2019/7/15

4873:恐縮至極  

 我が家のリスニングルームにあるオーディオ機器はとても古い。スピーカーはTANNOY GRF。モニターシルバーが搭載されていて、キャビネットは英国オリジナル。1950年代半ばに製造されたもので、モノラルの時代のスピーカーである。
 
 アンプはMarantzのModel7とModel2。こちらも完全にヴィンテージ・オーディオである。Model7は1958年に、Model2は1955年に発売された。

 これらの製造されてから60年も経過しているような古いオーディオ機器を使っていると、随分とベテランのオーディマニアかと勘違いされることがあるが、実はそうではない。

 私がオーディオを趣味とするようになったのは実は13年ほど前のことである。しかも、オーディオを趣味とし始めた頃は今とは打って変わって最新鋭のハイエンドオーディオ機器を揃えていた。

 それがどこをどう間違えたのか、オーディオを趣味とするようになってから4年ほど経過した頃から徐々に古いオーディオ機器に興味が向かい始めた。

 やがてTANNOYやQUADといったメーカーの古いオーディオ機器が我が家に迎え入れられるようになってきた。そして、それと並行してとても高価なハイエンド・オーディオ機器は我が家から姿を消していった。

 そんな見た目だまし的なベテランオーディオマニア感が私にはあるので、本当のベテランオーディオマニアの方が我が家に来てくださると、少々心穏やかではない。

 今日は埼玉県加須市にお住いのTさん(2年ほど前に一度お伺いさせていただいた)と茨城県石岡市のお住いのAさん(今年の5月にお伺いさせていただいた)とが、ishiiさんとご一緒に、我が家のTANNOY GRFを聴きに来られた。3名とも筋金入りのベテランオーディオマニアである。

 モニターシルバーが入った英国オリジナルキャビネットのGRFは希少価値がある。ベテランオーディオマニアの方からすると、ちょっと聴いてみたくなる誘惑度が高いようである。

 我が家のリスニングルームは約8畳。妻のアップライトピアノとの同居であるので、オーディオ専用ルームというわけではない。

 TANNOY GRFにとっては、少々エアボリュームが足りない。できれば12畳ほどの広さが欲しいところであるが、贅沢は言えない。

 そんな窮屈なリスニングルームにベテランオーディオマニア3名がゲストとして来訪されたのである。私を含めると4名ということになる。相当きつきつな感じで恐縮至極であった。

 恐縮する要因はリスニングルームの狭さだけではない。自分なりには調整を繰り返しているのであるが、その手法の底浅さを見透かされないかと、やはり恐縮するのである。

 色んな恐縮を感じながらも、お気に入りCDやレコードをかけさせていただいた。クライスラー、シュトラウス、ラフマニノフ、バーバー、モーツァルト、グリーグ、バッハなどの曲が8畳間のそれほど広くない空間を行き交った。

 さらにゲストの方が持参された様々なCDやレコードもORACLEのCDプレーヤーやレコードプレーヤーにセットされていった。
 
 我が家のスピーカーとアンプは製造されてから60年もの年月が経過した古いオーディオ機器である。古い機器特有の美点もあるが、もちろん欠点もある。

 美点と欠点とをしっかりと聴いてもらえたようである。「恐縮至極のOFF会」ではあったが、どうにかこうにか無事に終え、ほっと一安心であった。

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