2019/6/9

4837:スタート  

 昨日は天気が思いのほか良かった。それゆえか、少し油断していた。朝の4時に起き出して、外を確認して小雨が降っているのを見た時、かなり落胆した。

 しかし、これもヒルクライムレースではよくあることである。一旦下がったテンションをぐっと上に押し返して、準備を手早く整えた。

 布団をたたみ、サイクルウェアに着替えた。朝食を胃袋の中に納め、顔を洗い、髭を剃り、歯を磨いた。

 5合目までバスで持ってあがってもらう荷物の受付時間の締め切りは5時50分である。5時15分には宿を出ないといけない。

 車からLOOK 785 HUEZ RSを降ろして前輪をはめ、タイヤに空気を補充した。ヴィットッリア コルサ スピードに十分な空気を充填して準備は完了した。
  
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 チームメンバーと隊列を組んでスタート会場へ向かった。雨は霧雨になったり小雨になってりで止む気配はなかった。

 預り荷物の受付時間ぎりぎりに荷物を預けてから、スタート会場の周辺の道路を使って30分ほどアップした。

 私のスタート時間は7時20分である。チームメンバー3名が一緒のスタートである。スタート時間が近づいてきたので、スタート会場内の待機場所へ向かった。

 主催者選抜クラスから順にスタートしていく。雨は小止みになっていたが、寒かった。待っている時間は小刻みに体が震えていた。
 
 私たちは6番目にスタートするグループである。5分おきにスタートしていき、いよいよスタートの順番が回ってきた。

 カウントダウンが進み、「スタート!」の号令がかかった。といってもタイムの計測地点までは1.3km程あるので、、ゆっくりと安全に走り出し、計測開始地点まではゆったりとしたペースで走っていった。

 チームメンバーと一団となってのパレード走行は順調に進み、いよいよ計測開始地点が見えてきた。周囲の空気感が変わった。

 その計測開始ラインを越えて、クランクに込めるパワーを増した。「序盤は抑えて・・・雰囲気に呑まれてはいけない・・・」と自分に言い聞かせながら、前を見据えた。
 
 富士スバルラインの料金所手前500m地点からタイムが計測される。料金所までの500mは斜度がきつい。ここで脚を使いすぎてはいけない。

 それは分かっているが、アドレナリンが出るのか、サイコンに表示されるパワーの数値はかなり高めである。

 料金所を過ぎた。「落ち着いて・・・落ち着いて・・・」と自分をなだめた。「先は長い・・・10kmを超えるまでは無理は禁物である・・・」と少し落ち着いてきた自分に心の中でささやいた。



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