」という名前になった。見た目は随分とすっきりとしたものに変わった。

 さらにモデルチェンジされセダンモデルは「JETTA」になった。これが日本で販売された最後のGOLFのセダンモデルである。

 「日本ではセダンは売れない・・・」そういう時代を迎えて久しい。ミニバンブームの次はSUVブーム・・・セダンは時代の流れに完全に取り残されてしまった。セダンに乗っているのは、髪の毛が真っ白か髪の毛自体がないドライバーがほとんどである。

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 そういう日本の現状ではあるが、今やニッチな存在となったセダンファンへ向けて、Mercedes-Benzが強力な新製品を投入した。

 プレデターフェイスを纏い販売が好調なA-Classにセダンモデルを追加したのである。「セダンが売れない日本で果たして売れるのであろうか・・・?」さらには「C-Classセダンと共食いするのでは・・・」と傍目には心配になる。

 そのデザインは若々しさに溢れていて、年寄臭さは微塵もない。「背の高い車は、やはり不格好・・・」という嗜好性を有している一部の車好きにはかなり受けるのでないであろうか・・・もちろんそういう層はマイナーな存在ではあるが、一定数以上は確かに存在するのかもしれない。

 同様な存在であるAUDI A3 SEDANは予想以上に健闘しているようである。このA-Classセダンが日本でもそこそこの数字を残せば、BMWも新たな1シリーズのセダンモデル(中国でのみ販売を予定)を急遽日本にも投入することになるかもしれない。

 さらには来年予定されている8代目となる新型GOLFの販売に合わせて、4ドアセダンモデルの「JETTA」が日本でも復活なんてことがあるのかもしれない。



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