2019/7/20

4878:1シリーズ  

 Cセグメントは、激戦区である。王者として君臨するVW GOLFは、モデルが古くはなったが、まだまだ強みを発揮している。

 Mercedes-Benzは昨年A-CLASSをフルモデルチェンジして投入した。新たなメルセデスデザインを纏った新型は、相当な破壊力を有したモデルであった。

 つい最近発売が開始されたMAZDAのMADZA3もかなり気合の入ったモデルである。コストパフォーマンスという点においては、ずば抜けた強味を発揮するであろう。

 そんな熱い戦いが繰り広げられているCセグメントに、またまた新たなモデルが投入された。BMWの1シリーズが7年ぶりにフルモデルチェンジされたのである。

 走りの質にこだわり続けたBMWはこのセグメントであってもFRを固持してきたが、3代目となる今回のニューモデルはFFに変更された。

 その点を危惧するBMWのコアなファンも多いとは思うが、BMWは既にMINIでFFの良い車を作り続けているので、FFに駆動方法が変わっても、BMWらしい爽快な走りは実現できているようである。

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 ニュー1シリーズのエクステリアデザインは、遠目にはキープコンセプトの印象が強い。近づいてよく見ると、真ん中が接合されて一体化したキドニーグリルや、ヘッドライトの目力が妙にアップしているなどの違いは見て取れる。しかし、全体としてはそれほど変わったという感じは受けなかった。

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 リアから見た印象もそれほどの変化は認められないが、Cピラーに向けて全体のラインがせりあがっているのでやや腰高感を感じる。スポーティーさとは裏腹なイメージで、少々重さを感じる腰つきである。

 駆動方法がFFになったことにより、ライバルに負けないくらいには、居住性と荷室の収納力は向上しているようである。

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 インテリアは新世代BMWのものにすっかりと変わっていて、現行1シリーズよりも質感は確実にアップしている。

 日本に入ってくるのは来年になってからであろう。点検などでBMWのディーラーに行ったときに、試乗してみたいものである。

2019/7/19

4877:交響曲  

 リスニングポイントには、オットマンとセットになったイージーチェアが置かれていた。私はそのイージーチェアに座った。Paoさんはオットマンをずらして、背後に持っていき、そこに腰かけた。

 木製のフレームにファブリックのクッションが組み合わされたもので、座り心地の良いイージーチェアであった。

 Paoさんの説明にいよると、このイージーチェアとオットマンのセットは、スウェーデンのデザイナー Folke Ohlssonがデザインしたもので、製品名は『Duxiesta set 4』とのことである。

 特徴的なのは多段階でリクライニングの角度を調整できる機構を有していることである。イージーチェアと同様にオットマンも4段階に角度調節が可能である。

 「この椅子に座って音楽を聴いていると、ついついリクライニングの角度を深く変えていってしまって、いつの間にか寝てることが多くてね・・・」

 Paoさんはそう言いながら、Nakamichi CDplayer2にCDを1枚セットした。かかったのはメンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」であった。

 ゆったりとした主題が流れ始めた。Paoさんは編成の大きなクラシックが好物である。なので、交響曲がかることは意外ではないが、メンデルスゾーンであることが少々意外であった。

 Nakamichi CDplayer2、Nakamichi IA-1、そしてONKYO D-77RXという組み合わせによるセカンドシステムの音は、伸びやかで予想していたほどにはドンシャリ傾向ではなかった。

 当初サランネットが外されていて、三つの精悍なユニットが見えていたONKYO D-77RXには、音楽がかかる直前にサランネットが装着された。

 「ネットは付けて聴いた方がバランスが良い・・・ないとちょっときつめに出てくるんでね・・・」とPaoさんは説明された。

 サランネットを付けた方が見た目的にも落ち着く。サランネットがないとフロントバッフルに目一杯感で並んでいるユニットがちょっとうるさい感じがする。

 「スコットランド」の第1楽章が終わった。「クラシックを聴いても破綻しないというか、良い感じで鳴っていますね・・・」私がそう告げると、Paoさんは「そうだろう・・・結構聴けるんだよね・・・これで十分だと思えるくらいに・・・」と答えた。

 その次にかかったのは、シベリウスの交響曲第2番であった。これはPaoさんが好きな曲のようで、メインシステムでも何度か聴いた覚えがある。

 さざ波のように揺れる弦の音を背景に木管楽器で奏でられる印象的な主題が美しい風景を連想させる冒頭を過ぎ去っていくと、全体のうねりが速くなったり遅くなったりを繰り返していく。

 この静かな部屋で、リクライニング角度を調整できるイージーチェアに座り、この交響曲を聴いていると、確かにリクライニングの角度を深く変更したくなる。

 オットマンに脚を投げ出して、さらにリラックス度合いを上げたなら、深い眠りに落ちていきそうである。

 部屋に一つある窓のガラスは、この家屋同様相当古いもののようである。まったいらではなく、その表面は少しうねっている。そのためガラスの向こう側の風景も微妙に歪んでいる。

 甘泉園公園に面しているガラス窓の向こう側には公園の木々の緑が見えていた。そしてかすかにその姿は歪んでいた。

 ガラス窓の向こうがわの世界と私達がいるこちらがわの世界、その二つの世界はガラス窓によって仕切られている。その接点はガラスの表面同様、やはり微妙に歪んでいるような気がした。

2019/7/18

4876:ガラス窓  

 Paoさんのサブシステムは、2階の一室に設置されていた。急な角度の階段を上がっていって、その部屋に入った。

 部屋は6畳の和室であった。部屋の短辺側には畳の上に大きめのオーディオボードが3枚置かれていた。そのオーディオボードの上に二つのスピーカーとオーディオラックが置かれていた。

 気になっていた、Paoさんのサブシステムの正体は、私の勝手な予想とは少し違っていた。しかし、古い日本製のオーディオ機器であろうという予想は当たっていた。

 「好きですね・・・このタイプのスピーカー・・・」私は、サランネットが外されて、その三つのユニットが見えていたスピーカーを目にして、口にした。

 「このタイプのスピーカーってダサいよね・・・このダサさが良いんだよね・・・懐かしい感じがしてね・・・」

 Paoさんはそう話された。

 「ONKYO D-77RXですか・・・何時の時代のものですか・・・?」私は、メーカー名と型番を確認してから尋ねた。

 「これは1994年発売。ONKYO D-77RXは77シリーズの確か8代目だったかな・・・長岡鉄男のダイナミックテストでも、歴代の77シリーズは大賞や優秀賞の常連だったんだよ・・・」

 Paoさんはそう笑いながら、サブシステムのスピーカーを紹介してくれた。1994年というと25年前である。

 ONKYOのD-77シリーズは、ある意味日本のスピーカーを象徴するものかもしれない。3ウェイのユニットは綺麗に縦に並んでいて、ユニットの状態も綺麗であった。キャビネットは艶やかな茶色で、専用のスピーカースタンドの上にセットされていた。

 真ん中には、YAHAMAのGTラックがオーディオボードの上に置かれていて、そこにはCDプレーヤーとプリメインアンプが納められていた。

 近づいていって、そのオーディオ機器を確認してみると、どちらもNakamichi製のものであった。そのメーカー名を確認して「Nakamichiですか・・・」と呟いた。少々意外であった。

 Nakamichiというと、高級なカセットデッキで有名なメーカーであった。そのNakamichiが作ったCDプレーヤーとプリメインアンプに関しては、全く予備知識がなかった。

 「アンプが、IA-1・・・1993年の発売・・・まあ、あまり注目されるような製品じゃないけど、いい顔してるよね・・・このサイズがジャストな感じで、サブシステムにぴったりという気がしてね・・・色も良いよね・・・やっぱり黒じゃなくっちゃね・・・」

 「CDプレーヤーは、CDplayer2・・・1990年の発売で、ダイナミックテストでも優秀賞を受賞しているから実力機だよ。ぱっと見からは分からないけど。ミュージックバンクシステムを採用していて、7枚のCDを連続再生することもできる。これもこのサイズがジャストだよね・・・」

 と、Paoさんは相好を崩しながら、話した。

 「嘱託の仕事はもうやめてね・・・我慢すれば後2年は働けたんだけど、精神的につらくなってきてね・・・もうやめたっ!て感じで・・・これは3年間我慢した自分への褒美だよ・・・この部屋は空いていて全く使っていなかったからね・・・」

 Paoさんは現在63歳である。60歳で定年退職して、その後3年間は1年契約の嘱託で働いていたようである。

 「仕事をやめたから、時間だけはたっぷりとある・・・ここでのんびりと時間を過ごすんだ・・・CDをBGM的に流して、この椅子に座って本を読む・・・」

 部屋にはオットマンとセットになったイージーチェアが置かれていた。部屋に一つあるガラス窓からは甘泉園公園の木々の緑が見えていた。

2019/7/17

4875:第1楽章  

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 風情のある日本庭園を有する甘泉園公園の細い道を歩いていった。「蝉が鳴いていないな・・・」と思った。

 7月の中旬、普段の年であれば蝉が鳴き始める頃合いであるが、低い気温が続いているせいか、蝉の幼虫はまだ地面の中にいて、外に出てきていないようである。

 Paoさんのお宅は甘泉園公園に面している。家の西側の窓からは公園の鬱蒼とした木々を望むことができる。

 木製の門扉を開けて中に入り、引き戸式の玄関の脇にあるチャイムを押した。今ではあまり見かけない白い小さな押しボタン式のものである。

 3回チャイム音が家の中でしたのが、聞こえてきた。ややあって、引き戸式の玄関ががらっと開いた。

 「どうも・・・どうも・・・」という感じで家の中に入った。玄関の上り口は古い家屋らしく段差が高めであった。

 まずはメインシステムが設置されている1階の部屋に案内された。その広さは8畳程。もともと和室であったものを、洋間にリフォームされている。

 リスニングポイントに置かれたイージーチェアに座った。メインシステムには何ら変更はなかった。昨年訪問した時と同じ景色であった。

 YAHAMA NS-5000は、艶やかなピアノブラックである。専用のスタンドに置かれたNS-5000はやはり存在感がある。そのプロポーションは、今では珍しいどっしりとしたものであり、かってのYAHAMAの代表作であるNS-1000へのオマージュであろう。

 Marantz CD34、MARK LEVINSON NO.26L、MARK LEVINSON NO.27.5Lは、縦型ラックにすっきりと収納されている。

 そのいずれもが隙のない素晴らしいデザインを有している。ALL BLACKSのシステムは、全体としてきりっと引き締まった表情をしている。

 私がPaoさんのお宅に初めてお邪魔したのは12年ほど前のことである。その当時のラインナップは今とは随分と違っていた。

 同じなのはCDプレーヤーのみである。このCD34は工藤氏によるフルチューニングが施されている。その数回にわたる改造にかかった費用は100万円を超えたとのことである。

 以前使われていたスピーカーは長岡鉄男氏設計のD-55であった。さらにプリンプはAurex SY-Λ88U、パワーアンプはLo-D HMA-9500を使われていて。

 プリアンプ、パワーアンプ、スピーカーが変わり、そのいでたちは随分と垢抜けた。すっきりとまとまった見た目同様、その音はすっきりとしていて見通しのいいものである。

 まずは、メインシステムで3曲聴かせていただいた。マーラーの交響曲第5番の第1楽章、シベリウスのヴァイオリン協奏曲の第1楽章、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番の第1楽章を聴いた。

 Paoさんは編成の大きなクラシックが好きである。YAMAHA NS-5000はニュートラルな音質で特有の癖が少ない。そういう意味で純粋な変換機能が高いスピーカーである。
 
 クラシックの名曲を聴きながら、Paoさんが最近購入したというサブシステムのことを考えていた。

 「なんだろうな・・・古い日本製のオーディオ機器のような気がする・・・Paoさんが選ぶとすると、スピーカーはもしかしてYAMAHA NS-1000であろうか・・・NS-5000を聴いて、その源流とも言えるNS-1000を聴きたくなった・・・という推理はかなりいいな・・・アンプはプリメインアンプだろうな・・・NEC A-10なんてどうかな・・・Paoさんは長岡教の信者だったはず・・・色も黒だし・・・かなり確率が高いような・・・」

 そんなことを思っていると、名曲の三つの第1楽章が脳内の聴覚中枢を刺激して、去っていった。

 「じゃあ、サブシステムも聴いてみる・・・?」とPaoさんが話を振った。「ええ・・・もちろん・・・今日はそちらが主役ですから・・・」と私は応じた。

2019/7/16

4874:サブシステム  

 「サブシステムだよ・・・サブシステム・・・」

 スマホの向こう側から元気な声が響いた。声の主はPaoさんである。Paoさんから連絡が入ったのは、先週のことである。

 「勢いでね、一式揃えたよ・・・もちろん、価格はずっとリーズナブルだけどね・・・」

 ディープなオーディオマニアは、割と高い比率でサブシステムを有している。メインシステムとは別の部屋にセッティングされていて、メインシステム程には大がかりなものではなく、お金もそれほどかけない。メインシステムよりはより気軽に聴けるのが魅力である。

 Paoさんは、ベテランのオーディオマニアであるが、どうやら最近になってサブシステムを一式揃えたようである。

 Paoさんのメインシステムは、スピーカーが、YAHAMA NS-5000、CDプレーヤーがMARANTZ CD34(工藤氏によるフルチューンバージョン)、プリンプがMARK LEVINSON NO.26L、パワーアンプがMARK LEVINSON NO.27.5Lである。

 YAHAMA NS-5000は、YAMAHAが数年前に新たに発売した高級スピーカーである。最新の技術を使ったユニットを採用してるが、その見た目は往年のYAMAHAのスピーカーの雰囲気を有している。ピアノブラックの塗装は、とても上質なもので艶やかな色合いである。

 その他のオーディ機器も全てブラックである。センターラック方式により整然とセッティングされている。色合いが黒で統一されているので、全体として精悍な表情をしている。

 そういったメインシステムをお持ちであるPaoさんが新たに選択したサブシステムがどのようなものなのか・・・とても気になるところであった。

 「まあ、詳細は来てから説明するよ・・・」

 メインスピーカーを替えた数年前と同じ展開であった。その時も「何にしたんだろうか・・・」と思案した。

 YAHAMA NS-5000にスピーカーを替える前は、長岡鉄男氏設計のD-55を長年使われていた。バックロードホーン方式のキャビネットは、マットブラックに塗装されていた。

 その時も全く予想が当たらなかった。「YAMAHA NS-5000か・・・」とびっくりした覚えがある。

 「サブシステムか・・・なんだろうな・・・想像もつかない・・・まあ、一つだけ確かなことは色が黒ということだけだな・・・」

 そんなことを思いながら、高田馬場駅で降りて、早稲田通りを歩いていった。少し歩くと明治通りとの交差点に達した。

 その交差点を真っ直ぐに渡り、さらに歩いた。連日梅雨空である。雨は降ったり止んだりで、7月とは思えない冷ややかな空気が支配している。

 やや歩いて早稲田通りから左に折れて裏道に入った。大通りから一つ入ると急に静かになる。やがてその裏道は穴八幡宮に達した。

 ついでなので、そのひっそりとした神社の中に入り、参拝した。神社の中はここが新宿区だとは思えないほどに静かである。

 穴八幡宮を出て、神社に接している甘泉園公園を抜けていって、都電荒川線が通っている新目白通りの方向へ歩いていった。

 Paoさんのお宅は甘泉園公園に面している。北隣は3階建ての古いマンションである。南隣は小さな出版社の社屋ビルである。

 Paoさんにとっては実家であり、今は相続して一人暮らしをしている木造家屋はかなり古いものである。その前に立つと、時の流れが一気に遡っていくかのようであった。

2019/7/15

4873:恐縮至極  

 我が家のリスニングルームにあるオーディオ機器はとても古い。スピーカーはTANNOY GRF。モニターシルバーが搭載されていて、キャビネットは英国オリジナル。1950年代半ばに製造されたもので、モノラルの時代のスピーカーである。
 
 アンプはMarantzのModel7とModel2。こちらも完全にヴィンテージ・オーディオである。Model7は1958年に、Model2は1955年に発売された。

 これらの製造されてから60年も経過しているような古いオーディオ機器を使っていると、随分とベテランのオーディマニアかと勘違いされることがあるが、実はそうではない。

 私がオーディオを趣味とするようになったのは実は13年ほど前のことである。しかも、オーディオを趣味とし始めた頃は今とは打って変わって最新鋭のハイエンドオーディオ機器を揃えていた。

 それがどこをどう間違えたのか、オーディオを趣味とするようになってから4年ほど経過した頃から徐々に古いオーディオ機器に興味が向かい始めた。

 やがてTANNOYやQUADといったメーカーの古いオーディオ機器が我が家に迎え入れられるようになってきた。そして、それと並行してとても高価なハイエンド・オーディオ機器は我が家から姿を消していった。

 そんな見た目だまし的なベテランオーディオマニア感が私にはあるので、本当のベテランオーディオマニアの方が我が家に来てくださると、少々心穏やかではない。

 今日は埼玉県加須市にお住いのTさん(2年ほど前に一度お伺いさせていただいた)と茨城県石岡市のお住いのAさん(今年の5月にお伺いさせていただいた)とが、ishiiさんとご一緒に、我が家のTANNOY GRFを聴きに来られた。3名とも筋金入りのベテランオーディオマニアである。

 モニターシルバーが入った英国オリジナルキャビネットのGRFは希少価値がある。ベテランオーディオマニアの方からすると、ちょっと聴いてみたくなる誘惑度が高いようである。

 我が家のリスニングルームは約8畳。妻のアップライトピアノとの同居であるので、オーディオ専用ルームというわけではない。

 TANNOY GRFにとっては、少々エアボリュームが足りない。できれば12畳ほどの広さが欲しいところであるが、贅沢は言えない。

 そんな窮屈なリスニングルームにベテランオーディオマニア3名がゲストとして来訪されたのである。私を含めると4名ということになる。相当きつきつな感じで恐縮至極であった。

 恐縮する要因はリスニングルームの狭さだけではない。自分なりには調整を繰り返しているのであるが、その手法の底浅さを見透かされないかと、やはり恐縮するのである。

 色んな恐縮を感じながらも、お気に入りCDやレコードをかけさせていただいた。クライスラー、シュトラウス、ラフマニノフ、バーバー、モーツァルト、グリーグ、バッハなどの曲が8畳間のそれほど広くない空間を行き交った。

 さらにゲストの方が持参された様々なCDやレコードもORACLEのCDプレーヤーやレコードプレーヤーにセットされていった。
 
 我が家のスピーカーとアンプは製造されてから60年もの年月が経過した古いオーディオ機器である。古い機器特有の美点もあるが、もちろん欠点もある。

 美点と欠点とをしっかりと聴いてもらえたようである。「恐縮至極のOFF会」ではあったが、どうにかこうにか無事に終え、ほっと一安心であった。

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2019/7/14

4872:CA-V1  

 日曜日には雨が降る。ここ数週間、それが繰り返されている。チームのロングライドは中止である。そこで午前中、Anytime Fitnessに向かった。

 Anytime Fitnessは店舗数を増やしている。自宅のすぐ近くにも最近新たな店舗ができた。車で10分ほどの距離である。

 左腰を痛めてから、トレーニングはZwiftではなく、ジムに行くようにしている。ジムのエアロバイクでは、前傾姿勢をとらないので、腰にかかる負担が軽い。

 日曜日の午前中、24時間開いているジムは空いていた。時間があったのでランニングマシーンで早歩きのアップを45分した後、エアロバイクで1時間ペダルを漕ぎ続けた。

 アップしている時は余裕があるので、スマホを眺めたりしている。購入する気はなくてもヤフオクで昔懐かしいオーディオ機器などを眺めるのは、楽しみの一つである。

 40年も前に製造された1970年代の日本製のオーディオ機器が結構な数出品されている。「こんなものもあったよね・・・そうそう・・・」という感じで、懐かしさがこみ上げてくる。

 一つの古いプリメインアンプの写真に目が留まった。それは、YAMAHA CA-V1であった。1976年に発売されたプリメインアンプである。

 1976年というと、私が中学2年生の頃である。その当時、自宅近くの上新電気の2階にはオーディオ機器が展示されていた。

 中学生のお小遣いでは逆立ちしても買えないようなものばかりであった。そんな中にYAHAMA CA-V1はあった。

 精悍なブラックフェイスで、フロント両サイドにはハンドルが付き、さらに「これぞYAHAMA!」と思わせるようなパワーメーターが付いている。

 全体の造形のまとまり方が1970年代のYAHAMAらしく整然としていて目に心地いい。このデザインのレベルの高さは群を抜いていた。

 発売当時の定価は33,000円とのことである。決して高級品ではない。どちらかというとエントリークラスに属しているが、このデザインの美しさはクラスレスである。中学生2年生の私の目には、「宝石」のように光輝いて見えた。

 こういった古いオーディ機器をヤフオクで安く落札して、メンテンスを施して楽しむという趣味も悪くないような気がする。

 多感な頃に心の奥底に焼き付いた憧憬の念は、年数が経過しても色褪せることなく潜んでいるものである。

 「自分ではメンテンスできないので、落札して『響工房』に持ち込んでフルメンテナンスしてもらうかな・・・」そんなことを思いながら、その「黒いダイヤモンド」の姿を一時眺めていた。

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2019/7/13

4871:V60  

 明日の日曜日の降水確率は高い。「Yahoo天気」によると6:00〜12:00までの間は90%である。天気予報通りであると、先週に続き明日もチームのロングライドは中止になる可能性が高い。

 となると三連休の初日である今日、単独でのロングライドに行きたいところであるが、残念ながら今日は義父の墓参に行く予定が入っていた。
 
 霊園は横浜市青葉区にある。車で行かないと不便なところである。我が家で車を運転するのは私のみであるので、私がドタキャンするわけにはいかない。

 「ちょっと自転車に乗りたいので・・・また今度にしよう・・・」とでも口にしたなら、家庭不和は避けられない。

 というわけで、今日は午前10時ごろに家を出て、横浜市青葉区にある霊園に向かった。道が空いていれば1時間と少しで着くが、三連休の初日の土曜日に道が空いているわけがなかった。たっぷりと2時間かかった。

 広い駐車場に車を停めると、すぐ隣にはVOLVO V60が停まっていた。VOLVO V60は最近になって日本でも販売が開始されたVOLVOのステーションワゴンである。

 VOLVOというと、私の様な年代の者には「走る弁当箱」というイメージが強烈に脳裏に焼き付いているが、最新のVOLVOはそういった昔のイメージを完全に払拭する流麗なデザインを有している。

 その姿をしばし眺めた。そのエクステリアデザインはかなり完成度が高い。車としての質感も、以前のもっさりした印象とは次元の違う上質さを持ち合わせているようである。

 「VOLVO V60も一度試乗してみたいな・・・」と思いながら、義父が眠る墓へ向かった。墓参を無事に終えて、帰路に着いた。

 帰路は往路以上に道が混んでいた。途中で昼食休憩を挟んでようやく自宅に帰りついた。往復で4時間以上の車の運転はさすがに少々疲れた。

 リビングのソファでぐでっとしながら、霊園の駐車場で見かけて気になったVOLVO V60の試乗記事をスマホで検索した。
  
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 幾つかの試乗記事を読んでみたが、いずれも最新のVOLVOであるV60については「相当に良くできた車である。ドイツ御三家と真っ向勝負できるクオリティーと・・・」と評価していた。

 V60はDセグメントに属する。Audi ならA4 AVANT、BMWなら3シリーズTouring、Mercedes-BenzならC-CLASS Stationwagonが、ライバルということになる。

 最近のVOLVOは元気がいい。それはXC60やXC40といった良くできたSUVが牽引してきたものであるが、日本ではそれほど注目されることのないステーションワゴンモデルであるV60でも順調な売れ行きを確保できれば、日本でのVOLVOの勢いは更に増していくであろう。

2019/7/12

4870:OUTコース  

 クラブハウスでの昼食休憩を終えて、後半のOUTコースへ向かった。空には灰色の雲が一面に広がっていて、いつ雨が落ちてきても不思議ではないような感じであった。

 1番ホールは398ヤードのミドルホールである。1時間と長めの休憩時間であったので体が少し固まっていた。

 何度か素振りを繰り返して体をほぐしてからティーショットを放った。今日はドライバーショットがあまりぶれていなかった。まずまずの所にボールは飛んでいった。

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 距離のあるミドルホールであるので残り距離は175ヤードほどである。150ヤード以上の距離が残るとグリーンにオンする気がしない。予想通りパーオンはできずに、スリーオンして、そこからツーパットでボギー発進であった。

 続く2番は350ヤードのミドルホール。ここでもドライバーショットはまずまずの出来であった。残り距離は120ヤード。このくらいの距離だとグリーンにオンするような気がするものである。

 ショートアイアンで打ったボールはグリーンの奥にオンした。下りのパットが残った。今日のグリーンは速い。特に下りでは相当神経を使う。

 5メートルほどのパットをそっと打った。ボールはころころと転がりピンそばで止まった。2パットで収めてパーを取った。

 しかし、続く3番ではドラーバーショットを引っ掛けてしまいダブルボギーにしてしまった。またしても前半と同じくパーを取った次のホールで貯金を吐き出してしまった。

 4番ホールは142ヤードのショートホールである。「このくらいの距離ならワンオンできるかも・・・ここでパーを取りたい・・・」そんな欲望で脳内を満たしながら8番アイアインをフルスウィングした。

 するとクラブのネック部分にボールが当たってしまったようで、ボールは右斜め45度に飛んで行ってしまった。

 OBであった。このOBのショックは大きかった。続いて放ったボールもミスショットとなり、このホールは「7」となった。一ホールで4オーバーである。

 この大叩きでがっくりときた。いつもであれば大叩きした後は集中が切れてしまってガタガタと崩れていくが、今日は意外と冷静であった。どうにかこうにか持ちこたえることができた。

 5番のロングではパーを奪い、6,7,8番とボギーであった。最終9番ホールまで来て、10オーバーであった。

 9番でパーを奪うことができれば「46」と前半のINコースよりも一つ良いスコアである。距離は368ヤードである。

 ドライバーショットが良ければパーオンできる可能性は十分ある。今日一日比較的安定していたドライバーショットは最後も大きく曲がることなく飛んでいった。

 残り距離は135ヤード。8番アイアンで打ったボールはグリーン左奥にオンした。「よしっ、パーオンした・・・どうにかツーパット収めるぞ・・・」と思いながらグリーンに向かった。

 速いグリーンに今日は一日苦労していた。「下りだから慎重に・・・」とは思っていたが、欲が前面に出てしまったのか、少し強めにボールにコンタクトしてしまった。

 ボールはするすると転がっていき、カップの脇を通りすぎた。さらに2メートル以上転がってから止まった。

 「しまった・・・」と天を仰いだが、「後悔先に立たず・・・」である。返しのパットも外してしまい、ボギーにしてしまった。

 後半のOUTコースのスコアも前半のINコースと同じ「47」であった。トータルは「94」。「まあ、月一ゴルフであるので、多くは望めない・・・上出来なんじゃない・・・この難しいコースで100を叩かなかったんだから・・・」と思いながら、乗用カートに乗ってクラブハウスへ向かった。その頃になって灰色の空から雨粒がはらはらと落ちてきた。

2019/7/11

4869:INコース  

 今年の梅雨は梅雨らしい梅雨である。連日灰色の雲が空を覆い続けている。今朝も同様であった。

 しかし、天気予報によると午前中は雨が降らないとのことであった。雨が降り出すとしても午後3時以降で、また降ったとしても弱い雨とのことであった。

 「雨には降られずに済みそうだ・・・」そう思いながら、BMW523iの荷室にキャディーバッグを詰め込んで、7時半に自宅を出た。

 集合時間は8時45分である。東京バーディークラブには車で1時間ほどで着く。ロードバイクで山伏峠に向かう際に通るルートを車で走っていった。ゴルフ場には予定通り1時間ほど着いた。

 今日は5組のゴルフコンペであった。随分と久しぶりのゴルフである。昨日は練習場で100球程打った。さらに今日はスタート時間までに多少余裕があったので、ゴルフ場内の練習場で25球試打した。「まあ、こんなものかな・・・」といった感じで悪い感覚はなかった。

 練習グリーンでもパッティングの具合を確認した。グリーンは予想以上に速かった。スティンプメーターは10フィート程とのことである。

 これだけ速いと下りでは相当神経を使うことになるであろう。パッティング練習を終えてから、乗用カートに乗ってINコースのスタート地点に向かった。

 10番ホールは、347ヤードのミドルホールである。朝一のティーショットは少し擦り玉であった。右に出てさらに右に曲がった。

 ボールは右の受け斜面で止まった。2打目は急なつま先上がりであったので無理をせずフェアウェイに戻した。結局スタートホールは3オン2パットのボギーであった。

 無難な立ち上がりであった。11番もボギーでやり過ごし、続く12番は379ヤードのミドルホールであった。ティーショットはナイスショットであった。

 残り距離は135ヤード。9番アイアンで放った第2打は珍しくグリーンを捉えた。ここから2パットでパーを取った。

 「今日はいけるかな・・・」と思ってしまったのがいけなかったのか、続く13番のロングホールでは、第2打と第3打でとんでもないミスショットを連発してトリプルボギーを打ってしまった。12番のパーが台無しになってしまった。

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 その後、パーを一つ取ったがダブルボギーも二つ叩き、前半のINコースのスコアは「47」であった。

 東京バーディークラブは、月一ゴルファーには手ごわい相手である。「47ならまずまずかな・・・」と思いながらクラブハウスへ向かった。

 昼食には「三元豚のカルビ焼き定食」を選択した。後半のスタート時間は1時ちょうどであった。休憩時間は1時間とたっぷりめであった。  



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